【モンゴルからロシアへ自転車旅三日目】挫折して自転車ごとヒッチハイクしてみたら。

モンゴル
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おはようございます!

 

自転車旅三日目です!

一、二日目の記事はこちら

【モンゴルからロシアへ自転車旅一日目】自転車旅はじめました。

【モンゴルからロシアへ自転車旅二日目】大草原の中で水と食料が尽きそうだ。

 

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こんなところです。

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強風で6時頃に起床!

思ったより今日は寒くはないぞ!!!

今日の目的地は約70キロ程先のモンゴル第二の都市であるダルハンだ。

明後日の朝ラジオなのでどうしても今日中にWi-Fiが使えるホテルか、Wi-Fi環境のあるところに移動しておきたい。

 

写真ではわかりにくいが、どうしよう前方に暗い雲がある。

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おそらく雨が降っているだろう。

レインコートやザックカバーはあるが、荷物の雨装備が最悪である。

朝晩とかなり冷え込むので、雨の中びしょ濡れでの走行は避けたい。

日本一周中は雨の日も漕いでいたのだが、ここは日本ではない。

モンゴルだ!!!

基本的に寝るときはできるかぎりの最大の防寒対策をしてぎりぎり耐えれる寒さだ。

テントや寝袋、服などの荷物が濡れるともうゲームオーバーだ。

おそらく一晩中凍えることになるだろう。

風邪もひくかもしれないし、最悪死ぬ。

今後の旅に悪い影響が出るのは目に見えている。

どうしようか。

 

風も強いのでまずは朝からペグをテントに打った。

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これは初めてのことだった。

自分が入っている間は飛ばされる心配はないが、骨組みが折れそうだ。

朝ごはんにラーメンとパンを食べた。

結局雨がちらついてきたのでテントを撤収していたのだが、その最中にテントは風で吹っ飛ばされた(笑)

しかも風の方向は猛烈な逆風になるだろう。

雨も降るし今日は走る気がしない。

以前の俺ならば、昼からでも余裕で70キロくらい漕げたのだが、今の俺には不可能だ。

撤収をしてからゲルの中に避難した。

 

あー嫌だなー。

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完全に俺の心は折れた。

 

もちろん彼らは雨の中でも仕事をする。

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することがないし、もちろん俺も手伝った。

 

みんな「あつし」「あつし」呼んでくれる。

 

ほぼほぼ人力でするし、足場は悪くてかなり危ないこともある。

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7mほどの穴の中に人が入る。

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雨は軽く振ったり小雨になったり止んだり、時折ざーっと降るくらいだが、出発しなくて正解だったかもしれない。

 

 

モンゴル人と相撲をしてみた

休憩時間にモンゴル人青年とモンゴル相撲?をしてみた。

モンゴル人は前からパワーがすごいと思っていたのだが、果たしてどうだろう。

体格は向こうが178センチほどででかく、体重差も20キロくらいありそうだ。

意外にも闘いは30秒以上の長期戦だった。

俺はなんとか相手の片足を取ることができ、最大のチャンスを手にしたのだがそこから動けなかった。

向こうも必死だ。

俺は倒し方がいまいちわかっておらず、苦戦した。

結局俺は転ばされてしまった。

くっそー体の筋肉痛がなければ、、と思ったが言い訳なのでよしておこう。

モンゴリアンパワーを体感したのだった。

 

なんと井戸作業をしていると晴れてきた!

もうこれからは間に合わないだろう。

知らない土地の、異国では暗い中での走行はよくない。

遅いお昼ご飯を食べさせてもらってから出発することにした。

 

あ、自転車でとは言ってないです・・(笑)

 

出発前に家族のみんなと記念撮影!

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ちなみに相撲したのは右から二番目の青年

 

 

いざダルハンへ

さて、ここからダルハンまでは70キロ程離れている。

と言うことで、、

これしかない!!!

 

ヒッチハイク!!!

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「ここの街からダルハンまでバスは出てないの?」と聞くと、

「ないよ」と言われたので仕方がない。

そういえば基本会話は小学校一年生が使う問題集に乗っている絵を使ったり、絵をかいたり、いろいろ工夫する。

「バス」も通じない。

 

相撲をした青年とヒッチハイクだ。

ここからダルハンまで相場は5000トゥグルク(250円)くらい。

 

前にも書いたかもしれないけど、

モンゴルではヒッチハイク(有料)が広く普及している。

 

結局一時間近くヒッチハイクした。

 

何台か止まってくれたんだけど、どれも自転車が載せることはできなかった。

 

自転車のタイヤを取ろう!

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パンク用の工具キットを持っているので安心していたんだけど、、ここで問題が発覚!

タイヤを外すことができる工具がない。

無駄に種類が多くいろんな大きさがあるんだが、どれも小さい。

肝心なタイヤが取れないとは、、意味がない。

もう胸を張って言える!

タイヤ取れないんだったらパンク絶対直せない

なんなんだこの工具セットは使えない。

見た目だけだ。

 

謎に青年がハンドルを外した頃に、、

 

バスが止まった。

 

なんだこのタイミングは!(笑)

 

とりあえず乗り込んだ。

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相場は知っているが、集金係に20000トゥグルク(1000円)要求された。

もう払うしかない。

 

ダルハンまでのバスの中は寝た。

 

ダルハンに着いて、バスターミナルで積載をしていると人が集まってきた。

みんな積載を手伝ってくれた。

が、、みんな笑ってる。

あほな奴がいると笑ってる。

積載完了して、バスターミナルを出発して数分経った頃、、

ズレた。

再び積載していると、警官がやってきて紐を結んでくれた。

すると、なぜだろう。全然荷物が動かない。

やっぱり縛り方が悪かったのかな、その分荷物のバランスは悪いけれど。

午前中に雨が降ったのでダルハンの道路には大きな水たまりや穴が空いているので気を付けて走行しないといけない。

ホテル探しをするのだが、おそらく安宿は少ないだろう。

自転車で走行しながら安そうなホテルを探した。

意外とダルハンは広くて徒歩でホテルを探すのは難しいと思う。

自転車でよかった。

Wi-Fi付きで一泊1500円程のホテルを見つけた。

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日本のビジネスホテルみたいだ。

 

夜ご飯にレストラン探しをしたのだが、外は街灯がほとんどなく、暗くて人通りも少なくて怖かった。

なんとか商店を見つけてカップ麺を買って、帰り道に宿の側に商店があるのに気が付いたし、ホテルにはレストランのようなカラオケバーみたいなのが併設されていて、そこで食べたんだけど思いのほか美味しかった。

柔らかいハンバーグだ。

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これが250円程

 

 

正直に言うと、

二日しかやっていないのに早いかもしれないが、

俺は挫折していた。

もう自転車旅をするのが嫌になっていた。

しんどいし不安だし怖いし。

 

荷物や自転車のせいにすることはできるけど、もちろん自分の問題だ。

 

 

 

でわでわ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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