Te Araroa Day 31 Te Kuiti〜902 campsite(Mangaokewa North Camp Site)
※2023年11月の情報です
※1NZD=約90円
902キャンプ場
7時30分に出発。今日のトレイルはかなりハードらしいが22キロしかないので朝はゆっくりと動き出した。先行者たちが草の夜露をウェアで吸収してくれると期待している。
バックパックには5日間の食料が入っているので、荷物がとても重く感じる。南島の10日間のセクションは食料が入りきるのか心配だ。
昨日の買い出しで増えたものといえば、袋麺が10袋、トルティーヤが2袋で500グラムちょっと、ポテトチップス、ミューズリー1キロ、マッシュポテトが250グラム。卵6個。
テティクティの町を出てトレイルにたどり着く。
いきなり雑草のゾーンに入る。しかもとても背が高い雑草だ。なので、濡れた。
川沿いを歩いて開けたところに出た。ここでイギリス人のハリーが休憩をしているところに遭遇。886.6キロ地点、キャンプには良さそう。
ここから先の森は木漏れ日が綺麗だった。今のところ歩きやすい登山道だ。
草原が続く。
草原に潜んでいる痛い植物を避けながら歩く。どうしてもときどき蹴ってしまう。
森と草原が続く。
思いもよらないところにマッディ、しかも少し深かった。
この先は細くて滑りやすい川沿いのトレイルが続く。木々をかき分けながら登る必要もあった。
途中で道がわからなくなった。これは本当にトレイルなのだろうかよくわからない。やっぱり道を間違えてしまっていて崖を降りてTAルートまで戻った。かなり危ないことをした。
川沿いのピクニックテーブルで休憩しているファビアンとフランチェスカと出会った。昨日はテクイティの先でキャンプしていたそうだ。
私も休憩を取った。靴も靴下も脱いで足を川につける。靴下は川で洗った。トルティーヤでエネルギー補給。
休憩後も険しい山道が続いて草原に出た。
日差しがとても強く、草原が照らされてムワーっとした空気が下から上がってくるのを感じる。かなり湿度が高い。
泥や小川を越える必要がある箇所がいくつかあり、足が短いので背の低い人には難しい道だと歩いていたら、背の高い人にも難しい道があるんだよとファビアンに言われた。
その後の細い道でファビアンと歩いていて、声がしたので後ろを振り返るとフランチェスカが消えていた。
なんと、フランチェスカは約2mほど滑落した。不幸中の幸い、川までは落ちておらず漫画みたいに木々が密集するクッションのようなところに引っ掛かっていた。大怪我してもおかしくなかった。身長190センチ以上あるファビアンと2人がかりで救出した。
旦那さん(ファビアン)曰く、後ろ振り返るといなくなっていたのでちょっと面白かったそう。いや、それどころじゃないだろ!
この危ないトレイルを抜けた先は草原というか丘が広がっていた。よく見ると、オレンジのトライアングルに文字が書いてある。
SOBO FOLLOW THESE TRIANGLES!
急な丘の斜面ををジグザグに登らせる。ハリーもやってきた。
写真を撮りたかったので先を歩いてもらう。
全員揃って道を違えてなんとか修正。GPSの地図はこまめに確認しないとダメだな。
通常、902キャンプサイトの看板も見つけて安心。
看板から約30分と少し歩いて、902キャンプ場に到着。1泊5ドルだ。
シェルターが可愛い。
トレイルマジックのビール
テント設営を済ませて、キャンプファイアー。
ビーガンのマゲルもやってきた。食事事情を聞くと豆をよく食べるらしい。トレイル限定でツナを解禁したらしい。
ここ902キャンプサイトでとても美しい夕焼けを見ることができた。夕焼けに染まる空、キャンプサイト。旅してるなと実感した。これがロングトレイルなのか、贅沢な時間だった。
一応、ネズミを見かけたので食料はシェルターに吊り下げておく。
歩行距離約22キロ