こんにちは!
自転車でモンゴルのウランバートルからロシアのイルクーツクまで挑戦しています!
そんな今日は初日の記事です。
前回の記事はこちら
【モンゴルからロシア】ブラックマーケットで自転車買ったんでチャリ旅に出ます!
今日の目標はとりあえず走ること!
おそらく走っていると課題がたくさん見つかってくると思うので、それを改善していきます。
ちなみに勝手に僕が走ると言っているだけで、走破できるかどうかはわかりません。
宿や装備に関しては前回の記事をご覧ください。
【モンゴルからロシア】ブラックマーケットで自転車買ったんでチャリ旅に出ます!
モンゴルからロシア自転車旅一日目
ウランバートルの安宿トップツアーゲストハウスの朝ごはんを食べてから11時前にチェックアウトしました。
全ての荷物をもって階段を降りる。
荷物は主に、メインバックパック50L、サブバッグ30Lとペラペラのトートバック、そしてマットだ。
メインザックは荷台に載せて、サブバッグは荷台の右側に食料や水を入れたペラペラトートバックは左側へ。マットはメインザックの上に取り付ける。
モンゴルは右側通行で車が自転車の左側を通るため大きなサブバックは右側に付けました。
こうやって、書くのは簡単だが、これらの荷物を取り付けるのに30分以上かかってしまった。
横から
後ろから
なんとか積載ができたんだけど、見ていただきたいのが、右側のサブバッグだ。
地面すれすれ(笑)
さてと、行ってきますか!!!
表情が硬いのは不安のせいかな。
自転車は重くて不安定だけど、何とかいける!!!
自転車旅やったことなかったらきついかもしれないけど。
出発早々縁石にサイドバックを擦ってカバーが破れた。
ウランバートル市内は交通量が多くて走りにくい。
人も車も意味不明な動きをするしスピードが出せなかった。さらにバスが多くてバスは俺と同じ右側を走るのでかなり危なかった。
後ろからやたらクラクションを鳴らされるので振り返ると、なんとメインザックがもうずれていたのだ・・。
再び少し時間をかけてきつく縛る。
壁がないとバランスが悪くて結べない。
少し走ればまたずれて結んだ。
今回はもうゆるむ余地がないように縛った。
スタンドが壊れた。
まだ出発してそんなに時間は経っていないけれど先が思いやられる。
ウランバートルの街中をよくわからない異物が走っているため注目を浴びるがもう目の前のことで必死だ。
ドラゴンバスターミナルを過ぎたあたりから交通量が落ち着いてきた気がする。
さらに進み続けると段々と高い建物がなくなって大草原に近づいてきた。
道路に牛もいるし。
ここまでたどり着くのにそんな距離はないけれど二時間もかかった。
もう昼は過ぎていてお腹ペコペコだ。
14時に適当に何か食べることができそうなところへ行く。
餃子のような肉まんのようなものを5つ食べる。
中には羊の肉が入っている。肉はまあまあ硬くて食べにくい。
一つ約30円。
これはすぐに飽きるんだけど、ボーズというモンゴル料理らしい。
それからまた犬に吠えられながらひたすら走り続ける。
本当に犬は怖い。
自転車から降りると吠えなくなるが、乗ると走って吠えながら追いかけてくるこの恐怖。
噂によると、俺は噛まれて狂犬病の注射を5回打っているので数ヶ月間は無敵モードらしい、いい言い方をすれば。
もう高い建物はなくなった。
高速のような料金所を擦り抜けてさらに進む。
思ったより自転車が進まない。
身体がなまったのか、自転車が悪いのか、荷物の載せ方が悪いのか。
まあ、全てだろう。
去年の俺の自転車で日本一周していたころの俺なら楽勝だろう。
あの頃の感覚はあるけれど、身体が付いていけない。
丘の上にモニュメントのようなものがある。
これは何か意味があるのだろうか。
電車待ちの時は車などが通れないように地面が上がる。
こういったものは海外でときどき見かけることがある。
アジアのどこか忘れたが、一方通行の道で逆走できないような仕組みの道路もあった。
物理的に防いでいる。
ひたすら漕ぐも出発が遅く、ウランバートル市内から脱出するのに時間がかかったせいでもう太陽が沈んできた。
西日が熱い。
ドリンクホルダーに600mlほどのドリンクボトルを付けているのがすぐになくなるけれど、左側に積載している水が取り出しにくい。
積載しているのはいいが、モノを取り出しにくいのだ。
基本的にメインバックをどけなければ取ることができない。これは改善しないといけない。
なんたって積載するのにかなりの時間がかかるからだ。その分防犯はよさそう。
もう建物も何もなくなった!!!
大草原だ!
自転車からのきしんだり異音が気になるところ。
サイドバックもスポークにもあたる。
どれくらいの速さどのくらい走ったのだろうか。
やっぱりサイコンは必要だったかな。
今日は初日だし、あんま頑張らないでおこう。
17時を過ぎたあたりから寝場所を探しはじめる。
正直草原でどこでも寝ることができるんだけど、どこでも寝ることができない。
防犯のためゲルの近くにテントを張らせてもらおうと出発前から考えていた。できれば、犬などの動物も嫌なので柵もあった方がいい。
17時半ごろに建設中の建物の近くにゲルがあるのを発見!!!
柵もあるし、広大な敷地だ。
頼めば敷地内のどこかに張らせてくれるに違いない。
柵のところでおしゃべりをしていた人たちに聞いてみる。
すると、「一年いてもいいぜ」と快くOKをいただけた。
ゲルの後ろにテントを張らせてもらった。
親方が英語を話すことができるので意思疎通は問題なさそうだ。
トイレを教えてもらったのだが、小さいビニールのようなもので仕切られている。少し距離がある。
横からは問題ない。
なぜか道路側からの仕切りがかなり低い。
この黒い板。
おそらく丸見えだろうが少し距離があるので問題ない。
トイレは穴の上に木の板があるだけだ。
入り口の向きをかえようとは誰も思わなかったのだろうか。
明るいうちにやっておきたいことがある。
それは補修だ。
自転車日本一周している人の多くがサイドバックであるオルトリーブのそこやサイドをテープ等で補修している。これらも縁石にぶつけて破れるからだ。
破れたサイドバックというか、リュックのカバーをただのテープで補修する。
モンゴル人はこういったビニールテープをよく使うことは知っていた。
移動の時など荷物をビニールテープでグルグルに巻き付けたり、二つの荷物を一つにまとめたりしていたのだ。
ここはモンゴル。
日本みたいに便利グッズや欲しいと思ったものがなかなか手に入らない。
これから俺もモンゴル人みたいにこの薄いビニールテープとともに生きていこう。
ちなみに日本一周の時はかなり結束バンドに助けられていたのが懐かしい。
自転車日本一周のブログも時間があってWi-Fi環境がいい時にこのブログに移行していきます。
それまでに、もし見たいという方がいましたら自転車日本一周当時のブログをどうぞ。
インドで40円程で買っていた野宿用のレジャーシートをテントの下に敷くグランドシートにしようとしたが長さが足りなかったので、ビニールをくっつけて延長した。
このでかいビニールは応用が利きそうだ。
テントの中はこんな感じ。
思ったより広い。
夜は寒いのでブラックマーケットで購入した分厚いヤクの靴下が役立つ。
そして晩御飯はカレーラーメン!
食べ終わって、中にバターを入れてパンに付けて食べると美味しい!!!
今思えばこの火力と鍋とガスボンベで1000円くらいだったからかなり安かった。
親方がかなり優しくて、水はあるか、食料はあるかとなど、何か困ったことがあれば何でも言ってくれ、ゲルで寝てもいいぞと言ってくれていた。
ゲルに招待されて、コーヒーをいただいて家族と交流した。
みんな英語はほぼほぼ話せないけれど、それでもなんとかジェスチャーで交流できる。
「モンゴルはどこでも安全だ、でもロシアは危険だぜ」と言われた・・。
ゲルの中は暖かく、テレビもあって相撲が付いていた。
家族の中で少しだけ日本語を話せる人もいた。みんな日本が大好きだそうで本当によくしてもらった。
「おやすみ」と別れて寝ていると、
22時半頃にテントまで、スープを持ってきてくれた。
味付けが日本の味に似ていてなんだか懐かしかった。
何だかんだモンゴルで俺が一番使ったモンゴル語は「サッツン バイルッラッ」だ。
意味は多分、「お腹いっぱいありがとう!」だ。
ゲルから聞こえてくるテレビを聞きながら寝たのだ。
星もきれいだった。
一日目おわり。
走行距離約50キロ
出費150円
でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。