【アーメダバード】狂犬病⁉インドの犬に噛まれておっぱい。

インド
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おはようっすー。

 

ブージ23時発アフダマーバード行きの夜行バスに乗るために、10時半前に宿を出た。

 

俺は知っている。

 

宿の周辺の小道にたくさん犬がいることを、、。

 

ブージのCITY GUESTHOUSEからちょっと大きな道ってほどでもないけれど、車2台が楽に通れる道に出るまで3分近くかかる。

 

実際にはそんなにかからないかもしれないが、恐怖心でそのくらいに感じる。

 

まずはその道に出るため、、犬が大量にいる小道を歩かなければならない。

 

もちろんこの時間帯、小道の人通りは0だ。

 

自分の身は自分で守らなければならない。

 

俺はクーリー村のちびっこたちから学んだことが一つあった。

 

それは犬の撃退方法、つまり犬を追い払う方法だ。

 

犬は5歳くらいの小さな子供を見つけるとちょっと強気になって、一人になったすきに近づいてちょっかいかけようとする。

 

すると5歳くらいの子供は地面から石を拾い上げて、犬めがけて投げつけたのだ!

 

しかし5歳の投力弱く数メートル先に石が落ちるのがやっと、、。

 

だが、意外なことにこれがかなりの効果を発揮していたのだ。

 

それ以降、犬はおびえて子供たちに近づかなくなった。

 

まあ、これは昼間の話なんだけど。

 

さてさて、これからは夜の狂暴化した犬に対しての実践編である。

 

これまで俺が教えてもらったのは近づいてもう吠えられちゃった、、どうしようって時には腕を頭上にあげて振りかざすふりをするというのだった。

 

これでも防げるかもしれないけれど、この方法だと一旦は怖い思いをするということであまりやりたくない。

 

だから犬が遠く、肉眼で敵意を確認できた段階で石を投げる。

 

そうすると、、犬は走って逃げていく。

 

そのためにも石のストックは大事。

 

一回投げておくと投げる振りもかなり効果的だった。

 

もしそれでも向かってくるようだったら、物理的にぶつけて倒すしかないような気がする。

 

この方法でなんとか小道を脱出することができてちょっと大きな道に出た。

 

ここまで来ると、人がちらほらいるので少し安心。

 

犬が吠えてくると、基本的には地元の人が助けてくれる。

 

そうして、バス会社の所へ行くだけなのに、やっとたどり着くことができた。

 

11時前にはバスオフィスに到着。

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俺の嫌いな「WAIT」とだけ言われて、待つ。

 

ダメもとでWi-Fi使っていい?と聞くとやっぱり駄目だった。

 

バスの時間になって雑な案内してもらい、バスに乗りこむ。

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っていうか、結構前にバス来てたじゃないか!!!というのは、もうおいておこう。

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あとは寝るだけ、、

 

な、はずだったが、、(笑)

 

出発してしばらく経って感じてきた尿意、、。

 

夜行バスって休憩あったっけ、そう考えて紛らわそうとしたけど無理だった。

 

ここで漏らすわけにはいかないので、運転手と添乗員にトイレ行きたいっていうと、

 

「2ミニッツ」

 

おお、、まじか、、こいつら、、

 

インド人の1ミニッツでもかなり長いのに2ミニッツと予想外の返答がきたから俺は驚いた。

 

停まってくれるだけも感謝しないといけないのに。

 

10分経っても停まる気配を見せない、、。

 

こいつら、、楽しそうに談笑してやがる、、

 

絶対忘れてるわ。

 

料金所みたいなところで少し列になっていたので、ここで降ろせって言って立ちションできて問題は解決した。

 

そんで翌朝にはなぜかバスはトゥクトゥクドライバーたちに先導されて道路わきに駐車してアフダマーバードへ到着したのだった。

 

が、この町で新たな問題が起こる。

 

バスから降りてトゥクトゥクドライバーが待機しているのはもはや問題なんかじゃなくって、とりあえずアフダマーバードの駅に行ってもらった。

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クロークルームにでかいザックを預ける。

 

ここからの予定はまだ決めてなくって、次にウダイプルに行くか、それとも一気にジャイプルまで行くかだった。

 

鉄道の予約オフィスへ行くと5日後くらいまですべて電車はいっぱいだったので電車での移動の選択肢をまず外した。

 

最終手段は鉄道のジェネラルクラスなんだけど。

 

先のことは置いといて、駅から2キロくらい離れたところに階段井戸というのがあるらしく、歩いて見に行くことにした。

 

インドの犬に噛まれる

 

線路を超えるための橋の所で事件は起こった!!!!!

 

そこは車の交通量も割と多くって、道路わきには路上生活者も多く、歩ける道はそんなに広くはない。

 

朝の7時半ということで前に犬が寝ているのが見えた。

 

普段からインドでは寝ている牛や犬の横を通ることはよくあることで特別な光景ではなく、あまり意識はしていなかった。

 

いつも通りその横を通り過ぎようとしたときに、、

 

不意打ちで、、

 

ワンっと急に俺の左ひざを一瞬噛んできたのだ!!!!!

 

突然のことで俺はびっくりした。

 

そして1,2秒経って、俺は犬に噛まれたんだと認識した。

 

犬は俺から少し離れたところにいる。

 

まず俺は自分の左ひざを見た。

 

そしたら少し血が垂れていている。

 

噛まれたことを再認識して、イライラが沸いてくる。

 

路上生活者たちもこの光景を見ていて、まさか犬が噛むなんてと唖然としていた。

 

俺はあの犬に復讐をしてやりたい、一発くらい奴の腹を蹴飛ばしてやりたいと復讐欲が出てきて犬の方へ速足で向かう途中で、

 

路上生活者は勘づいたのか、俺を阻止して、ただ「GO」と言ってきた。

 

少し冷静に戻り、狂犬病の心配もして、持っていたのは水ではなく、ORS水(OS1みたいなもの)しかなかったので、しょうがなくそれで左ひざを洗った。

 

傷口は大きく分けて3か所でどれもそんなに大きくなかったので、自己判断でまずは階段井戸とそこへ向かった。(あとで知ったことだけどその時間はどっちみち病院は開いていない)

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アフダマーバードは交通量も路上生活者も多かった。

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それよりも少し他の地域と違うなと感じたことが一つあって、外でベッドで寝ている人がとても多かった。

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大通りから一本入ったところや住宅街みたいなところでは特にそうだった。

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まだ朝8時にもなっていないので、ごろごろしている人も多かった。

 

道を聞きつつ階段井戸を目指す。

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階段井戸はなんだかかっこよかった。

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入場料もいらないし、犬に噛まれたことをIMG_0811除けば来てよかった。

 

ゲームの中の世界に入り込んだみたいで、こうもりもたくさんいた。

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こいつらも一応狂犬病のウイルス持っている可能性はあるので油断はできない、暗いし。

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インドではどこでもいるがここにも、リスはいた。

 

誰かが捨てたゴミがなければいい写真だっただろうに。

 

 

階段井戸の近くにあるモスクがちょっとかっこよかったので寄ってみた。

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そこには一人のまじめそうなイスラム教徒がいて案内してくれた。

 

階段で上へ上がり景色を見た。

 

炭工場が近くにはあり、スラムまではいかなさそうだけど、貧しそうな地区が広がっていた。

 

そして真下を見ると、、

 

(日本にいるイスラム教徒に怒られそうなので、モザイクをして書くと、)

 

そこには、お〇ぱいがあった!

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案内してくれているイスラム教徒はそこに飛び降りて、俺に写真を撮ってくれという。

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俺もお〇ぱいに飛び降りて後に続く、、

 

お〇ぱいから降りて再びパシャリ。

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もう一つの建物も案内してくれて、

 

これはお墓だという。

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ごく最近の人のお墓というよりは、だいぶ昔の人のお墓のとのことだった。

 

別れ際に「足どうしたんだ」と聞いてきた。

 

「犬に噛まれた」というと、、

 

深刻そうな顔をして、、「病院に行って注射を打たないと」と言われた。

 

地元民に言われたらやっぱり行くしかないな、病院に行くことにした。

 

めんどくさいな、、インドってだけでめんどくさいのに、インドの病院となればさぞめんどくさいんだろうな、、と。

 

ちょうど、市民病院の標識が見えた。

 

その辺の人がちょうどちょっとだけ英語話せる人だったので訪ねてみた。

 

「駅近くの病院と、この標識の市民病院ってどっちがいいんだ」と。

 

そしたら「市民病院」と即答してきた。

 

近くにオートリキシャ(トゥクトゥク)がいたので交渉してもらい、30ルピー(55円程で)市民病院まで行くことができた。

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病院の近くや敷地では苦しんでいる人が多数いて、

 

病院に入ると、ある診察室かわからないけど、長蛇の列ができていたり、多くの人がいた。

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ちょっと英語の話せる警備員を味方につけてどうすればいいんだといろいろ教えてもらった。

 

まずは診察カードを作らないといけないらしい。

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さすがのインドでも「はいはい、犬に噛まれたんですね、じゃ注射打っときますか」ブスッっとそんな軽い感じではいかなさそうだ。

 

列に並んで9時に受付が開くのでそれまで待って診察カードを作った。

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費用は5ルピー(9円)

 

あとここは政府系の病院なのでその他の費用は無料だそうだ。

 

まずは医者がたまっている机で症状とかを書いてもらう。

 

「傷口が小さいから注射せんでもいけるんちゃん?」って念のため聞いてみたところ、

 

やはり注射は必要とのことだった。

 

インドでは一つの少し大きな机に医者が4人ほど座って、相談しながら記入していた。

犬に噛まれたら当日24時間以内、3日後、1週間後、2週間後、28日後と5回も注射を打たないといけない。

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そしてほかの部屋へ行くように指示される。

 

これがまたわからない。

 

病院はでかくていっぱい部屋がある、、。

 

人に聞きながら、指示された部屋へ向かう。

 

体調が悪い時は政府系の病院はいろいろ逆に疲れるので私立の病院へ行こうと思った、、。

 

おそらくここは注射の部屋だ。

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インドだから衛生面や技術面が心配だったが、当たり前のことだが新品の注射器を使ってくれた。

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初回は右と左の肩の少し下あたりに2か所注射した。

 

インフルの予防接種みたいな感じだ。

 

使い終わった注射器はきちんとその場で機械で壊していた。

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看護師に「傷口はどうしたらいい?」と聞くと、

 

「その辺の蛇口ででも洗っとけ」と言われたから、

 

注射前のアルコールのコットンをもらって消毒もできるしなと拭いておいた。

 

病院を出て駅方面へ行く乗り合いのリキシャで駅に向かった。

 

クロークルームで荷物を引き取り、

 

今ならまだ明るい時間に到着しそうだしウダイプルへ行くことにした。

 

 

インドは狂犬病大国です。

リアルタイムではしっかりと5回の注射は終わりました。

5回中3回は政府系の病院なので無料。

2回はメディカルストアで狂犬病のワクチンを購入して注射してもらった。

基本的に超ド田舎に行かない限り、病院またはメディカルストアで300ルピー以内(600円)で打つことができます。

日本だと1万くらいするらしいですし、大都市にしかなさそうです。

インドだと旅しながら各地で注射を打つことは可能でした。

アフダマーバード、ジャイプル、アムリトサル、コルカタ、イターナガルで打ちました。

不幸中の幸いということにしておきますね。

 

 

 

でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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