サラーム!(パキスタンのあいさつ)
今日はラーワルピンディーのメトロ終点のサダルへ行ってみたいと思います。結局サダルの散策は特に何もせずスラム街に行き当たってしまいました。
ピンディーは首都イスラマバードから約20キロ離れたパキスタン第3の街です。カラチが最大で、次いでラホール。ちなみに首都のイスラマバードは第10の街。
首都なのにと思われるかもしれないが、もともと首都は南部のカラチに置かれていた。その後、カラチはアラビア海から近すぎだしカシミールからの距離も遠いという防衛上の理由からイスラマバードに遷都された。
イスラマバード建設中は、ピンディーが暫定的に首都になっていたためその間に人口も増えパキスタン第3の都市までのし上がったのだ。
イスラマバードは人工都市なのだ。道路めっちゃ広い!!!
そしてピンディーは下町感が残る。
ラーワルピンディーのスラムを見学!
滞在しているのはイスラマバードなのでメトロでラーワルピンディーの終点サダルへ行きます。
先日のカメラ散歩でビーサンが壊れてしまったので急遽ペシャワールサンダルを買いました。
これは同室だったパキスタン人が「ピュアレザーではない」と言っていたので、またパキスタンから出る前にかっちょいいペシャワールサンダルを買います!
メトロでサクッと到着してしまったサダルですが・・・とくに面白みはなかった。
なので、駅のほうへ歩いていきます。
そしてテキトーに歩いていると・・・!
川の対岸にスラム街?を発見!!!
人にはまったくおすすめできないけれど、当時のぼくは旅中に刺激とただの好奇心を満たしたかったので、わざわざ遠くまで歩いて対岸に渡るための橋を探してまわりこんでスラムへ突撃することにした。
改めてまわりこむと緊張するな。
やはり部外者というかもはや異端者のような風貌のぼくがこの土地を歩くのは目立ちすぎる!
一応いろんな土地を歩いてきた経験から、コソコソするんじゃなくて、堂々と笑顔であいさつもする。わざわざここにやってきたんじゃなくて偶然通りかかったんだよみたいな。
入口で数人に挨拶をする。特に危険ではなさそうなので先へ進む。
こどもが椅子に座っていたのだがよく見ると車いすに改造していた!たしかに軽くてある程度頑丈なプラスチックの椅子は車いすにはいいのかもしれない。壊れれば取り換えればいいだけだ。
娯楽スペースにビリヤードがあった!
ここでだいぶスラムの人たちとは打ち解けた気がする。「ペプシ飲むか?」とか聞いてくれた。もちろん断ったけど。
スラム街というと、怖いイメージがやはり先行してしまうが僕の経験上は心優しい人も多い。(だからと言って行くことを決して推奨しているわけではない)
また、スラム街を歩き進む。
おそらくだけどトイレはこの川沿いにある小さな布の仕切りだ。身体はどうやって洗っているのだろうか。政府からの支援は受けているのだろうか・・・。
アフガン難民なのかと思って聞いてみたが、違った。
そういえばイスラマバードかピンディーにクリスチャンのスラム?地域?もあるらしい。
たしかにラカイン州を訪れて、まずはただの好奇心で難民キャンプを見てみたいといった気持ちはあった。
しかし、コックスバザールまで行ったが連休と重なってしまい安宿が見つからずに、結局クトゥパロンなどの難民キャンプには行かなかった。そういった気持ちもあって来てみたかった。厳密には難民キャンプとスラムは違うと思うが。
まぁ、スラムの人々が優しく迎え入れてくれてよかった。
まさかここはヒンドゥー教徒のスラムなのか?聞くの忘れた。
たしか、ラーワルピンディーにはかつてヒンドゥー教徒が多かったと聞いたようなどうとか。現にヒンドゥー寺院は地図上よくある。
スラムを抜けて、墓地に出た。
おしゃれなおっちゃん。
渋いおっちゃん
また、旧市街のほうへ行きテキトーにぶらついた。まあまあ歩いた。
ってか、パキスタンのこどもってこんな表情できんの!
おしまい。
次々回からはパキスタン北部の旅がはじまる!
最後まで読んでいただきありがとうございます。