こんにちは!!!
早速ですが、
むかつくことがありました。
いや、それよりも自分の情けなさ、貴重品管理の甘さが露呈し、とても悔しい思いで溢れています。
貴重品の中に偽札がありました。
現金の管理が甘く、今まで気が付きませんでした。被害額200ドル。
ドルへ両替したのは、タンザニア両替所、カンボジアのATMしか思い浮かびません。
偽札がスペイン語表記から南米の宿か両替所の可能性あり。 pic.twitter.com/OM5AzdRSd8— あつし@世界一周 (@jamesiete) 2018年5月3日
タンザニアの両替所ではドルへ替えていなかったです。
200ドルです!!!
僕みたいな貧乏バックパッカーにとっては大きい被害!!!
200ドルはペルーの1ヶ月の宿代または、ご飯100回分の価値があります。
ショックすぎて、立ち直れません。— あつし@世界一周 (@jamesiete) 2018年5月3日
僕は悔しすぎて、ショックで立ち直れない。
どうしたのか。
偽札で200ドルを失ったので、憂さ晴らしに服買いました。これからアマゾンへ行くのでジャングル柄(笑)ペルーにしては高くセール価格で約5000円。
明日はジム行って、髪きろうかな(内側)
お金は失ったけど、ケチらず使わなあかんで!!! pic.twitter.com/ohOhdoTRWM— あつし@世界一周 (@jamesiete) 2018年5月5日
文章に直して気持ちや出来事を整理して、また同じような被害者が出ないためにも、反省点や対策についても考えていこうと思います。
他人事だから自分は関係ないよ、
と思っている、あなた!!!
いつ自分が被害者になるのか、または気が付かぬ間に加害者になってしまうのか、わかりませんよ。
ぜひ、今回の記事を読んでください!
偽札発覚の経緯
現在南米のペルーにいます。
ペルーではBanco de la NacionでATM手数料無料で現地通貨の引き落としができますが、僕は主にデビットカードを使用しているためカード手数料等がまあまあ高いんです。
今回あまりお金は必要ないだろうと、100USDだけ、両替所にて両替に行くことにしました。
貴重品袋(マネーベルト)にドルとユーロを入れています。
僕は100ドル札を4枚持っていて、そのうちの2枚の異変に気が付きました。
なにか、模様が印刷されている。さらに横にはスペイン語でSinなんとかって書いていた。おかしいなと思いながらも、まあ記念硬貨とかあるから何かの記念で紙幣に画像を印刷したんだなーくらいしか思いませんでした。
一応、表裏面を見たんですが、紙幣に詳しくないのでわかりません。
紙幣の触った感覚も色も若干違うかもしれないんだけど、外国の紙幣って汚いのとかヨレヨレなのも多いし、こんなもんかと思った。
両替所へ行き、その100ドル札を差し出すと、もちろんチェックされます。
やはり絵のことを指摘され、紙幣の横にあるスペイン語のところを指さされました。
どうやら、これは偽札で使えないとのこと!
偽札が使えないのは当たり前なんですが、自分がまさか知らない間に偽札を持っていたことに驚きを隠せません!
スペイン語の「Sin valor legal」は、日本語で「法的に価値なし」と言う意味。
「法的に価値なし」って、なんで俺が持ってるんや!?と発覚しました。
手口は?どのタイミングですり替えられたのか
これがまだあまりわかっていないんです。というか、わかりません。
僕は日本でUSドルに両替して行っていたので、あまり海外でUSドルを換金していません。
ただ一度だけ、カンボジアのATMでUSドルを引き出した記憶はあります。
他に、心当たりがあること、カンボジアで病院へ行った際、そういえば日本人宿の日本人スタッフにロッカーの番号を教えて、貴重品袋を持ってきてもらったことがある。
これはかなり緊急時だったので仕方がなかった。頭がまわっていなかった。
あの日本人はいい人だと信じたい、疑いたくない。
それに、病院から帰って来て1週間以上その宿に滞在していたので、そんなリスク高いことはしないはずだ。
このカンボジアの件は2017年1月なので、さすがにこれまで一年以上「偽札」に気が付かないわけはない。
そしてカンボジアに出回っている偽札は、この偽札ではない。
↓の写真の偽札だ。クオリティは高い。
カンボジアでは旧正月に紙幣や大切なもの(コピー)を燃やす習慣がある。だから、露店で偽札が普通に売っていました。
【カンボジア】お金を燃やす!?獅子舞!?旧正月のシェムリアップ。
アフリカではビザ代をドル払いで払うことが多くあった。
基本は50ドルくらいで、100ドルを見ることはないんだけど、カイロで申請したスーダンビザが100ドルしたはずだ。そのときに偽札を持っていれば気が付いた可能性はある。
しかし、その時までにどこかのタイミングで偽札を持っていたとしても、まあまあ巧みに作られている偽札は、まさか自分が持っているはずないと思い込んでいるため気が付かないだろう。
ドルは自分が払うことがあっても、両替所やATMから手に入れることはまずない。
今回、気になる点は、偽札の左端にスペイン語が書かれていたことだ。
可能性としては、南米ですり替えられ可能性が高いと思う。
ただ、南米ではビザ代は払っていないし、USドルを引き出したり両替してないのだ。
自分は貴重品袋の現金については触っていない。
基本的にカードで現地通貨を引き出していたため。
考えられるのは、南米の宿だ!
南米の宿で荷物から貴重品を抜かれる話はよく聞く。
今回もそれじゃないのかと考えている。
思い返せば、ブラジルの宿でチェックアウト後にロッカーを使っていて、気が付けば僕の荷物がレセプションで預かられていたことがあった。南京錠(4桁の)で鍵をかけていたはずなのに、そしてナップサックの紐の所に再度南京錠が付けられていたのだ。
貴重品袋の現金等に関してはその際に確認したはず。(偽札と気が付いていない可能性はあり)
南京錠も完璧でないことは知っている。
詳しくは書かないけど、トンカチで上から叩けば開くことがあるらしい。
ロッカーに細工をしてあるところもあるらしい。
または、南米の個室に泊まっていた時か。
例えば、ウユニ塩湖の宿なんかは個室だ。ウユニのツアーに行っていれば、宿の人は不在の部屋をマスターキーやスペアキーで開けて、部屋に侵入することは可能だ。
ウユニの宿は可能性が高い気がする。
さらに、同じ100ドルの偽札がウユニのATMから出たらしい、二人から聞いたので本当だろう。
南米の個室の宿の場合、安宿でもルームサービス(部屋の掃除)があるところもあった。
ドミトリーももちろんセキュリティーが甘い。
僕はロッカーのない宿は、よくバックパックに南京錠で鍵をかけて貴重品を入れていることがある。
僕のカリマーのリュックは防犯性が高く、チャックのところが重なるようになっている。
極論、切られたらなんでも終わりなんだけど。
ポテチ開けって知ってますか!?
この画像のチャック、一瞬で開くんですよ。
しかも、開けてから、また何事もなかったかのようにきれいに閉めることもできるんですよ。
先ほども書いたように、僕のこのチャックは普通のチャックよりも開けにくいんですけど、3秒以内で開きます。
通常のチャックだと本当に一瞬で開きます!
しかも、発見が遅れるように、特定が難しいように、偽札を挟んでおいたのではないだろうか。
反省すべきこと、これからの対策(貴重品の管理、偽札)
起こってしまったことはしょうがない。
しかも、現金なのでもうどうしようもない。
今回、「あーやっちまったーうっぜー、犯人見つけたらぶkkす」という、気持ちと同時に、やはり「悔しさ」があったんです。
悔しさの正体は、自分の貴重品管理の甘さを再認識したからで、もう一年以上海外を旅してるし、俺は大丈夫と思い込んでいたから。
そして、考えると、ぞっとしたことがあって、
「僕は被害者だけではなく、知らぬ間に加害者になってしまっていた可能性があること」
つまり、僕が偽札と気が付かず誰かに渡せた可能性があったことだ。
もしかしたら旅先で出会った友人に渡してしまっていたらなんて考えると、本当に怖い。
少し前に旅仲間がメキシコペソが数万円分残っているからドルに両替してほしいと言われた。そのときは、まだ先のことだからって理由だけで、断った。(多分行くけど、100%行くかわからないし。)
もし、そのとき偽札持っていて、そのことお互い気が付かないまま両替してしまっていたら、なんて考えると・・・。
僕は貴重品の管理が甘かった。
そもそもいくら現金を持っているのか把握していなかった。
それは財布の現地通貨も貴重品袋のドルやユーロもだった。何ドルを何枚持っているのか把握していない。
だいたいの金額は把握しているが、詳しくはいつも知らないので、こっそり少し抜かれても気が付かない。
貴重品の保管場所に関しても甘かった。
ホテルやゲストハウス併設のロッカー、自分の南京錠を信用していたり、外出時に南京錠でバックパックに鍵をかけ貴重品を入れっぱにしていたことが多々あった。
ロッカーは細工される可能性もあるし、南京錠は突破される可能性はあるし、ホテルの部屋は合いかぎで開くし、バックパックはポテチ開けで開く。
盗難宿があるということは知っていた。
アフリカや南米という土地柄、強盗も怖いこともあって、貴重品をあまり持ち歩いていなかった。
ナイロビなんかの治安が悪いであろう強盗多発地帯は宿に置いておいた方が安全な場合はある。
その際は信用できる宿に泊まる必要があるが。
一番は外出するときはもちろん、トイレ行くときもシャワー浴びるときも、常に貴重品から目を離さないことが重要だ。
現地の人だけではなく、他の旅行者にも気を付ける必要がある。
それは日本人も含めてだ!
バックパッカー以外あまり広まっていない情報だと思うけれど、
実は今年の南米でも日本人の男が盗みや盗撮とか悪いことを続けながら旅をしていたくそ野郎がいた。
だから、悲しいことに、今や日本人宿ですら安心ができないかもしれない。日本人宿はみんなセキュリティーが甘くなる傾向にあると思う。僕もそうだ。
こんなことされたら、本当に人間不信になる。
旅をする上では、人を疑いたくなくても、疑わなくてはならないのだ。
ATMに関して。
ATMからは基本的に偽札が出ることは稀だと思う。
しかし、実際にウユニのATMで100ドルの偽札が出たと聞いたりした。
ネットで調べてもいろいろ出てきたりする。
ATMのお金は信用しがちだけど、確認するくせをつけよう。
両替に関して。
これが一番偽札等を掴む可能性は高い。
当たり前の話、両替で受け取るその紙幣が偽札ではないかしっかりと確認しよう。
はじめて見る通貨の場合は難しい。事前にその国の通貨紙幣のことをネット等で調べておく、両替時に他の現地の人に聞いてみる。
チェックする点は二つある。
「偽札かどうか」「その国の紙幣であるかどうか」
実は僕は4年前ハンガリーでハンガリーフォリントを手に入れたつもりが、ベラルーシルーブルに替えられてしまったことがあるのだ。30ユーロが50円程になりました。
だから、本物のお札であっても、どこの国の札か確認もしよう。
特に、銀行でない両替所や路上での両替ではかなり気を付けよう。
海外では日本と違って、想像以上に偽札が出回っています。
現在いるペルーでも高額紙幣の偽札、偽硬貨が多く出回っているらしいです。。
ペルーの5ソルの偽物。本物と見比べても触ってもわからなかった。下が偽物だそう。
100ソル札の偽札が多く出回っているらしく、壁に擦り付けて色が付けば本物。
チケット売場の壁には100ソル札の跡が多数ある。赤いのは僕の50ソル札の跡。 pic.twitter.com/UZsnKZISUx— あつし@世界一周 (@jamesiete) 2018年5月3日
僕が今回失敗して、とても悔しかったので、みんなにはこういった被害に遭ってほしくない。
今一度、自分の貴重品管理を見直してほしい。
そして、現在自分が偽札を持っていないかも確認してほしい。
もしかしたら、自分が偽札を持っていることに気が付かなかったら、自分が被害者だけでなく、加害者になるかもしれない。
※今回、もし南米の宿でやられていた場合、かなり手が込んでいるので、常習的に犯行を行っている可能性があります。まだ、現在も犯人は見つかっていないと思いますし、再び犯行をする可能性はあるということです。
まとめると、
両替時によく確認をする。
人、宿、ロッカーを疑う。
貴重品は常に目の届くところに置く。基本的には常に身に着ける。
そういった面では、マネーベルトはとても有効な手段だと思う。
(僕は持ってるけど身に付けてないのでえらそうには言えないが)
それでは、みなさん貴重品管理に気を付けて、楽しんで旅を続けてください。
でわでわ。