タシデレー!(チベットのあいさつ)
夜、ワールドカップ日本対ベルギーの放送を見る気満々だったのに、テレビがなくて見れなかった。
中国人やチベット人はワールドカップ興味ないのかなー。
翌朝、ユースホステルに移動した。
前の宿は水回りが本当に終わっていたので、選択やシャワーを浴びる。ちなみに、東チベットではお風呂やさんというかシャワーやさんはある。温泉も場所によってはある。
昼ごはんは昨日の店で食べた。アホほど多いチャーハンをなんとか食べきった。
リタンの町を散策する。昨日夕方に到着したので、わからなかったのだが昼過ぎの町は活気がある。しかも、なかなかの都会だった。
やっぱり、ちべっとの男たちは渋くてかっこいい。
昨日少し町外れ(といっても2キロ以内くらい)を歩いたけど、、少し外れるだけで、やっぱ全然雰囲気が違うと実感する。
あの「タシデレ」のあいさつがないのはなんか寂しいな。
でも、こちらから言ってみると、みんな笑顔で返してくれる。
リタンの人々の素朴さや温かさは本当に心安らぐ。
突然の豪雨を銀行の中で雨宿りをして、
白塔公園へ向かう。
仏教において、もっとも丁寧な礼拝方法の五体投地をするスペースがある。
両手、両膝、額を地面に投げ伏せる。
ここでは痛くないようにマットなどがあった。
ぼくも見よう見まねでやってみました。信仰心がないので、やり続けるのはなかなかしんどいです。
外で五体投地しながらコルラする人も少なくない。ラサまで、またはカイラス山を五体投地しながら巡礼するひともいる。
その奥には巨大なマニ車があって、人々は熱心にマニ車をまわす。
また公園の中にもコルラするルートがあって、写真を撮っていると、チベット人のおじさんに「一緒にコルラしよう!」と誘われて、何周かぼくもコルラした。
マニ車がまわっていたらそうでもないけれど、まわっていないマニ車を押して回転させるのは意外にも力がいる。チベットの方たちは本当にていねいに一つずつマニ車をまわしていく。
しかも、1キロ以上まわしながら歩くのでいい運動になるんじゃないかなと思う。お年寄りが多いし。
そうやって地元の人にまじってしばらくコルラをしていると、青空が見えてきた。
※コルラは、ぐるりと回り歩くこと(時計回り)
チベットの方々の熱心にチベット仏教を信仰する姿を見ることができた。
鳥葬の下見に行く
また、チベット仏教では鳥葬の文化もある。
ぼくはこれが見たくてリタンにやってきたといっても過言ではない。
月・水・金の早朝に鳥葬は行われる。もちろん、亡くならないとない。
明日が水曜日で、鳥葬場所は街外れにあって、詳しい場所は知らないので下見に行く。
しばらく歩くと、草原にタルチョが見えた!
あのあたりに違いないので、草原をショートカットしてみたら、有刺鉄線があって出るのに苦労した。
観光客のぼくなら有刺鉄線があることを知らなくてあたりまえだけど、なぜか地元のこどもも有刺鉄線のところで動けなくなっていたので助けてあげた。
あのタルチョの頂上に鳥葬台があると思っていたんだけど、違った・・・。
でも、これぞチベット!といった最高の景色を見ることができたのでよかった。
鳥葬台というか、鳥葬を行うところは、タルチョの向かい側の小さな丘だった。
ナイフやオノ、ハンマーなどが散らばっていた。また、粉々に砕けた骨も見かけた。
翌朝、ぼくはかなりの至近距離から鳥葬を見学することができた。
※生々しい写真や表現もあります。
鳥葬の見学へ行かれる方は、前日の下見をおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。