山好きなみなさんこんにちは。
どうも、あつしです!
奥多摩の長沢背稜を歩いて酉谷山避難小屋に宿泊してきましたのでご紹介します。
奥多摩の山域地図を見ていると、山深く、所狭しと登山道があるのがわかる。
奥多摩三山や人気の雲取山、鷹ノ巣山などとは異なり、酉谷山方面へ続く長沢背稜やタワ尾根は登山者が少ない。奥多摩が玄人好みな静かな山というのも納得ができる。
そんな落ち着いた奥多摩最深部の長沢背稜を歩き、前々からめちゃくちゃ良いと噂で聞いていた酉谷山避難小屋で宿泊することにした。
※2021年12月3日-4日の情報です
※酉谷山避難小屋を西谷山避難小屋と勘違いしていました。お気をつけて!
東日原から奥多摩の中でも登山者が少ない長沢背稜(天目山と西谷山経由)を西谷山避難小屋までのんびりと歩いた。天気もよく、落ち着いた尾根道で気持ちがよかった。
落ち葉が膝下まで溜まっているところがあったのには驚いた!(笑) pic.twitter.com/8AxwSaR7uO— あつし (@axyzworld) December 5, 2021
【奥多摩最深部】長沢背稜を歩いて酉谷山避難小屋に宿泊する!
今回の酉谷山避難小屋までの登山のルート
【長沢背稜】
奥多摩→(バス)→東日原→一杯水避難小屋→天目山→酉谷山避難小屋→酉谷山→酉谷山避難小屋(泊)
翌日は、酉谷山を登らずそのまま1日目と同じルートで長沢背稜から下山。
今回の酉谷山避難小屋ピストンのコースタイム【長沢背稜】
- 東日原(バス8時51分着、8時59分登山開始)
- 一杯水避難小屋(11時)
- 天目山(11時50分)
- 酉谷山避難小屋(13時42分)
- 酉谷山山頂(14時8分)
- 酉谷山避難小屋(14時20分頃到着、宿泊)
- 酉谷山避難小屋(8時24分下山開始)
- 一杯水避難小屋(9時36分)
- 東日原バス停(10時30分)
※下山時はバスに間に合うかもしれなかったので途中から急いだ。しかし、あと一歩のところでバスに間に合わず1時間半待った…(泣)
長沢背稜を歩いて酉谷山避難小屋に宿泊してきた様子
東日原のバス停に着いたのは8時50分頃。
コンタクトを入れたり、登山準備をして9時頃出発!
今回の一番の目的は酉谷山避難小屋に宿泊すること。はじめての避難小屋泊でワクワクしていた。いつもの日帰り登山よりは荷物は多め。
酉谷山、長沢背稜の登山口入口はこんな感じで民家の横を通る。
ほそーい登山道入口を歩くとすぐに樹林帯に入る。
地味な上り坂で汗をかいたりするのでレイヤリングの調整をしながら登る。
だんだんと空が開けてきた頃には地味な樹林帯を抜けて尾根歩き開始。
痩せ尾根箇所もあり、登山道も細いところが多い。あと落ち葉も多い。
気持ちの良い静かな尾根道を歩いていく。
こちらは下山時に撮影をしたものだが、狭い登山道に落ち葉がたまりヒザ下くらいの深さのところもあった。
一杯水避難小屋に到着
一杯水避難小屋の中を見学。広くて閑散としているが清潔感がある。
マットや火力なども常備されている。出てすぐとなりにトイレもあった。やはりここは奥多摩最深部だけあって登山者のマナーが良い。
酉谷山はまだ先なので進む。
途中、分岐を飛ばしてしまい少し戻ることになったが、天目山にも立ち寄った。
落ち着いた明るい尾根道歩きは気持ちが良い。この尾根は雲取山へも続く。どんどん歩いていく。
足場の少し悪い、木の橋道が少し続く。
ここから10分ほど歩くと、標識が出てくる。
一旦、酉谷山避難小屋を見に行って、まだまだ時間がありそうなので酉谷山山頂に行くことにした。
酉谷山山頂にあっさりと到着。山頂からの景色は特筆すべきことはないかな。
酉谷山避難小屋
中を除いてみる。すっごく清潔感があり整っている。日が入ってきており暖かい。一杯水避難小屋よりも明るく雰囲気が良い。
酉谷山避難小屋もマットや毛布、非常食、火気などあった。トイレも奥出てすぐとなり。
大きさ的にも、実際に宿泊してみて快適な人数は3人だろう。
しばらくすると、ソロ登山者が2人集い、私を含めて3人になった。
60代の1人は鷹ノ巣山から石尾根を歩いて雲取山~酉谷山避難小屋、もう1人は70代でタワ尾根から登ってきたらしい。
60代の方は毎年この時期にここを含めた縦走がルーティーンになっているらしく、70代はもう20回以上は来ているらしかった。
酉谷山避難小屋には一応水場がある。一応というのは、時期によってほとんど使い物にならないことがあるからだ。
酉谷山山頂へ行く前に見つけていて、まさかここじゃないよなと思っていた場所がそうだった。
酉谷山避難小屋の水場は入口の少し手前。
70代の方が整備してくれた。ちょろちょろ~っと出ているので貯めながら使うと良いらしい。この日でも水量は多めとのこと。そのままでも飲めるらしいし、実際に飲んだ。
いい意味での変態登山者(60代、70代)だったので、3人集まってからはひたすら話していた。
名前も連絡先も知らないけれど寝るまでと起きてから出発するまで海外や山の話が止まらない良き山旅感を味わった。みなさん経験豊富で国内外のいろんなところへ行っていた。
「働いている場合じゃない!!」とか意味わからないことを私が言った。ただ、この社会不適合者発言はこの場ではなんだかまっとうな意見だったらしい。
酉谷山避難小屋の朝は−2度と暖かい。
朝焼けが山々を照らして美しかった。
引き続きのんびりと話しながら朝ごはんを食べる。
この頃になると、もう雲取山へ行かなくてもいいかな、もっと話していたい、この場を大切にしたいと思った。それは彼らも同じだったのだろうか、誰も急がなかった。
きちんと掃除をして、いざというときの誰かのために未開封の水のペットボトル(500ml)も寄付した。
酉谷山避難小屋、また訪れたいところになった。一期一会の出会いもよかった。
ということで、避難小屋泊を満足してしまったので、前日に歩いてきた長沢背稜をピストンして東日原バス停まで帰った。
途中、バスに乗れそうだと思い走ったが、タッチの差で間に合わず、バス停で1時間半ほど待つことになった。
バス停のベンチに寝転んで空を見ながらいろいろと物思いにふけていると、いつの間にかバスはやってきた。
奥多摩駅へ帰ってきた。
長沢背稜を歩いて酉谷山避難小屋に宿泊した感想
長沢背稜、良い尾根でした。
のんびりと奥多摩の静かな尾根を歩くことができた。気持ちが良かった。
酉谷山避難小屋は、正直1人で宿泊することになったらちょっと怖いなと思っていたけど、結果的に3人でとても良い時を過ごすことができた。
偶然集った3人で、旅先のような出会い方で懐かしくも感じてしまった。
個人的に「山旅感」という言葉がふさわしいように、文字通りにそのように感じた。
奥多摩最深部の酉谷山避難小屋、また訪れたい。次回は付近の他の尾根も歩いてみよう。
以上「酉谷山避難小屋に宿泊!奥多摩最深部、長沢背稜を歩く」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。