Te Araroa Day 94 Highland Creek Hut 〜 Roses Hut
※2024年1月の情報です
※1NZD=約90円
【テアラロア94日目】Highland Creek Hut 〜 Roses Hut

冷たい朝の空気が肌を刺す。天気予報が告げていた通り、この3日間の気温は極端に低い。目覚ましの音に促されて、朝焼けを見るためにまだ暗い朝の6時前に起きた。
寝袋を抜け出して外に出ると、目の前には巨大な山の頂がドカンと鎮座している。ここ数日で、その山の頂はすっかり白くなっていた。赤く染まる朝焼けが予想できていたが、それは想像以上に美しいものだった。パタゴニアを彷彿とさせるその色合いだった。行ったことはないけど(笑)

モンベルの温度計を見ると、数字は0度をやや下回り、マイナス1か2度だった。

ダレンが同じハットだったこともあり、氷点下の中で朝食を外でとることにした。温めたミロがすぐに冷めるほど寒く、ダウン上下にネックウォーマー、手袋をしていたにも関わらず、1時間ほど外にいたことで体全体が完全に冷え切ってしまった。トイレを済ませてから、再び寝袋に戻った。
こういう朝が早い場面で自分は音を気にしない方なのだが、ハットで7時を過ぎてもまだ寝ている人に配慮するべきなのだろうか。
今日は歩行距離が短く、Roses Hutまでの道のりは気を焦らずのんびりと進める。
北島からのスルーハイカーたちは朝が早い傾向があるが、南島だけを歩いている人や、歩くのが遅めの人たちは朝の出発が遅いことが多い。
なぜ自らの快適性を犠牲にして他人の快適性を保証しなければならないのか、未だに謎のままだ。しかし、ダレンは察してくれたのか、「ありがとう」と一言告げてくれた。


写真の中央がダレン
「どうして昨日と今日、短い距離を歩いているの?」
アローズタウンやクイーンズタウンで人に会う予定があること。そして何より、この旅を終わらせたくなくて、のんびりと歩いているのだ、と答えると「Make sense」と言ってポーリッシュのデイビッドとスコットは出発していった。
8時15分に出発。最初のうちは少し急な登りが続いたが、身体が温まってきたせいか、次第に歩みは軽くなった。道を示すポールも、次第に数が減っていく。草木が成長して道を覆いはじめたのかもしれない。








写真を撮りながら進み、2つ目のサドルに到着した。景色は素晴らしく、インターネットも通じたため、1時間ほどのんびりと休憩した。

12時20分、Roses Hutに到着。


すぐに周りに人が増えてきた。Fern Brun Hutからトーマスがやってきて、スコットと同じ日に出発したらしいパワフルな女性ハイカー、そしてオーストリアのデイビッドも到着。ローレンとステフもきた!先へ進む者、留まる者がいる。スコットがハットにあるノート(公式なインテンションブックではない)にエモーショナルな文章を書いていたので私もちょっとした奇文を残してしまった。

そしてダレンも現れた。なんで彼もまた短い距離を歩いているのだろう、と思ったものの、隣のマットレスを取られずに済んでよかった(笑)。今思えば、Stodys Hutではなぜ彼は真ん中を選んで寝たのか。通常は選択権があるときには端っこを選びたくなるものなのに。
この日は9人がRoses Hutに集まっていた。そのうち1人はテント泊だった。
各々好きな時間を過ごした。

歩行距離約11キロ
