ロープウェイに乗って成就ルートから石鎚山を登ってきました。急登と4つの鎖場を越えた先にある天狗岳は険しく美しかったです。
歩行距離は短いですが思っていたよりもハードな道のりでした。
下山後は無料の温泉で疲れを癒やしました。
※2023年10月の情報です
成就ルートから登る四国霊峰「石鎚山」
【コースタイム】成就ルートから石鎚山・天狗岳
- ロープウェイの山頂成就駅(9時50分)
- 成就社(10時5分)
- 八丁(10時21分)
- 試しの鎖(10時51分)
- 夜明峠(11時21分)
- 一の鎖(11時31分)
- 石鎚山公衆トイレ・休憩所(11時42分)
- 二の鎖(11時47分)
- 三の鎖(12時3分)
- 石鎚山・弥山(12時15分)
- 天狗岳(12時30分)
- 石鎚山・弥山(12時49分、13時頃下山開始)
- 石鎚山公衆トイレ・休憩所(13時15分)
- 八丁(13時59分)
- 成就社(14時13分)
- ロープウェイの山頂成就駅(14時27分)
【無料温泉付き】成就ルート・ロープウェイ近くの駐車場
乗用車でロープウェイまでアクセスする場合は石鎚山温泉京屋の駐車場利用がお得です!
駐車料金は1台500円で1人温泉無料です!!
京屋旅館の手前にもいくつか駐車場があって客引きもいるので注意してください。
石鎚山温泉京屋はグーグルマップでは「京屋旅館 有料駐車場」で出てきます。
※温泉に付いては後述します
モンベル会員はロープウェイの料金が割引になります
成就ルートは、駐車場近くからロープウェイに乗って成就社手前まで行くことができます。
モンベル会員だとロープウェイの料金が割引になります。私はカードを忘れてアプリを提示すると往復2200円から往復2100円になりました。
ロープウェイの運行時刻は毎時0分、20分、40分と1時間に3便出ています。
営業時間は時期や平日、休日によって少し異なりますが、だいたいは8時前後~17時-18時くらいです。詳しくはググってください。
乗車時間は10分以内ですが、ロープウェイ車内には座るところが2箇所(最大4人)しかないので注意です。
また、ロープウェイでの写真撮影は許可制になっているので気を付けてください。
急登と4つの鎖場を越えて険しく美しい天狗岳へ
ロープウェイの成就駅~成就社はゆるやかな登り坂
ロープウェイに乗って標高455mの下谷駅から標高1300mの成就駅へ。
ロープウェイを下車すると、まずは成就社(表高1450m)へ向かいます。緩やかな登り坂でこれからの登山のウォーミングアップができます。
石鎚神社の鳥居をくぐると、旅館やお土産物屋さんが並びます。ここではビールも飲めますし自動販売機もあります。
成就社~八丁は緩やかな下り坂
成就社で安全登山をお祈りして登山開始です。
なんと、登山口の神門を出発後約1キロの八丁までは緩やかな下り坂なんです。
いきなり下りだと不安になりますよね。
復路は登りになるわけです。
八丁~夜明かし峠【試しの鎖】、急登はじまる
本格的な登山になるのは八丁以降です。ここから木造階段の急登がはじまります。
急登に疲れてきた頃に1つ目の鎖「試しの鎖」が立ちはだかります。
なぜ「試しの鎖」と名付けたのか謎ですが、その後3つの鎖場よりも長くて74mもあります。さらに、登った後に反対側に下る必要があるので試しの鎖の難易度は低くないです。
試しの鎖の頂上からの景色は良いです。これまで樹林帯だったのではじめての展望です。
体力や技術に自信のない方は迂回することができるので迂回しましょう。
試しの鎖を登って下りるのと迂回ルートだと迂回するほうがタイム的には短くなります。
試しの鎖から降りたところに前社ヶ森小屋があります。私が訪れた際は閉まっており営業しているのか不明です。
夜明かし峠~公衆トイレ・休憩所【一の鎖】
急登が続いているので夜明け峠に着いたときには疲れていると思います。
石鎚山の山頂まではあとどのくらいか気になる方のために夜明かし峠には成就ルートの路程図があります。
夜明かし峠は石鎚神社山頂までの半分くらいの地点ですね。
夜明かし峠付近は開けていて石鎚山の頂上が大きく見えます。まだあれだけの標高を登る必要があるとわかります。
夜明かし峠を超えた先に「一の鎖」が登場します。※迂回路あり
一の鎖は4つの鎖の中で一番短い33mで難易度も一番低いです。石鎚に来たんだから鎖場に挑戦してみたいという方はまずは一の鎖に挑戦してみてはいかがでしょうか。
公衆トイレ・休憩所~石鎚山(弥山)【二の鎖と三の鎖】
一の鎖を越えて土小屋からの分岐と合流して木造の鳥居を越えたところに石鎚山公衆トイレ・休憩所があります。すぐ先から「二の鎖」がはじまるのでここで小休止。※迂回路あり
二の鎖を越えて、またすぐに「三の鎖」が登場します。※迂回路あり
これまでの鎖場では他の登山者とすれ違わなかったのですが三の鎖では詰まっており少し待ちました。私の体感として、ほとんどの登山者が鎖場を迂回していると思います。
三の鎖を越えると、石鎚山の頂上「弥山(みせん)」に到着します。
険しく美しい「天狗岳」へ
石鎚山の弥山は所謂石鎚山の山頂です。弥山は開けており多くの登山者で賑わい、ときどきドーンドーンと太鼓の音も聞こえます。頂上山荘(食堂・売店・宿)もあるので安心です。
実はここ弥山の先に弥山よりもやや標高が高い天狗岳があります。
天狗岳はその切り立った姿が美しく登山者を惹きつけます。天狗岳までは鎖場とはまた違った険しさがあります。弥山に荷物を置いて軽装で天狗岳へ行く人が多い印象です。
弥山から天狗岳は小さな鎖場を降りて細い尾根道を歩きます。個人的にはそこまで危険箇所はないですが道は細いので注意は必要です。
弥山とセットで天狗岳も登頂!
ちなみに、この私がかけている眼鏡は調光レンズです。紫外線に反応してサングラスになるのでメガネユーザーにはおすすめです。
石鎚山、成就ルートで下山
下りは鎖場を迂回しました。
下山の様子の詳細は省きますが、急な階段で幅も違うので慎重に歩きましょう。登山は下山時に怪我しやすいです。急な階段を下った後の八丁から成就社までのなだらかな登りは意外と堪えると思います。
当初の成就ルートはロープウェイを使うので距離も短く楽な印象がありましたが、実際には急登と鎖場、そして天狗岳までの険しい道があり決して初心者向けのルートではないと感じました。
14時40分のロープウェイに乗って無事下山。
下山後は無料温泉で疲れを癒やそう
前述したとおり、京屋旅館 有料駐車場に駐車すると無料で温泉にはいれます。1台につき1人無料らしいです。
スタッフに声をかけると、温泉まで案内してくれました。
温泉は広くはないですが十分だと感じました。白濁色の温泉は疲労回復効果があるそうで登山後に最適です。
浴室にはシャワーがありシャンプーも備え付けでありました。更衣室にロッカーやドライヤーはあります。嬉しいことに飲料水も完備されていました。
下山後の温泉はとっても気持ちがいい!
以上「【四国霊峰石鎚山】成就ルートの急登と鎖場を越えて険しく美しい天狗岳へ」でした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。