おはようございます!
へっぽこトラベラーのあつしです(@jamesiete )
モンゴルの首都ウランバートルからロシアのイルクーツクを目指して自転車旅をしていました。
これまでの話はこちらからどうぞ。
【モンゴルからロシア】ブラックマーケットで自転車買ったんでチャリ旅に出ます!
【モンゴルからロシアへ自転車旅一日目】自転車旅はじめました。
【モンゴルからロシアへ自転車旅二日目】大草原の中で水と食料が尽きそうだ。
【モンゴルからロシアへ自転車旅三日目】挫折して自転車ごとヒッチハイクしてみたら。
【モンゴルからロシアへ自転車旅四日目】折れかけた心で戦略的停滞と自転車の欠陥を発見!
んで、今日が最終日なわけですよ。
え?早ない!??
結論から書きますと、自転車旅期間5日目、実際にチャリ漕いだのは3日間、走行距離280キロくらいです。
目標だったイルクーツクまではたどり着けず。
それでもモンゴルとロシアの国境までは行きました。
そんな自転車旅五日目行ってみましょう!!!
朝6時半頃から行動開始!
カップラーメンを食べて、その汁にバターを入れてパンを浸しながら食べていたんだけど、
パンがもう不味すぎる!!!
インドとかでもこういったパンはあったけれど、普通のパンよりも少し重くて酸っぱい。
保存用なのかは知らないけど、本当に不味すぎて無理。
それでもエネルギーだと思って、しょうがないので数切れ食べた。
チェックアウトをして荷物を積載していたら何だかんだ出発は8時半ごろになっていた。
今日はいい感じにメインザックの紐を結ぶことができた。そのおかげで終盤まで荷物はズレてこなかった。
フロントバックに昨日と同様にナップザックとカメラ、そして暑くなったらジャケットをかけた。
目標をロシアのイルクーツクからモンゴルとロシアの国境に変更したので、最短で今日チャリ旅が終わる。
国境にたどり着いたらそこで自転車で売ってからロシアへ渡りたいと思っている。
今日はいい天気だ。
ダルハンの街から脱出するには、なだらかーな長ーい上り坂を上らなくてはいけないので、しょっぱなから疲れた。
ある程度上ると、下り坂だ。
もしかしたら今日でチャリ旅が終わるかもしれないので、ここぞとばかりにたくさん写真を撮った!
ダルハンの街から少し離れたところにある「ダルハン」と書かれたモニュメント
もちろん誰も撮ってくれる人がいないので三脚です(笑)
セルフタイマーは10秒で、自転車のスタンドはもう初日に壊れて自立しないのでもう大変。
ひたすら長いアップダウンを繰り返す。
牛注意です!
やっぱり上り坂はしんどい。
去年自転車で日本一周していたころに学んだことを再び思い出すことができた。
本当に自転車旅やってました。
こちら↑
自転車旅は「積み重ね」だということを。
地道にコツコツコツコツ積み重ねていかないといかない。
苦しい上り坂もあるし、楽な下り坂もある。
それが人生だ。
自然と闘おうとしていたけど、
自然と共存して楽しむことにした。
まーっすぐな道を発見して、しばらく絶景と遊んだ!(一人で)
地元のサッカークラブである、FC今治のユニフォームを着て今治タオルを汗拭き用タオルにしていた。
風が冷たくて、坂を上っているとき以外はジャケットを着ていた。もう体温調整が難しい。
でも、昨日一昨日の天気が嘘のように、本当に晴天だった!!!
もはやハンドルとサドルが歪んでいることや、フレームとブレーキが割れていることも、前の泥除けがどっかに吹っ飛んでいったこともどうでもいいと思えるくらいに、気持ちがよかった!!!!!
さて、遊びにすぎたので、そろそろ出発しよう(笑)
12時半を越えたあたりで国境の町アルタンブラグまであと67キロという標識が出てきた。
そこから少し進んだところの料金所なのか、検問のようなところを越えたところにいくつか食堂があったのでここでお昼ご飯。
相変わらずモンゴル飯は美味しい!
毎日肉食べられるし、金額も200円ちょっとくらいだ。
それからはひたすら上る。
上りきった峠の上には、、チベット仏教の仏塔とマニ車?があった。
そこから下りながら川を渡る。
長ーいアップダウンが続く・・。
写真を撮りながら、休憩をして
また上る!
スフバタールのモニュメントを発見!!!
スフバタールの街が見えた!!!!!
美しい池とスフバタールの街並み
スフバタールに入った瞬間に声をかけてくれた馬に乗った少年たち
さて、どうしようか。
スフバタールはモンゴルの鉄道の終着駅だ。
国境の町のアルタンブラグはここから27キロくらいだ。
自転車を売るにはスフバタールの方が大きな街なので買ってくれる人もいそうだし、高く売れそうだ。
アルタンブラグは国境の町でどのくらいの大きさなんだろう、全然想像がつかない。
自転車が売れるかどうかもわからない。
気が付くと、何も考えずに俺はアルタンブラグ方面に走り出しいていたのだ!
この辺りになるともうゲルはなくなったし、何もなく、車通りもあまり多くはない。
俺はここがなんだかこの世の果てのように感じた。
今日で自転車旅が終わるんだ!!!
嬉しいけど少しなんだかさみしい複雑な表情だ。まぶしいだけかもしれないけど。
しばらく走ると見えた、アルタンブラグの標識
これにはなんだか感動した。
ウランバートルからそんなに距離は離れていないけれど、これは小さな冒険だった。
この看板があったところからまだ少しアルタンブラグの町までは思ったよりは距離もあったし、軽いアップダウンだった。
アルタンブラグの町の入口で、疲れ切っていた。
少しエネルギー切れの状態になっていて、クッキーにジャムを付けて栄養補給と休憩!
あと3,4キロ程だ!
アルタンブラグの町は俺が嫌いな犬がたくさんいたけど、追いかけてはこなかった。
落ち着いた町だ。
国境までは一本道で簡単に迷わずに行くことができた。
ウランバートルから国境に到着です!!!
ほんまに、よく耐えてくれたなタイヤ(笑)
すり減りすぎてパンクが怖かった。
パンク修理できないので・・。
とりあえずお疲れさん、俺。
イルクーツクまでは行けなかったけど、ある程度満足したし、もうこれでいいやと思えた。
ロシアビザが一ヶ月しかなくて、もう1週間は過ぎている。
あと3週間だ。
自転車旅は最短でも、1週間以上はかかるだろう。
時間の面でも、
偏見かもしれないが治安の面でもこれがいいかなと思う。
ロシアでの自転車旅のことを調べていると、殺害された日本人の情報や車にぶつけられた人の情報など、いい情報がない。
自分が満足したことが一番大きいけど、ここで辞めることを判断した。
これは後付けの理由だが、明日からずーっと天気は良くない。
気温も数日後からマイナスになるだろう。
そんな中雨に濡れてキャンプだとか、雨装備のない走行は嫌だし無謀だ。
おそらくいい判断になるだろう。
国境の町アルタンブラグで自転車を売る
ゴールしたのはいいが、俺にはもう一つすべきことがあった。
それは自転車を売ることだった。
俺は知っていた。
ここの国境は自転車で超えることができない。車に載せてもらって超えないといけないのだ。
売るからもうそれは関係ないんだけど。
さて、どうやって売ろうか。
国境の町の人々は自転車を必要としているのだろうか。
どれくらいの値段で売れるのだろうか。
全てがわからなかった。
周囲に英語を話せる人もいなかったので、国境のゲートで働く職員に聞いてみた。
「ただならもらうよ」
んー、最悪無料でもいいんだけど、できれば売りたい。
まあ当たり前だ。
近くにいた人に「自転車いるー?」と聞いてみた。
英語とジェスチャーでだ。
すると一人のやんちゃそうな兄ちゃんが反応した。
「いくらなんだ」
「価格は決めていいよ、でも俺が買ったのは250000トゥグルク(約11000円)だったよ(嘘)」
本当の金額は11000トゥグルク(約5000円)
100000トゥグルクで決まりそうだったんだけど、足元を見られた。
「これからロシアに行くんだよな」そう言ってから、「2000ルーブルでどうだ」
2000ルーブルは約4000円で85000トゥグルクだ。
悪くはない。
それでもさらに交渉しようと思ったけど、
売れるだけましで、早く売ってしまいたかったので、すぐにがっちり握手を交わした。
ウランバートルのブラックマーケットで買った5000円の自転車が国境の町アルタンブラグで4000円で売れたのだ。
あざす!!!!!
売買記念に一緒に写真でも撮ろうかと思ったけれど、やんちゃそうな兄ちゃんは安くゲットしたぜと言わんばかりに、撮影を拒否してさっそうとどこかへ自転車を漕いで行った。
これにて一件落着だ。
そしてこれから国境を超えるのは暗くなりそうなのでやめて、アルタンブラグの町に泊まることにした。
廃墟みたいなホテルに値段を聞くと、
言い値が10000トゥグルク(500円)
「5000トゥグルク(250円)でどうだ?」と聞いてみると、
あっさりいいよと言ってくれた。
シャワーもないし、設備は悪いのだけど、この安さはもう嬉しい。
夜は寒いので寝袋登場!!!
モンゴルでは大活躍だった。
モンゴルのトゥグルクからロシアのルーブルへ両替もしてから、
モンゴル最後の晩御飯もいつものやつを食べてから眠りについた。
なんかよくわからんこと語ってるけど、自転車旅の動画です。
明日から国境を越えて、ロシアです!!!
いざロシア編スタートだ!!!
でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。