キナウル・スピティ旅行ざっくりまとめ

インド2
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キナウル・スピティ地方を旅してきました。

レコンピオ(カルパ村、チットクル村)、ナコ、ギュー(スムド)、タボ、カザ(とその周辺の村々)を訪れました。パーミッションはレコンピオで取得しました。

キナウル・スピティ旅のルートは南から北へ、起点の町レコンピオまではシムラーからバスでアクセスし、カザからマナリへシェアタクシーで抜けました。

今後のためにキナウル・スピティ旅のちょっとした観光・宿・移動などの情報を残します。

※2023年5月後半~6月前半の情報です

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キナウル・スピティ旅行ざっくりまとめ

カザでレンタルしたロイヤルエンフィールドと私

シムラーからレコンピオへは夜行バス

シムラーからレコンピオ行きのバス

シムラーからレコンピオへは1日にいくつかバスが出ているらしい。

聞いたところ、午前中の便と、夕方6時半、8時、22時半のバスがありました。所要時間は約8時間。料金は533ルピー。

私が乗ったバスは夜22時半レムラーノISBT発(前日に予約)でした。朝6時半にレコンピオのバスターミナルに到着。ガバメントのローカルバスで乗り心地やセキュリティーは良くないので気を付けてください。

レコンピオのバスターミナル

ちなみにレコンピオにもSBIのATM(動作確認済み)はありますが、念のためシムラーのATMを利用したほうがいいです。

【シムラーの安宿】YMCAのドミトリーに宿泊
シムラーのバスターミナル~市内の行き方(ISBTからオールドバスターミナル)

はじまりの町レコンピオ

レコンピオの町

シムラーからレコンピオに着いて町の雰囲気がガラッと変わりました。町にはタルチョや大きなマニ車があり、伝統的な帽子を被る人々、そして何より安価で食べられるチベット料理が美味しかった。

レコンピオの町並み

レコンピオで食べたトゥクパ

レコンピオで泊まった宿「Hotel Apple Resort」

レコンピオの宿「Hotel Apple Resort」

レコンピオの宿「Hotel Apple Resort」

レコンピオのバスターミナルに着いてすぐ、目の前にあるホテル兼食堂(BHAGWATI)の方に紹介してもらいました。結果的にこのホテルに宿泊してよかったです。

  • 1泊700ルピー
  • 部屋は大きなベッドと机と椅子が2つあって広い
  • ホットシャワー
  • 立地良し。バスターミナルまで徒歩1分
  • レコンピオの中心地・マーケットまで近道で徒歩数分(行きは下り、帰りは上り)

レコンピオでパーミッションを取得

レコンピオの旅行会社2社が入る建物

まずレコンピオでスピティへ抜けるにはパーミッションが必要です。このパーミッションは旅行会社を通さないとおりません。

レコンピオに旅行会社は2社あり、Knaygoh Kinner Camps OfficeとThe Monk Travelsがあります。私は直接レコンピオの州政府事務所へ訪れた際に、Knaygoh Kinner Camps Officeのスタッフがいたのでお願いしました。The Monk Travelsにも旅の相談をした際はとても親切でしたのでどちらでお願いしても変わらないと思います。

  • 申請料500ルピー
  • 必要なものパスポート
  • 写真撮影は州政府事務所で行う
  • コピーは州政府事務所の下でできる
  • 11時30分受取(即日2時間以内)
  • パーミッションの有効期限は2週間

カルパ村・ロギ村

カルパ村

レコンピオのバスターミナルの前(インディアンポストオフィス)からバスを拾える。20ルピー、所要30分。

カルパ村は素朴な町並みでゴンパや木彫りの彫刻が繊細で素晴らしいヒンドゥー寺院がある。

カルパ村のゴンパ

バスはカルパ村が終点。ロギ村へは歩いていける。ロギ村にはヒンドゥー寺院があり、道中には「I love Kinnaur Point」のモニュメントがあるSuicide Pointと呼ばれる観光地だが、なんてことないこの辺りによくある崖沿いの道だった。

カルパ村

チットクル

雨のチットクル

チットクル方面のバスの本数はあまりないし出発時間は聞いたけど結局よくわからなかった。

私が乗ったバスは8時発でサングラ10時15分、チットクル12時15分着。帰りはチットクル14時10分発、サングラ15時22分、レコンピオ17時20分発。料金は150ルピー。

チットクルは小さい村なので基本的には日帰りのほうが良いと思う。もし宿泊するならサングラを勧める。5月最終日のチットクルだったが天気が崩れて雪が降っており寒かった。

伝統的な家々と展望が素晴らしいナコ(NAKO)

ナコ

レコンピオからナコのバスは5時半、7時半、9時、12時とあるらしいが、詳細はよくわからなかった。9時のバスは満席で何故か乗れず12時のバスに乗って16時着。事前に予約しておいたほうが良いかもしれない。料金は240ルピー。

ナコの宿「Mr.NAKO HOMES STAY」

Mr.NAKO HOMES STAY

Mr.NAKO HOMES STAY

Mr.NAKO HOMES STAY

  • 1泊1100ルピー
  • 部屋は必要十分な広さ
  • ホットシャワー
  • ベランダが素晴らしい
  • 朝飯(50ルピー)、夜飯(150ルピー)も頼めば作ってくれる。美味しい。
  • チャイ・コーヒー200ルピー

Mr.NAKO HOMES STAYは2泊しか泊まれなかったので、3泊目は向かいにあるAMA Home Stayに同料金で宿泊。部屋はMr.NAKOと同じくらい、小さなテラスもあって良かった。

Nakoにはたくさんホテルはあるが満室のところが多かった。The Alpinist Lakeside Nakoにはドミトリーが800ルピーであるのは確認。

村歩きと絶景トレッキングが楽しいナコ

ナコ村

ナコは個人的にキナウル・スピティ旅で一番好きになった村かもしれません。

中心地には湖があり、その側には伝統的な石積みの家々が並んでおり路地歩きがとても楽しい。歩くにはちょうどいい規模感の村です。

ナコ、路地とマニ車

チベット文化圏を旅していると度々見かける石にお経が彫られているマニ石。ゴンパやマニ車、モニュメント近くの石塀だけでなく、注意深く探すと至る所に積まれたマニ石を見つけることができる。途方もない労力と信仰心がわかる。

ナコの伝統的な家々、マニ石

また、Mapsmeで見つけたTibet View Pointまで片道10キロほどのトレッキングをしたのですが大自然の中を歩くのは気持ちが良かったです。※危険箇所があったので行かれる方は自己責任で気を付けてください

ナコのTibet View Pointトレッキング、歩く友人

ナコのTibet View Pointトレッキング、私

500年前のミイラが安置されている最果てのギュー村

ギューで泊まった宿の屋上から見たギューゴンパ

ギューはチベット国境からすぐ側の小さな村です。iPhoneの時間は北京時間になっていたので注意しましょう。ギュー村には商店はなく、水も村にあるその辺の蛇口から出ているのを汲む形になります。ゴンパの側にカフェはある。

ギュー村

ギュー村と私

ギュー(Gue)に来たのは500年前のミイラを見るためでした。村から歩いてすぐの丘を登るとゴンパがあるが工事中で中は入れなかった。その隣の小さくて白い建物にミイラは安置されている。厳重なセキュリティーがあるのかと思いきや皆無で驚きました!入場料もないし写真も撮れる。ちなみにミイラは英語でMummy

ギュー(Gue)に安置されている500年前のミイラ(Mummy)

ギュー(Gue)への行き方

ハイウェイのギューへ続く分岐ゲート

ナコからはカザ方面のバスは9時半発。スムドまで80ルピー。分岐ゲートまでも100ルピー以内だと思う。

ギュー村への行き方の情報がなかったので少し失敗してしまった。

地図を見る限り、ギューへはスムドから10キロほど離れていたので、スムドに宿を取り日帰りで歩いて訪れようと考えていた。しかし、実際にはスムドはインド軍のエリアで滞在はできなかった。なので、スムドで降りてしまったので余分に歩くことになった。

ギューへ行くにはスムドから約2キロ先のハイウェイとの分岐ゲートで下車すればいい。この分岐ゲートからギューまでは約8キロ。※ヒッチハイクを勧める

ギューへの道、分岐ゲートから歩く友人

ギューの宿「PHUKHAR HOME STAY」

ギューの宿「PHUKHAR HOME STAY」

ギューの宿「PHUKHAR HOME STAY」

  • 1泊1人1000ルピー
  • 夜ご飯(20時半くらいと遅い)と朝ごはん付き
  • コーヒーなどいえばくれる
  • アットホームでとても親切、英語は少し通じる
  • ホットシャワーは設備はあったので試していないけど出るかも
  • 屋上からの眺めは良い
  • カザやタボ方面のバスが9時頃ギューから出ている

洞窟とゴンパが有名なタボ

タボゴンパの入口

ギューから9時頃発のバスで10時10分にタボの何もないバスターミナルに到着。料金は65ルピー。

タボゴンパの側の食堂でご飯を食べて荷物を預かってもらった。

タボのハイウェイ沿いの丘に洞窟があるらしいので行ってみた。ただのビューポイントになっていた。

タボの洞窟から見たタボゴンパ

歴史あるヒマラヤのアジャンターと呼ばれるタボのゴンパこそ洞窟のように暗くて内部を歩いたけれどあまりよく見られなかった。内部はスマホのライトと写真撮影は禁止。

スピティ地方の中心地カザ

スピティ地方の中心地カザ

タボからカザはレコンピオ発を含めて1日数便(朝と12時と15時くらい?)あると思う。

タボのバスターミナルではなく、洞窟近くのハイウェイで待つのがいい。しかし、タイミングの良いバスを逃してしまえば私のように数時間待つかもしれない。ちなみに16時50分にバスが来て18時30分にカザ到着。料金は107ルピー。

バスが到着するのは、旅行者の多いオールドカザのバスターミナル。

カザの宿情報・レストラン

Panjabi Dhaba kaza

カザではまだできて間もない名もなき新しいホテルに滞在した。場所は、Panjabi Dhaba kazaやThe Himalayan Cafeの近く。後からわかったが、Panjabi Dhaba kazaが経営するホテルでした。

カザの名もなき宿

安く泊まらせてもらったので金額は控えますが、1500ルピーくらい支払えば泊まれると思います。この部屋の他にもう1つベッドの部屋とダイニングがあり、バルコニーを出たところにトイレとシャワー(ホットシャワー)があります。立地も悪くなくて広々としていてとても居心地が良かったです。

カザの名もなき宿

ちなみに、グーグルマップの評価は良くないですが、Panjabi Dhaba kazaで食べたチキンターリー(200ルピー)はとても美味しくて毎晩食べました。

Panjabi Dhaba kazaで食べたチキンターリー

カザでバイクをレンタル

スピティ・カザで借りたロイヤルエンフィールド

BD Tour & travel BIKE RENTAL

カザのレンタルバイク屋BD Tour & travel BIKE RENTAL

カザでバイクをレンタルすることができるのはここ1件のみだそうで、ここで1日だけレンタルしました。

料金は固定らしく値引きは不可でした。しかし、怠惰過ぎてレンタルへ行くのがお昼前になりスクーターを借りようと思っていたけどロイヤルエンフィールドのブリット500しか残っていなくて、レンタル開始時間が遅かったので1500ルピー→1200ルピーにしてくれて借りることにしました。

BD Tour & travel BIKE RENTAL、バイクレンタルの料金表

日本で原付きしか乗ったことないような人は大人しくツアーかスクーターのレンタルにしましょう。

スピティ・カザで借りたロイヤルエンフィールド

バイクレンタルは国外免許証で借りれました。ラダックみたいに日本の免許書だけでは借りれません。

所々悪路はありますが、スピティをバイクで走るのはめちゃくちゃ楽しかったです!借りたバイクの状態があまり良くなかったり加速しないけど大きくて重いバイクなので悪路での乗り心地は良かった。ダンカル、ラルン、ピンバレーを訪れました。

スピティ・カザで借りたロイヤルエンフィールド

ガソリンスタンドはニューカザにありますが、この地域では1件だけので激混みでした。あと、ガソリン代は日本よりも高いかも。

カザのガソリンスタンドIndian oilにて

カザ近郊の村を巡るツアー(チャーター)

ランザ、入場料30ルピー

カザ近郊の村や観光名所の6箇所を巡るツアー(チャーター)が1台3600ルピーであったので友人と参加しました。ちなみに、ダンカルは往復1800ルピーだそうです。

6箇所を巡るツアーでは以下を訪れます。

  • キーゴンパ
  • キッバル村
  • チチャム橋
  • ランザ
  • コミック
  • ヒッキム

ドライバーは英語も通じましたし、止まりたいところで止まってくれて写真も取れてよかったです。

世界で一番標高の高いコミック村

世界で一番標高の高い郵便局から日本へ手紙を送ることができます。ポストカード30ルピー、送料30ルピーでした。約2週間で無事に日本に到着しました。

世界で一番標高の高い郵便局

ツアー会社というかタクシー会社は、カザからマナリ行きのシェアタクシーで利用したところと同じ会社を利用しました。以下で説明します。

カザからシェアタクシーでマナリへ

シェアタクシー会社のオフィス

このシャアタクシーのオフィスはカザの町から少し離れています。

オールドカザからバスターミナルの方へ歩いてハイウェイを南に少し歩くと見えてきます。

カザからマナリまでのシェアタクシー

シェアタクシー

  • 料金は1500ルピー
  • 6時30分バスターミナルの前から出発
  • 17時にマナリのバスターミナルの近くの大通りに到着
  • 標高約4500mのクンズム峠を越える。ここで休憩あり
  • 途中数回ご飯休憩あり
  • 道中の景色が素晴らしい

カザからマナリへの道中の景色

クンズム峠

【感想】キナウル・スピティ旅行ざっくりまとめ

ギュー村で出会ったこども

キナウル・スピティはとても良かったです。人々はとても親切ですし、景色も素晴らしかったです。この後に訪れたレー・ラダックと比較しても劣らず素晴らしい地域でした。

まだまだ旅行者の少ない地域なので今なら混雑せずに旅行ができると思いますし観光地化されていないようなところも残っています。至るところでホテルの建設ラッシュでした。

バスの時刻だけ謎でしたが、思っていたよりも本数は多くてなんとかなりました。道は以外にもほとんど舗装されてきているので快適です。

もし次回キナウル・スピティへ行くとしたら、マナリからピンバレーへ抜けるトレッキングか、ツォモリリからキッバル?へ抜けるトレッキングもあるらしいのでこれらに参加してみたいなと思いました。

ナコ村にて

以上「キナウル・スピティ旅行ざっくりまとめ」でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。