Te Araroa
- Day 52 River Pa (Waikanae) ~ Porirua
- Day 53 Porirua ~ Wellington
※2023年12月の情報です
※1NZD=約90円
【テアラロア52日目】スラッシュパックでワイカナエからポリルア
昨日、フードボックスを郵便局から南島に送って宿に戻ると、天気が悪化した。突然猛烈な雨と雹が降り出した。嵐はすぐに過ぎ去り、少しするとカヌーのセクションを共にしたハリーもやってきた。1日遅れで歩いていたそうで、ここからウェリントンまで一緒に歩くことにした。
今日のプランはShyamのアドバイスに従ったのか楽な道を選んだのかスラッシュパックで歩く。スラッシュパック(スラッシュハイク)とは宿などに荷物を置いてほとんどからの状態で歩くことだそうだ。ハリーは水のボトル片手に歩いていた。
朝6時半頃、宿泊先のRiver Paから出発。大きな荷物は宿に置いて、ほぼ空のザックで身軽に歩く。荷物が軽いと足取りも軽やかだ。
まずはWaikanaeのパン屋に立ち寄り、焼きたてのパイを手に入れた。6.8ドルで買ったのはビーフオニオンチーズパイ。ひとくち噛むと、口の中に肉の旨みが広がり、ゴロゴロとした具材が絶妙だ。これは明日もリピート間違いなしだな、そんなことを考えながら、川沿いの遊歩道へと足を運ぶ。


遊歩道を進むと、やがてビーチが視界に広がった。

穏やかな波音を聞きながら、海沿いをひたすら歩き続ける。途中で見覚えのある顔、ボロスとエレンに出会った。彼らとは、時折言葉を交わしながら共に歩いた。ちなみに、エレンは先にウェリントンへ行って荷物を置いてウェリントンを目指すそう。

しかし、ビーチで不意に流れる小さな川(ストリーム)が現れる。これは避けて通れない。靴が濡れるのを避けようと、一度靴を脱いで慎重に渡った。無事に渡り終えたはずだったのに、靴を履き直そうとしたその瞬間、大きな波が押し寄せ、靴が濡れてしまった。まるで、自然に遊ばれているかのようだった。「なんて馬鹿なんだ」と思わず自分を嘲笑した。


Paekakarikiに到着し、自分一人だったら行かないであろうお洒落なカフェに立ち寄る。ベリーカスタードデニッシュを6ドルで、そしてアイスコーヒーを5ドルで購入。



Paekakarikiからは再び海岸線沿いの遊歩道を歩き出す。意外にも丘を登る急な道が続き、階段も多いが、その分眺めは最高だ。海を見下ろす景色が広がり、時折、吊り橋を渡る。




そうして歩き終えると、プケクラベイにたどり着いた。タラルア山脈で出会ったキウィの2人とも合流し、休憩しているとニュージーランドを代表するお菓子クッキータイムの納品をしている人がいたのでクッキータイムって美味しいよねと(私は食べたことないけど)話していると、納品をしているおじさんがOSMバーをくれた。これは高いので自分は買ったことはなかったが多くのお金に余裕のあるハイカーが持ち運んでおり食べてみたかった。美味しいしコンパクトでぎゅっと栄養が詰まっている感じだ。

ここでエレンとわかれて、ハリーと歩き続けた。この先は遊歩道が整備されていて歩きやすいが、あまり変化がなく単調で義務感で歩いていた。

そんな中、プリマートンで電動スクーター「フラミンゴ」を発見。これまで日本でもニュージーランドでも電動キックボードに乗ったことがなかったので、観光気分で試してみることにした。驚くことに土地が余っているニュージーランドではどこでも乗り降り自由だったので数キロ走りテキトーなところで乗り捨てした。25キロまでスピードが出て楽しかったが、少ししか乗っていないのに料金は約14ドルと少し高い。「これはもう乗らないかな」と苦笑しつつ再び歩き出した。

地味に45キロほど歩いてポリルアに到着。次はウェリントンやこの辺りの公共交通機関で使える電子カードを購入しようと試みたが、これが一筋縄ではいかなかった。買えるはずのNew Worldでは売り切れ、ショッピングモールでも見つけるまでに手間がかかり、少々ストレスが溜まる。そして、電車もなぜか点検で大幅に遅れていて、新興国を旅するようスムーズにいかなかった。

ようやく手に入れたスナッパーカード

ポリルア駅、明日はここから歩きはじめる
ようやくワイカナエに戻り、フィッシュアンドチップスの店でディナーボックスを買って帰宅。River Paに戻ると、例のULドイツおじさんがいて、また何か語っていた。彼の話はいつも長いが、今日はもうそれを聞く元気もなかった。
装備がぼろぼろになってきた。


メリノウールの半袖の背中の下部分
【テアラロア53日目】ポリルア ~ ウェリントン

食料を持ち運ぶ必要がないので荷物は軽い
朝は昨日と同じパン屋でビーフオニオンチーズパイではじまった。今日はフラットホワイトも買ったので12ドルと少し高めだったが、相変わらずの美味しさに、これでいいと思えた。
6時48分の電車に乗り、7時30分にポリルア着。

※前日に撮影
エルドソンのキャンプ場の裏から登りが始まり、階段が延々と800段ほど続く。序盤から体力を奪われ、汗が滲んだ。ひと山登ると道は緩やかになり、歩きやすくなったが、最初の登りが思った以上にキツかった。




山を降りると、一般道を歩くことに。車はほとんど通らないものの、2車線の細長い道は狭く、車が来るたびに少し神経を使う。

ゲートを通り抜けてKaukau山へ。




12時過ぎ、ついに北島最南端の街ウェリントンが一望できるカウカウ山頂に到着した。そこから見る景色は美しかった。街の全景、CBD、港、そしてその先に広がる青い海。広がる住宅街が穏やかな都市の雰囲気を伝え、しばしその景色を眺めながら小休止。

カウカウ山頂からの景色
山を下り、植物園を通り抜けて市内に降り立つ。カウカウ山を過ぎたあたりから道が意外に長く感じた。実際に道が複雑なので時間がかかった。


植物園からの景色
市内中心部を歩いて、ようやく予約していたケンブリッジホテルに辿り着いた。


2023年12月14日、もうすぐクリスマス

Wellington CAMBRIDGE HOTEL
1泊31ドルのこのホテルは思った以上に快適だった。バックパッカー向けのキッチンや共有スペースが充実しており、シャワーとトイレも数多くある。シャワーの水圧は強く、熱々のお湯が良い。バスタオル付き。唯一の欠点は、電源の場所が少なかったこと。それが少し残念だったが、全体的には満足のいく宿だった。
夕食は、New Worldでコールスローのサラダを買い、近くのドミノピザで7ドルのピザをテイクアウト。ホテルに戻り、ピザを頬張った。
歩行距離約35キロ
