Te Araroa Day 27 Kaniwhaniwha Stream Campsite〜Jo’s farm(831) and Day28 Took 0day there
※2023年11月の情報です
※1NZD=約90円
テアラロア27日目、ピロンギア
昨日は疲れていたのか寝落ちして、寝袋に入らずに布団のようにかけたまま寝てしまっていた。しかし、このほうが暖かい説がある。マットがしっかりしていれば背中にダウンは要らないなと思った。
6時前に起床。昨夕から雨が降り続いていて浸水はしてこないけど箇所によっては染みてきているテントの中で水をかけたミューズリーを食べる。
今日歩くピロンギアは北島でもトップクラスのマッディー(泥々)な山だそうで滑りやすくトレッキングポールを折る人や怪我をする人が多いそうだ。
「雨だからさらに泥々になりそうだね」というとシャームは「もう既に泥々だから雨は関係ないよ笑」と言っていた。
テントの撤収がダルいくらいの雨が降り続きびしょ濡れになった。パッキングしていると「また山頂で!」とシャームは先に出発した。
7時10分に出発。雨は降り続く。
はじめはなだらかな山道で歩きやすかった。
今日はレインコートに半ズボンスタイルのTAハイカースタイル。全身びしょ濡れになった。
泥のせいでもあるけど。TAハイカーはレインパンツ履かない人も意外と多い。
レインコートの下にモンベルのアームカバーをしているがずれ落ちてくるのがいつもストレスだ。
なだらかだった山道も気が付けば急登になり、雨風の影響を受けるところ遮るものがほとんどない稜線を歩きながら今か今かと山頂を目指した。正確には山頂にあるHutを目指した。顔や手が冷たい。
山頂付近は川のように雨水が登山道を流れている。だんだんと道が悪くなってくる。ロッククライミングのようにしっかりと何かを掴んで登らないといけないところも出てくる。
後ろから軽装の人たちに走って抜かれるなと思っていたらこんな雨の日にトレランの大会をしていた。負けないように後ろから彼らを追いHutに到着した。シャームもいた。
びしょ濡れだが登っていたので身体の芯はまだ暖かかった。休憩すると身体が冷えてしまうのでHutでバーを1本だけ食べたが後からもっと食べておけばと思った。
なぜなら、この先の方も引き続き険しいから。この区間は特に怪我したりポールを折る人もいるそう。
実際にシャームは去年ハミルトンで買ったばかりの靴にポールで穴開けたそう。実際に出会った他のハイカーもトレッキングポールを折ったり滑って手を切ったり木に膝を強打したりしていた。※シャームは去年北島を半分以上歩いている
過酷な道のりが長く感じたが、そういうところほど写真を撮ることはできなかった。
登山道は泥々で滑りやすいけど粘り気のない泥でマシだった。
登りはじめてちょうど5時間、12時10分に下山して小川で足や靴、靴下を洗っていると後ろから同じキャンプ場に泊まっていたハイカーがやってきた。
ここからグラベルの道を10キロ、寒すぎるので3人で早歩きでジョーファームへ。
この道中でテアラロア出発拠点のカイタイアから持ち運んでいたバーをすべて食べるきることができた。「これ、from Kaitaia」とか言うと彼らはまじかよと苦笑いしていた。
14時7分、ジョーファームに到着。
今日はジョーファームのガレージに泊まる。昨日は22人いたらしいが今日は下山して一緒に降りてきた3人だけだった。ガレージにベッドやマットレスがある。
3人揃ってガレージの隅でテントを干しているけど乾く気がしない。
夜ご飯はウインナーとかマッシュポテト、手作りのジュースやお酒とアイスが提供される。犬もいる。1泊夜と朝ごはん付きで30ドル。
歩行距離約23キロ。
テアラロア28日目、ジョーファーム
夜中、ガレージの屋根を叩く雨の音がうるさかった。テント泊ではなくガレージで雨を凌がせてもらってよかった。雨の連日キャンプは嫌だ。
ガレージの屋根を叩く雨とビュンビュン吹く風が朝も止むことはなかった。
朝ごはんを食べながら「まじで今日は歩く気がしない、彼らは今日歩くのだろうか」と思っていたら幸いにもシャームとデイビッドも同じ気持ちだったらしく、みんな揃って0dayを取ることにした。
3人で「君たちが歩くと言ったら歩く必要があるし、同じ意見で良かったよ」と。
お昼くらいからびしょ濡れになったハイカーたちがやってくる。15時頃、びしょ濡れのデイブがやってきた。彼は序盤に会ったハイカーでオークランドからハミルトンまで2日で歩いたらしい。意味がわからない。
最終的にガレージはマットレスで埋まり、賑やかだけど落ち着いていてハイカーらしく就寝の早い夜になった。
明日は歩かないとなあ。