12月に「苔の森」と呼ばれる北八ヶ岳を登山し高見石小屋でテント泊してきました。
北八ヶ岳ロープウェイが運休していたので山頂駅まで登って縞枯山、麦草ヒュッテ、白駒池を経由して高見石小屋でテント泊をした。翌日は風が強くなってきたので渋の湯へ下山。
今回の山行は、各ピークからの展望を楽しみに登るというよりは美しい樹林帯をのんびりとカメラ片手に歩くことが目的でした。単純にテント泊がしたかったという理由もあります。
※2022年12月10日~11日の情報です
【冬の北八ヶ岳登山】高見石小屋でテント泊してきた!
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12月に高見石小屋でテント泊
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この日、高見石小屋でテント泊していたのは
まさかの私1人だけでした(笑)
【コースタイム】北八ヶ岳をのんびり登山
距離は1日目9.7キロ、2日目3.8キロです。※1日目は北八ヶ岳ロープウェイが運休していたこともあって1,000m近く登ります
- 茅野駅(9時20分発、少し遅延)
- 北八ヶ岳ロープウェイ(10時18分着、10時33分発)
- 山頂駅・標高2,240m(11時44分着、12時18分発)
- 雨池峠(12時30分)
- 縞枯山(13時)
- 茶臼山(13時36分)
- 中小場(14時4分)
- 麦草ヒュッテ(14時33分)
- 白駒荘(15時4分)
- 高見石小屋(15時41分)
- テント泊
- 高見石小屋(6時45分発)
- 渋の湯(8時50分)
- 渋の湯臨時バス停(9時16分)
※渋の湯~茅野駅のバス10時半発
茅野駅~北八ヶ岳ロープウェイまではバス移動
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茅野駅前のバス停
早朝、都内から松屋で牛丼を飲み込んで中央線に飛び乗った。高尾駅で中央本線に乗り換えてひたすら電車に揺られる。八ヶ岳登山で一番寒いのは朝の中央本線かもしれない。
茅野駅にある立ち食い蕎麦「榑木川」できつね蕎麦を食べる。普通に美味しい。登山前のエネルギー補給は大切。
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茅野駅の立ち食い蕎麦「榑木川」
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榑木川のきつね蕎麦
アルピコ交通で北八ヶ岳ロープウェイまでのチケットを買うと昨年よりも1.5倍くらい値段が上がっていた!
鈍行組は特急組よりも茅野駅到着が早いのでバス停に並ぶのが有利だ。どうやら一番乗りだった。バスは15分ほど遅延してやってきたが、乗客は私ともう1人だけだった!そりゃ値上げするよなと思った。廃線になるよりはいいか。
もう1人の乗客はおそらく蓼科山に登るっぽく途中で下車した。次回はスズラン峠から蓼科山に登りたいので「アルピコ交通蓼科高原別荘地 管理事務所」で途中下車しようと勉強になった。
北八ヶ岳ロープウェイから山頂駅は歩いて登る
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北八ヶ岳ロープウェイ
運休しているので北八ヶ岳ロープウェイを使わずに山頂駅まで歩いて登ることにする。
縞枯山、北横岳方面へと続く北八ヶ岳の登山口は建物を背にして左手に大きく標識が出ているのですぐにわかるだろう。
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縞枯山、北横岳方面へと続く北八ヶ岳の登山口
北八ヶ岳ロープウェイから山頂駅までの登山道はゆるやかな登りで歩きやすい。
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北八ヶ岳ロープウェイ~山頂駅
左方向のゲレンデでは講習をしており、奥には(たぶん)北アルプスが見えた。
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北八ヶ岳ロープウェイの登山道から
次第に登山道は雪になったが、なだらかで歩きやすい。
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北八ヶ岳ロープウェイ~山頂駅
北八ヶ岳ロープウェイの登山口から歩きはじめて1時間ちょっとで山頂駅に到着した。
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北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅
北八ヶ岳ロープウェイ~縞枯山~茶臼岳~麦草峠・麦草ヒュッテ
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北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅
北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅では有名なキツツキが迎えてくれた。
ひとまずここで小休憩していると、硫黄岳山荘でボランティア?しているらしいおじさん2人と話していたら30分くらい経っていた。
この山頂駅からは北横岳へも行けるが縞枯山方面へ歩んだ。
やや雪が積もっていたが歩きやすいほぼほぼ平坦な登山道だった。縞枯山荘の側を通りすぎ雨池峠の分岐にたどり着く。
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雨池峠
雨池峠から縞枯山まではやや急な登り坂があるが雪に照らす木漏れ日が美しかった。
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雨池峠~縞枯山
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縞枯山
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これが縞枯れか
縞枯山からは展望があるわけではないので少し離れたゴツゴツとした岩の先にある展望台へ行ってみた。目の前には特徴的な形の茶臼岳、その奥には八ヶ岳の山々のピークが見えた。
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縞枯山の展望台からの景色
縞枯山展望台分岐に戻り、目の前の茶臼岳を眺めた。これから少し下ってまた登り返すのが目に見えていて少し嫌な気持ちになった。
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縞枯山展望台分岐から
見た目以上ににあっさりと茶臼岳に到着。山頂標識はかなり地味だ。ここもまた開けた展望台が近くにあるので向かう。
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茶臼岳
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茶臼岳の展望台からの景色
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茶臼岳の展望台からの景色
茶臼岳から麦草峠(麦草ヒュッテ)までは樹林帯の下り道。
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茶臼岳~中小場
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中小場
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中小場~麦草峠・麦草ヒュッテ
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苔の森
湖の側を通って、一般道の麦草峠に到着。この道路を渡ったところに麦草ヒュッテはある。
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麦草峠
麦草峠・麦草ヒュッテ~白駒池・白駒荘~高見石小屋
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三角屋根の麦草ヒュッテ
麦草ヒュッテから白駒池方面へ。
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麦草ヒュッテから白駒池方面へ
基本的には落ち着いた樹林帯を歩く。
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麦草ヒュッテ~白駒池の樹林帯
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北八ヶ岳の苔
一瞬開けた遊歩道のようなところを歩く。
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麦草ヒュッテ~白駒池
再び樹林帯へ。標識も定期的にあるので安心。
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麦草ヒュッテ~白駒池
白駒池の側道へ出た。
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白駒池の側道
白駒荘の前には気温計がありマイナス5度を指していた。風がないので寒さを感じない。
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白駒荘
白駒荘前の桟橋から白駒池を一望できる。白駒池は氷はじめていた。
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白駒荘前の桟橋から見た白駒池
白駒荘(白駒池)から高見石小屋までも楽な樹林帯かと思っていたが疲労も溜まっていたのか意外と疲れた。なので、夜に白駒池の桟橋まで星を撮りに来ようかと考えていたがやーめた。
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白駒荘(白駒池)~高見石小屋
冬の高見石小屋でテント泊!
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高見石小屋
高見石小屋でのテント泊はとても快適でした。嬉しいことに予約不要でテント泊料金は600円と安い。
トイレは小屋泊の人とテント泊の人共用で外にある。木の小屋で汚くはないが暗いのでヘッドライトがあったほうがいい。
高見石小屋には水場はなく、有料の飲水は時期によって変動するらしいが私が訪れた際は500ml100円で小屋の中にある容器からセルフで汲むスタイルだった。その際に小屋内を見たのだがレトロな感じでお洒落だった。
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お洒落な高見石小屋
高見石小屋のテント場は小屋の真ん前のスペースに自由に張っていいそうだ。数張分は木のスノコがある。テント場周辺は木々に囲まれているので基本的には風の心配はしなくていいと思うが、今回は朝方の風が強くて結構テントが揺れた。
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冬の高見石小屋でテント泊
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高見石小屋でテント泊
高見石小屋に宿泊の際は小屋の裏にある「高見石」から見る夕日が美しい。
夕日の時間になると宿泊客が高見石を登りだす。早い人は1分ほどで、ゆっくり登っても3分ほどだと思う。石というより岩山の上から見る夕日は美しかった。
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高見石から見た夕日
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高見石から見た夕日
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高見石からの夜景、この日は月が大きすぎた
高見石小屋でのテント泊の様子
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夜の高見石小屋のテント場
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夜の高見石小屋のテント場で自炊
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夜の高見石小屋のテント場で自炊
まだ12月半ばあたりで今日は暖かいなと油断していたら水分が凍りかけていた。寝袋に入れて解凍。
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冬のテント泊では飲み物が凍る
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朝方は風が強すぎたのでテントの中で自炊
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朝ごはんは定番のわかめご飯
高見石小屋から渋の湯へ下山
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高見石小屋から渋の湯へ下山
夜から雲が多くなり朝方にかけては風も強くなってきたのでまっすぐ渋の湯へ下山することにした。
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高見石小屋から渋の湯へ
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高見石小屋から渋の湯へ
ずーっと樹林帯かと思っていたら、少し開けた岩場みたいな登山道もあった。定期的に赤いマークが岩にあったり標識もあるので安心。
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高見石小屋~渋の湯
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高見石小屋~渋の湯
再び樹林帯へ。
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高見石小屋~渋の湯
高見石小屋と黒百合ヒュッテへの分岐点から先は渋の湯から歩いたことがあるけれど、改めて見ると登山道の雰囲気や苔が美しく感じた。
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高見石小屋~渋の湯
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高見石小屋~渋の湯
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ムラサキミズゴケ
あっさりと渋の湯へ下山です。
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渋の湯
写真撮影しながらのんびりと下山していたけど到着が早すぎた。バスまではあと1時間半以上もある。この際、渋の湯で時間潰そうかなと考えていたが10時からでした。※バスは10時半
とりあえず約1キロ離れた渋の湯の臨時バス停まで歩く。標高が下がってきてから雪がちらちらと舞いはじめた。
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渋の湯~渋の湯の臨時バス停
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渋の湯の臨時バス停
渋の湯の臨時バス停は青空の名ばかりのバス停で何もないただの路肩がある道です。雪も降っていて寒い中で1時間以上バスを待つのはきついので時間調整しながら下山することをおすすめします。
今回の北八ヶ岳ロープウェイから渋の湯までのんびり登山はコースも比較的容易で程よい疲労感。特に序盤にロープウェイを使うとさらに簡単に北八ヶ岳の苔の森を歩くことができます。そして、高見石小屋で快適なテント泊ができて良かった。次回は月が小さい日を選んで星空撮影にもチャレンジしてみたいと思います。
以上「【冬の北八ヶ岳登山】高見石小屋でのテント泊は快適でした。」でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。