東京都奥多摩で氷爆が見られるのを知っていますか?
10年に1度とかいう寒波がやってきたので川苔山の登山コースにある百尋の滝の氷爆を見に行ってきました。
※2023年1月28日の情報です
【東京都奥多摩で大迫力の氷爆】凍結した百尋の滝と川苔山登山
【コースタイム】川乗橋バス停~百尋の滝~川苔山~鳩ノ巣駅
距離12~13キロ、標準コースタイム約7時間30分
- 奥多摩駅東日原行きのバス(7時28分発)
- 川乗橋バス停(7時42分)
- 川苔山登山口(8時19分)
- 百尋の滝(8時53分着、9時15分発)
- 足毛岩分岐(9時40分)
- 川苔山(10時11分着、10時23分発)
- 大根山の神(11時27分)
- 鳩ノ巣駅(11時51分)
氷瀑の百尋の滝と、ついでに川苔山を登山!
奥多摩の山で川苔山にはまだ登っていなかった。
川苔山に登るとすれば百尋の滝が凍結したときだと先延ばしにしていたら10年に1度とかいう寒波がやってきたので、これがタイミングだと登ることにした。
奥多摩駅~川乗橋バス停~百尋の滝
奥多摩駅に到着し東日原行きのバスに乗り込んだ。乗客は思っていたよりも少なくて全員がぎりぎり詰めて席に座れるくらいだった。
川乗橋バス停まではすぐに到着し、乗客のほぼ全員がここで下車した。みんな考えていることは同じのようだ。
川乗橋バス停のゲートからはしばらくは林道歩きが続く。歩きはじめは少し寒いので顎マスクで防寒対策。
歩いていると、前の2人組が珍しそうに写真を撮っていた。訪ねてみると「ここで氷筍を見られるとは思っていなかった」とのことだった。
氷筍は字の通り氷の筍(タケノコ)で、氷柱が上から滴る水が凍ってできるのに対し、氷筍はその滴った水が地面に落ちて凍って筍のような形をしているのでそう呼ばれるそうだ。
この氷筍も美しかったが、それよりも私は岩壁に木と根が張り付きその下に氷柱ができているこの光景を美しいと思った。
そこから10分ほど歩くと、川苔山登山口に到着した。
ここから先は舗装されていないが整備されている登山道だ。登山道の幅が狭くすぐ横は崖なので気を付けよう。
登山道は雪や凍結していた箇所もあった。
大きな氷柱群。これは百尋の滝の氷瀑が期待できそうだ。
百尋の滝までは一度急斜面を少し登るところはあるが基本的には気を付けて歩けば危険は少ない。
【氷爆】大迫力の凍結した百尋の滝!!
百尋の滝の氷爆は予想していたよりも大きくて迫力があった!
ときどき凍結した氷が音を立てて落ちるが滝壺まで歩いて行けた。
氷瀑は神秘的な光景だ。東京は奥が深いなと思った。
登山者はみんな、氷爆目当てなのでたくさん集まった。
百尋の滝の氷爆ついでに川苔山を登山
日の当たる南斜面には雪がほとんどないが日の当たりづらい北斜面には雪がある。
鳩の巣駅方面からの分岐と合流して稜線に出ると爽やかな青空が広がる。ここまで来れば川乗山の山頂までもう少し。
川苔山の山頂に到着
川苔山からの景色は素晴らしい!
正面には奥多摩・秩父の山々が広がる。左手の木々の隙間からは富士山も望むことができる。ベンチがいくつかあるのでおにぎり休憩。
川苔山から鳩ノ巣駅へ下山
天気は良かったが、頂上に長くいると寒くなってきたため下山する。
このまま緩やかに鳩ノ巣駅まで下山するか、本仁田山経由で奥多摩駅へ下山するか迷った。でも、百尋の滝の氷瀑も見れて満足したので定番の鳩ノ巣駅コースにした。
しばらくは登山道の日当たりが悪い場所に雪があった。凍結ではないので滑らないしチェーンスパイクは持ってきていたが使ってはいない。
川苔山から鳩ノ巣駅までは歩きやすいが地味に長い下山路だった。
一度林道に出て、大根山の神から再び下っていく。
先の分岐を熊野神社方面へ下り、民家の間を歩いていけば鳩ノ巣駅に到着する。
【氷爆】凍結した百尋の滝と川苔山登山まとめ
東京都の奥多摩で気軽に氷爆が見られるのはもっと知られても良いと思った。
川乗橋バス停から百尋の滝経由で川苔山を登って鳩ノ巣駅へ下山するのはやや長いが、川乗橋バス停から百尋の滝のピストンだと往復4時間もあれば行けるだろう。
川苔山登山口から百尋の滝・川苔山頂上までの登山道は歩いていても楽しい。川苔山から鳩ノ巣までは少し退屈かもしれない。
今回は1月後半の寒波が来た後の日だったのでいい感じに百尋の滝は凍結していたと思う。氷爆目当ての方は情報収集をしっかりとして訪れてみよう。
以上「【東京都奥多摩で大迫力の氷爆】凍結した百尋の滝と川苔山登山」でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。