サラーム!(パキスタンのあいさつ)
なんだかんだギルギットにはフンザへ行く前、スカルドゥへ行く前、ギザー地方へ行く前を合わせて計1週間くらいは滞在していたと思う。
ギルギットは、ギルギット・バルティスタンの州都であり、カラコルム山脈に囲まれた美しい町でもある。ラホールやカラチと比べるとだいぶ規模は小さい。
ギルギットを観光!ポロも観戦!
ほとんどの人にとってギルギットはフンザへ行く前に立ち寄る町になる。ぼくにとってもそうだった。だから、なにをここで観光すべきだったのかわからなかった。
結局のところ、ぼくは町を歩きまわっただけだが・・・、そんなに大きくないこのギルギットの町を1日歩きまわってみてはいかがだろうか。
ギルギットには帽子屋さんが多い。この地域のお年寄りはフンザ帽をかぶっている人もちらほらいるのだ。
路上の種屋さんを発見した!
ここからしばらく北へ行けば中国新疆だ。多くの物が中国から入ってくるのだろう。
RAMZAN HOTELの近くでやっているシャシリク屋。なぜかぼくが通るたびに「I LOVE YOU」と言ってくる。2年前にも見かけた。
ギルギットのひとびと
ギルギットでポロを観戦!
テキトーに歩いているとポロの会場に行きついた。しかもその日は運よくポロの試合があった!
“POLO” The Game of Kings is Still The King of Games
外国人だからかいい席に通された。
カプルで見たときよりもレベルが高かったが、球が場外に出たときは観客が投げ入れてスタートするんだと思った。
ペシャワールサンダルを購入!
ギルギット行きつけの美味しい食堂。熱々の鉄板で出てくる。聞くところによるとここは老舗だそうだ。おすすめ!
地図には載せていなかったが、Madina Guesthouseの前あたりNLI Roadにラグマン屋さんがある。
1年前に中国新疆で食べたラグマンやオシュで食べたラグマンがまあまあ美味しかったし、パキスタンの料理にも飽きてきていたので迷わず店に入った。
肝心のラグマンはそんなに美味しくなかった。マントゥもある。
このラグマン屋であるパキスタン人Mと出会った。外見はヨーロッパの人みたいだったので信じなかったのだが、ギルギットの出身で現在日本人の奥さんと結婚し暮らしているらしい。
家族に会わせたいから俺家来ないかということになったのでお邪魔させてもらった。
家には子供が10人くらいいた。数世帯で生活しておりにぎやかだった。そして、日本人のYさんに出会った。いろんな話をした。
ギルギット滞在中に何度かお家へ遊びに行ったり石を見に行ったり仏陀の壁画のところへ連れて行ってくれたり、ペシャワールサンダルを買いに連れて行ってくれたりいろいろお世話になった。
ストーンショップ(石屋さん)
パキスタンの人たちは石というか法制が大好きでみんな指輪を付けている。Yさんたちと石屋さんへ行こうという流れになって連れて行ってもらった。
これまでポケモンの世界でしか聞いたことがなかったルビーやサファイアなどいろいろあった。パキスタン北部産のものが多くて日本人からすると高くはない。
ぼくはアクセサリーは身に着けないし石などにもあまり興味はなかったので結局買わずに見ているだけで終わった。
でも、旅の思い出として、どこかでいいのに巡り合えたら買おうと思わせてくれた。
ギルギットの工房でペシャワールサンダルを購入!
ぼくは石よりも何よりもペシャワールサンダルが欲しかった。せっかく現地の信用できる友達ができたんだからと、同級生がやっているペシャワールサンダルの工房に連れて行ってもらった。
ここに来るまでピンディーでちゃっちいのを買って使っていたのだが、比べ物にならないくらいの立派なサンダルだった。
ペシャワール出身らしく、ぼくのような素人が見ても本格的なサンダルだった。
もっと早く知っていればオーダーメイドでも作れたらしいが少し日にちがかかるらしかった。2000円くらいで。
ということで、ペシャワールサンダルの既製品を買うことにした。
確か1700ルピーで購入!日本円で1400円くらいだ。めっちゃお得だ!
靴の裏はタイヤでできている。とても丈夫でかっこいい!
ペシャワールサンダルが日本の男性サラリーマンの夏用の靴になればいいのになと思う。
そして、この新しいペシャワールサンダルが気に入りすぎて、パキスタンでは履かず日本まで持ち帰った。
あと、やってみたいことといえば、現地の人たちみたいに路上の靴磨き屋さんに靴を磨いてもらうこと。
町歩きで見つけた人にお願いした。20ルピー。
これはピンディーで買った安いやつだがそれでも違って立派に見えた。ぱっと見。これはこれで薄くて軽くて履き心地は良かったが、すぐに大地を感じるようになった・・・(笑)
ちなみに高級ブランドからも出ている。
なんと、最近テレビを見ていて知ったのだが、このペシャワールサンダルの生みの親はペシャワール会の中村医師!!!
世界一受けたい授業を見ていて、ペシャワールサンダルが出てきた!
どうやら、中村医師がペシャワールへ赴任して、ハンセン病の予防のため現地で特別なサンダルを作りはじめたそうだ。 https://t.co/G5fJdzyqMV pic.twitter.com/d4qbWsRi8Z— あつし (@axyzworld) February 29, 2020
安かったので、本物かわからないけどDir名産のナイフもお土産として買った。
MやYさんからブレスレッドをもらった。
想像していた以上にギルギットを満喫することができた。もうとりあえずは思い残すことはないだろう。
ぼくの旅ももう終盤戦だ。
そろそろギザーへ向かうことにする。
最後まで読んでいただきありがとうございます。