おはようございます。
中国の新疆ウイグル自治区からカザフスタンのザイサンへ陸路で抜けました。またそこが、少しマイナーな国境ということもあって大変でした(笑)
【新疆ウイグル自治区からカザフスタン】吉木乃(ジェミナイ)で理不尽な取り調べを受けてザイサンへ。ここの国境は要注意!
ちなみに、今日は国境の町ザイサンからアルマトイへ行く予定でした。
朝起きてシャワーを浴びようとしたらただの水シャワーでした。外観はよさそうなホテルだったのに、朝から幸先が悪い。
さて、昨日、「今日の7時にバスがあるよ」と宿のおばちゃんに言われました。予約はできないのでバスの中でチケットを買うことができるらしい。言葉が通じてはないのでフィーリングだけど。
バスは1日1本朝7時発だそう。
今日は金曜日だ。
本当ならば、月曜にカザフスタンへ国境越えをして、火曜日か水曜日にはアマルティに着いているはずだった。しかし、モンゴルの交通事情、中国のくそな国境のせいで木曜になってしまった。距離はかなりあったからしょうがない部分はある。
カザフスタンに入国してから、バスにいた人たちはフレンドリーで優しいし、レセプションの人やそこにいた人たちも優しかった。あー、やっと心配事がなくなり、リラックスして旅ができると、思っていた。
やっとアマルティに行ける!はやくビシュケクへ行きたい!!!
宿のすぐそばのバスターミナルへ
あとはバスに座るだけだと意気込んでいたんだけど、チケット売り場がわからない。
文字が暗号(キリル文字)みたいだ、言葉も通じない。
アマルティチ行きのケットを買いたい。
ビレッティはチケットのこと。
その辺にいる人に聞くと、バスを指差してアマルティと言っている。
バスの荷台に荷物を入れバスに乗り込んだ。空いている席に座る。
席はどんどん埋まって行く。バスの中でチケット買うんだなと思っていた。
あることに気が付いた!チケット持っている人がいる、確認するとやっぱりチケットはいるそうだ。
チケット確認している人に「チケットを買いたい」というが言葉が通じない。Google翻訳も電波がなく、ダウンロードしていないので使えない。
「チケットを買いたい」とジェスチャーで伝えるも、厳しい。
国が変わればボディランゲージも変わるし、バスのチケットの買い方も変わる。
結局、今日は「ニィット」と言われた。
全然言葉がわからないぼくだけど、「ニィット」がNOという意味はわかった。
どうしよう。ほかの方法を模索しないと。
言葉が通じないからか誰も助けてくれなかった。
他のバスの運転手がアヤギョスまで乗せてもいいぞと言ってきた。
アヤギョスってどこだよとマップスミーを見てもわからなかった。グーグルマップは電波がないので使えない。
アヤギョスまで4000テンゲ。
ここからアマルティまで6000テンゲと考えると、せいぜい3000テンゲじゃないのかな?
一旦4000テンゲ払って荷物を荷台に入れた。
渡したお金をドライバーが2000テンゲ、そして誰かに2000テンゲ渡した。
これはぼったくってやまわけしているんじゃないのか。こういうのは嫌だ。4000テンゲは1200円くらいだが、嫌だ。値段じゃない。
言葉が通じないぶんら観察する。だから、相手がどうしようとしているのか、わかる。
中国の最後で若干人間不信になっているので、「金額と行為」を信じることができなかった。お金を返してもらって乗るのをやめた。
宿に戻りGoogleマップで確認すると、多分アヤギョスに夜までに着いて、もしかしたらアヤギョスからアマルティ行きの夜行バスに乗れるかもしれないと思ったが、もう遅い。
宿の人はアヤギョスからアルマトイのバスはないと言っていた。というのもアヤギョウスからアマルトイ行きのバスも、このバスだという。
本当かどうか知らないけど信じることにした。
まあでも、もう一泊くらいならここにしてもいいかなと思って、明日のアマルティバスを確認してもらった。
今日は金曜日。
まさかの明日も明後日もなくて、次のバスは月曜だそうだ。三日間ここで過ごせない。どこかに移動したい。
少し離れたところにバスが停まっていたのに気が付いた。
「あれどこいく?」と聞くと、
アスタナ(現ヌルスルタン)だった!
この際もうどこでもいいわとアスタナ行きに決めた。8時発で7000テンゲ。
バスを乗る前に係員みたいな女に現金で払った。これがバスで払うというやつ?チケットくれないので不安だった。しかも、その女どこかへ行ってスタッフチェンジした。
でも、本みたいなのには書いていたのでまぁいい。運転手も覚えているはずだ。
宿に戻りアスタナの宿とかを調べようとすると、ほかの若い女が英語で話しかけてきた。結果、彼女のせいで地図もダウンロードで来ないし、何も調べられなかった。
若い女は近くのフィットネススタジオに俺を連れて行き「体重を測れ」という、意味がわからない。
まぁ自分の体重気になるしいいかなと体重計に乗ろうとすると、「今じゃない!」
「5ー10分後」だそう。
「いやいや、俺のバスは8時発だ時間がないよ」
断った。
若い女は付いてくる。
「ねえ、アスタナまで何時間かかる?」
「24時間よ」
え、まじかそんな覚悟できてない!ちなみに、アマルティも同じく24時間くらいだそう。
商店でコーラとロールケーキを買って100円くらいだった。物価安いぞ!
若い女は言う「この町で英語話せる人は珍しいんだ」と。
この町に少し滞在してみても面白かったかもしれないが、まあいい。若い女と別れた。
バスは俺のことを待っていた!いや、まだ8時じゃないんだけど、、。
アスタナが首都だと思うんだけど、席はガラガラ。
あ、、宿とか地図をダウンロードしたり調べるの忘れた。まあいいや、なるようになれ。大都市は地図がないとわかりづらいんだけど。
バスは荒野を揺れながら走る。
子供がずーっと見てくる、珍しいのか。しつこいけど、たまに相手をしてあげるのもいい。
横の赤ちゃんは寝た。
バスの中で考えた。このままアスタナへ行くべきかどうかと。今いるところはまぁ僻地というか、もう日本人は来ないだろうところだ。
もうすぐカルバタウに着く。ここから、オスメケンってところへ行こうか、そしてオスメケンからリデー、セメイ、そして、アスタナ?ここは鉄道の路線もある。
ばすのチケットは2200円くらいでもったいないけれど、こっちのほうが楽しいんじゃないかと。
ただ、1つあれなのは自分がこういった地域が興味があるのかどうかということだ。宿とか移動の心配はしていない。それは何とかなる。まぁ、流れに任せようか、この際どっちでもいい。
旅ってそんなもんじゃないか。
バスの中は暑い。窓開かない仕組みでクーラーはない。
バスの上の小窓を開けているくらいで車内は蒸し風呂だ。日本だったら死人が出るとかで問題やなと思った。
13時50分飯休憩。
飯、1140テンゲ
美味しかった。
ちなみにメニューは読めないので指さした。
バスが壊れた。修理に2時間以上・・・
16時に出発。
めっちゃ暑い。何もしなくても汗がしみてくる。
21時飯休憩。
適当に1000テンゲのを注文、おかずしかこない気がする。
それに多分向こうは把握していないから、食べ物の名前で客に聞いている、やばいわからんw
やってきたのはスープでした。
まだホテルのレストランとかサービスエリアでしか買い物していないから物価がわからない。バス乗る前の売店はめちゃ安かったんだけど。
深夜1時の休憩で降りた瞬間に流れ星を見ることができた。あー旅っていいな。ここどこなんだろう。
翌朝、アスタナのよくわからない空き地におろされた。
その辺の人に聞いて、市バスでとりあえず中心地へ向かった。
※カザフスタン、キルギスへ行く予定の人は事前に2GISのオフラインでバス情報もわかる地図アプリのダウンロードをお勧めします!英語でも使えます!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。