Te Araroa
- Day 37 Taumarunui Canoe Hire (0day)
- Day 38 Whakahoro〜John Coull Hut
- Day 39 John Coull Hut〜 Pipiriki Whanganui Rirver Adventure
- Day 40 Pipiriki Whanganui Rirver Adventure〜Downes Hut
- Day 41 Downes Hut〜Whanganui
※2023年11月、12月の情報です
※1NZD=約90円
「テアラロア37〜41日目」カヌーとカヤックでワンガヌイ川下り

n日目の私
Day 37 Taumarunui Canoe Hire (0day)
朝8時、私たちは無料のコーヒーとパンで朝食をとりながらイントロダクションを受けた。もちろん英語なので完璧には理解できない。
いまだにセクションをスキップすることに対して吹っ切れてはいないがトンガリロを登った選択が正しかったと感じた。
この日は天気が良くないので日中はブログを書いたり翌日からの川下りの準備をしたりシェルターというかガレージの下でのんびりと過ごした。
食料やほぼ全ての持ち物を樽に詰める必要がある。我々は3人グループなので2人分の樽(バレル)に3人分の荷物を詰める必要がある。
皆んなスルーハイカーなので荷物は少ない方だがカヌーで運ぶので重さを考えずにたくさん買う。なので樽に収まるかはギリギリだった。
ちなみに3人グループだと、カナディアンカヌーとカヤック。カナディアンカヌーで7つの樽(小5つ、大2つ)、カヤックに小さな樽を1つ乗せる。
しかも、エレンは初日の夜に他のハイカーに24缶のビールを届けなければならないと言い出し、そのために既にいっぱいのバケツがさらに窮屈になった。彼女の自己中心的な行動にやや腹が立ったが、まぁいい。我々の飲み物も入れたら50缶ほどに(笑)
カヌーセクションはチームを組まないといけないので面倒だと感じた。黙々と歩くことを邪魔されるような気がした。
Day 38 Whakahoro〜John Coull Hut
朝6時50分、ブリーフィングが始まり、私は再び無料のコーヒーとともにパンを楽しんだ。
ブリーフィングが終わるとライフジャケットを受け取って、カヌーの出発地点であるWhakahoroへとバスで向かった。
グネグネと曲がりくねった道を進み、9時過ぎに目的地に到着したが、少し車酔いしてしまった。ちなみにWhakahoroの人口はわずか8人らしい。
そこには樽の中でビールが破裂して漏れているという、なんとも最悪な状況だった。

後ほど回収
カヌーには小さな樽5つと大きな樽2つ、カヤックには小さな樽1つを縛り付け、ターンなどの練習をしてから出発した。

ワンガヌイ川下り出発
カヌーの後ろには体重が重い人が乗るということで、私は前に、ハリーが後ろに座った。はじめはエレンはカヤック担当。
Mangapapa Campsiteで昼休憩をとった後、私はカヤックに乗り換えた。カヤックはきつい。サボる時間がなく、流れがないところでは何もしないと止まってしまう。さらに濡れるし、波の影響も大きかった。
その後、2時間ほど漕いでOhauora Campsiteに到着。今度はハリーがカヤックに乗り、私はエレンとカヌーに乗った。なかなかハードだ。
出発地点から約35キロ離れたJohn Coull Campsiteにようやく到着し、樽をキャンプサイトまで運ぶ。これもなかなかキツい。

John Coull Campsite
キャンプ場自体は快適そうだった。TAハイカーだけでなく、多くのツアー客がいた。
ちなみに、24缶のビールを運んで渡す相手は、次のキャンプ場に行ったという。なんとも意味不明な展開に呆れるしかなかった。
あとこのあたりめちゃくちゃサンドフライが多い。

サンドフライ
Day 39 John Coull Hut 〜 Pipiriki Whanganui Rirver Adventure

John Coull Campsiteの船着場
朝6時、寒さで目を覚ました。ゆっくりと朝食を取り、テントを撤収して樽を川まで運び、セッティングを整える。

サンドフライに噛まれる
8時半頃に出発した。
朝の冷え込む中、エレンにカヤックを譲り、今日は1日カヌーに乗ることに決めた。

カヤックに乗るエレン
流れのないところではひたすら漕がなければならない。単調でシンプルな作業に、歩いた方がましだとさえ思った。
川の流れが急になる場所では注意が必要だ。目の前で1台のカヌーが転覆するのを目撃したときは他人ごとではないと思った。
ビールの受け渡し。
途中、橋を見に行くために片道約30分のトレッキングをしたが、特にあまり感想はない。凄いのかもしれないけど聞かれても「うん、橋だね」としか言いようがなかった。
ランチを取り、再びカヌーを漕ぎ続ける。予定の目的地に到着したものの、まだ先に進めそうだったのでさらに進んだ。
ひとつ先のキャンプ地に到着してみるとそこは貸し切り状態だった。「それなら昨日の朝のミーティングで教えてほしかったね」とエレンに言うと、彼女は「いや、知ってたよ」と笑った。なんだそれ(笑)。
結局、やむを得ずピピリキまで行くことになった。ピピリキまでの川は楽なところが多かったが、それでも急流があるので転覆しないかとハラハラしながら進んだ。
ようやく19時過ぎにピピリキに到着した。

ピピリキの船着場
ここからが大変だった。重い樽をワンガヌイのリバーアドベンチャーまで運ばなければならなかったのだ。これが思った以上に骨が折れた。
到着してすぐ、エレンはコーラとアイスを買い、40ドルのキャビンに泊まるとのこと。ハリーもキャビンへ。
贅沢だなと思いつつ、私は節約を重視し、キャンプしま。ここは15ドルから20ドルに値上げされていたが、それでもキャビンよりは安い。
たっぷり夜ご飯を食べて就寝。宿にはWi-Fiがありキッチンや共有スペースも充実していた。ちなみに、2日目の宿は既に通り過ぎた他のキャンプサイトを、予約していて16ドルを支払っているがしょうがない。
今日は50キロ以上も漕いだ。体はへとへとだが、謎の達成感に包まれて眠りについた。
Day 40 Pipiriki Whanganui Rirver Adventure〜Downes Hut
朝6時前に起床。テントを撤収し、キッチンで朝の準備をする。8時半に港まで送ってもらえることになっていたので、ゆっくりと過ごす。
道中にカフェがあるらしく近くまでカヤックを漕いだ。
Matahiwi Galley近くの船着場まで漕ぐ間、腕や肩がすっかり疲れ果てた。少し歩いて6ドルのフラットホワイトで休憩した。
その後、向かい風の中、ひたすら漕ぎ続け、ようやくDownes Hutに到着。

テントを張るカイ
Whanganuiに着いてからのスケジュールを確認しているうちに、いつの間にか20時半頃に寝落ちしていた。

Downes Hut
Day 41 Downes Hut〜Whanganui

Downes Hut
朝6時ごろに起床。
「いびきかいてたよ」と言われ、「疲れていたから」と答える。スイス人のカップルが、私のいびきを止めようと奮闘していたと聞いた。え、そんなに?
8時半〜9時ごろには出発しただろうか。漕ぎ出した時は曇り空だったが、すぐに晴れてきた。この日が一番の晴天で、暑すぎるほどだった。ジリジリと照りつける日差しに、朝の風は弱まり、川面には空が美しく映っていた。
さすがに漕ぐのには飽きてきた。途中で、満潮を待たねばならない場所があり、そこで昼食をとりながら待つ。あまりの暑さに耐えきれず、川に飛び込んだ。
ここからが本当に大変だった。ゴール地点のWhanganui Holiday Parkが遠く感じ、腕はもう限界だった。それは皆んな同じだった。
流れがあまりなく、漕いでも漕いでも進んだ感覚がない。全員揃ってレイジーモードに突入した。
しかし、漕がないと到着しないし、今晩から雨予報なので早めに到着しておきたい。
終盤は気合いで漕いだ。
18時ごろにWhanganuiに到着した。達成感。いや、しんど。

TA1370キロ地点
ここのが30ドルだったので、1人で数キロ離れたCaroline’s Outback Camping Groundへ移動し、テント20ドルで宿泊。
パブの裏にあるキャラバンパークのようなコンパクトな場所で、無料のホットシャワーもあり、とても良かった。

Caroline’s Outback Camping Ground