日本百名山の甲武信ヶ岳を西沢渓谷の徳ちゃん新道から日帰りで登ってきました。
山をはじめて1年半ほど、東京近郊で行ったことのない主要な山が少なくなってきており、優先順位は高くないけど1回は登ってみたかった甲武信ヶ岳。
今回の甲武信ヶ岳登山は、紅葉はとっくに終わっていて登山道「徳ちゃん新道」の愛らしい名前のわりには眺望も少なく修行のような登りが続く急登だったのでご紹介します。
※2022年11月12日の情報です
徳ちゃん新道から日帰りで登る甲武信ヶ岳【電車とバス利用】
【コースタイム】西沢渓谷の徳ちゃん新道から甲武信ヶ岳を日帰りピストン
- JR塩山駅のバス(8時30分発)
- 西沢渓谷入口バス停(9時30分着、40分頃出発)
- トイレ(9時55分)
- 徳ちゃん新道、甲武信ヶ岳登山口(10時3分)
- 新道分岐(11時5分)
- 木賊山(12時8分)
- 甲武信ヶ岳(12時27分)
- 木賊山(12時53分)
- 新道分岐(13時32分)
- 西沢渓谷入口バス停(14時28分)
西沢渓谷の徳ちゃん新道から日帰りで登る甲武信ヶ岳は修行のような山だった!
紅葉が終わったにも関わらず臨時便が出ており、JR塩山駅8時30分発のバスに揺られて西沢渓谷入口バス停に到着。交通系ICが使えるのは嬉しい。
西沢渓谷入口バス停の前のスペースでザックを置いて、コンタクトを装着したりおにぎりを食べたりと登山準備をする。いつも登山準備に時間がかかってしまうので出発は最後になりがち。
今回は徳ちゃん新道から甲武信ヶ岳をピストンするのだが、本当は往路は鶏冠山経由で登ろうと思っていた。しかし、地図やコースタイムをよく見ると公共交通機関(バスと電車)を使うと制限時間がタイトだと直前に気が付いたため今回は鶏冠山を諦めた。
トレランを除く、健脚な登山者でも公共交通機関を使用する場合、コースタイム約9時間のところ6時間以内に西沢渓谷入口バス停・徳ちゃん新道からの甲武信ヶ岳をピストンする必要があるので厳しいかもしれないと思った。
まずは西沢渓谷入口から徳ちゃん新道「甲武信ヶ岳の登山口」まで歩く。頭上に大きな道路が走っているのがダイナミック!
ゲートを越えて歩き続けるとトイレに到着する。西沢渓谷入口バス停にはトイレはないので注意しよう。
近くに新道分岐で合流する「近丸新道」もあったが、名前的に「徳ちゃん新道」から登りたかったのでもう少し先へ歩いた。
登山口周辺の標高が低いところにはまだ紅葉が残っているかもしれないなと若干の期待を抱いていたが既に散ってしまっていた。紅葉期はさぞ美しかっただろう!
紅葉は散ってしまっていたが徳ちゃん新道の登山道自体は展望はないけれど変化に富んでおり悪くはない。次第に急登になる。
バスから甲武信ヶ岳を目指す人は思ったよりも少なく、ほとんどの人は西沢渓谷を周遊しているのだろうか。
徳ちゃん新道と近丸新道が合流する新道分岐、この先は戸渡尾根。
この区間まででマイカー組も含めて結構追い抜いた。テン泊組はこの急登は特に辛いだろうな。
一旦、少し下って木賊山まで再び登る。
一瞬開けたところがあって、富士山と笛吹川の広瀬ダムと山々が素晴らしかった。
再び樹林帯へ突入!
標高約2,440m付近の奥秩父主脈縦走路の分岐あたりは登山道に雪がちらほら。JR奥多摩駅と瑞牆山荘を結ぶ奥秩父主脈縦走もいつかチャレンジしたい。
標高2,469mの木賊山に到着。
木賊山から少しだけ下ると稜線に出る。
5分ほど歩けば甲武信小屋の側を通る。
甲武信小屋付近から約10分、山頂直下の岩場を上がって
日本百名山の甲武信ヶ岳を登頂!!
甲武信ヶ岳山頂からの展望は良く、目の前には埼玉県最高峰の三宝山がある。意外だったのは三宝山は標高2483mと甲武信ヶ岳(2475m)よりも高い!
※西沢渓谷入口から徳ちゃん新道を通ったピストンなので下山の様子は割愛します
甲武信ヶ岳山頂でおにぎりを食べて下山。結構登ったと思ったけど、下山はあっさりで終バスよりも1本早いバス(14時40分)に乗ることができた。
日帰りで徳ちゃん新道を通って甲武信ヶ岳を登った感想
奥秩父主脈縦走路の分岐あたりまでは眺望もないし結構登らされるなといった印象で急登も多く感じた。紅葉時だと美しいと思うが今回は訪れるのが遅くてなんだか修行っぽかった。
電車とバスの公共交通機関を利用して西沢渓谷入口バス停から日帰りで甲武信ヶ岳を登山する場合は時間に必然的に追われることになるので自身の体力度合いなど把握することやペース配分を考えておくことが重要だと思われる。
テン泊装備だと特に登りが辛いと思うが、コースタイムにゆとりが出るのでのんびりと登れるし、甲武信小屋から甲武信ヶ岳山頂までは近いので夜間に山頂からの写真などを撮りたい人にはいいかもしれない。
以上「西沢渓谷の徳ちゃん新道から日帰りで登る甲武信ヶ岳は修行のような山だった【電車とバス利用】でした。」
最後までお読みいただきありがとうございます。