Te Araroa Day 6 Blackbridge Camp (just before Puketi Forest at 177km)〜 Puketi Recreation Area Campsite(197.5km)
夜はポッサムがシェルターで暴れていたせいであまり眠れなかった。プケティフォレストでは川歩きと山歩きの両方を楽しんだ。
※2023年10月28日の情報
※1NZD=約90円
【テアラロア6日目】プケティフォレストで川歩きと山登りを楽しむ
眠りに落ちるといつしか雨は止んでいて、シェルターから音が聞こえるようになった。ときどき大きな音でドンっと聞こえる。何者かがジャンプして吊ってある食料をとろうとしているのだろうか。
1時半ごろトイレがてら様子を見にいくと、猿のように背中に子を乗せた親子のポッサムと、もう1匹ポッサムがいた。
ポッサムは私と対面しても逃げないので写真にも写った。足でドンっと威嚇してとりあえず追い払った。
シェルターに立てかけていたみんなの靴がバラバラにされて私の靴下も落とされていた。誰かのコッヘルやガス、日焼け止めなども落とされていた。
夜中、シェルターでずーっとポッサムが暴れていたおかげであまり寝れなかった。他のハイカーも「ポッサムがサーカスしてたね」なんて言っていた。
テント内の気温が約10度。外の気温はもう少し低いだろう。
メリノウールの長袖に薄いフリースを着て寝ていても寒いので、さらに上からダウンを羽織って寝袋で寝た。
朝6時前に起床。雨は止んでいた。
やっぱり朝早いのはシャームだ。
朝ごはんを食べてテントを撤収する。
昨日の雨の中の歩きで右足の裏のかかとに水ぶくれができてしまっているようだ。一応テープを貼っておく。
実は一昨日靴下が破れてしまって、昨日から新しい靴下を履いたせいか、それとも右側の足だけ靴ひもを1番上まで通してなかったからか、濡れたまま長時間歩いたからかわからない。
濡れた靴下と濡れた靴を履いて出発する。シャームは先に行ってしまったので、デイブとともに出発する。
これから入るエリアはカウリの木を保護するために靴をきれいにして消毒(多分洗剤)をする必要がある。
初っ端は険しい下りだ。しかもドロドロなので滑る。何回か滑った。
今回のセクションの山場、川歩きにやってきた。ゴルジュか渓谷かなんて言ったらいいのかわからないけれど、とりあえず川歩き。
深いところを避けてデイブと歩いていく。一番深いところで太ももあたりだった。
しばらく歩き続けてシャームに追いついた。ここから先は山か引き続き渓谷の道を選ぶ。
シャームとデイブは川を歩き続けると言っていたので私も行こうと思っていた。しかし、身長180センチ以上あるシャームとデイブの胸の深さまで川の水がきていたので、私は山の道から進むことになった。
あとからシャームに追い付いたときに聞いたのは、深いのははじめだけだったので途中から川に合流したら楽だったねと。でも、それは歩き終えるまでわからなかったこと。
山の道のはじまりはとても泥々で急斜面だった。歩きやすいところもあったが基本的にアップダウンが激しかった。かなり疲れた。
去年山道を歩いて今年は川を歩いたシャームが「川のほうがずっと楽だ」と言っていた。
川から道と合流すると、個人的にはその前までの山道の方が疲れたけど丹沢の大倉尾根のような木造の階段が続いた。
美しい木々と出会えるので楽しい。
泥々の道もある。
歩き続けてダートの道に出ると、そこで休憩してたシャームと再会し一緒に歩いた。
キャンプ地までは9キロほどダートの道が続く。ダートの道は靴の中に小石が入りやすい。小石は放置すると水膨れになるからと定期的に靴を脱ぎ着した。煩わしいのでゲイターが必要だと思った。
13時半ごろにPuketi Recreation Area Campsiteに到着。
シャームに「昨日寒かったよね。テント内の気温は10度だった。朝方起きてダウン着て寝たよ」と言ってエバニューのFPマット125を見せると「そりゃそうだ!」といって笑っていた。
今夜から雨の予報なので、明日は雨の中歩くことになるだろう。それよりも雨の中でテントを撤収するのは嫌だな。
19時前に日本人夫婦やってきた。今日40キロ以上歩いたそうだ。ケープレインガまでヒッチハイクした人がケリケリ出身で、なんとこのキャンプ場まで迎えにきてくれていた。ええなあ。
そこでまた悲報を知る。明日明後日は台風?らしい。
19時半過ぎから大雨になり風も強くなってきた!!
やばいなあ。浸水しないことを祈る。