ミンガラーバー
おっはーーー
昨日も行ったぱっと見Wi-Fiが使えそうな中華系の人が経営するイタリアンジェラート屋の帰りに、マンダレーで出会った日本人とばったり再会した。
イタリアンジェラート屋へ戻り、話す。
昨日の夜の牧師さんが言っていた。
警察がミャンマーの若者に薬物を与えているということを話した。
すると、彼はこういった。
「今日川沿いを散歩していて注射器を見つけた」
これかもしれないと思い、!!!
さっそく二人で暗い中、ねぜ今のこのタイミングかはわからないが、、野犬に吠えられながら彼の言う川岸へと向かった。
町は停電していていっそう暗かった。
川岸へ降りるところへ行くと、
バイクに座る一人の男がいた。
ぱっと見、ただスマホをいじっているだけのように見えるが、、
なんだかこのあたりを監視しているようにも見え、あまりいい雰囲気ではなかった。
男はミッチーナの人では珍しく英語で話しかけてきた。
「どこにいくんだ、ここから先はパーミットがいる」と意味わからないことを言ってきて俺たちを引き留めてきた。
「星見に来たんだ、ちょっとだけ」と、こっちもよくわからないホモカップルのような返事をして川岸に降りて、
スマホのライトを照らしながら、
注射器を見たというところへ向かう。
そのときリアルタイムで誰かが薬物を使用していたらどうしようかとも思ったが誰もいなかった。
しかし、、
そこには注射器があった。
まじかーと思いながら、フラッシュで写真だけとってまた戻った。
戻るときにまた男に声をかけられた。
「星なんかみえないだろ」と。
当たり前である、空は曇っていて何も見えない。
「注射器見に来た」なんて言えないから、
とっさについた嘘だから。
「川へ行くと星が見れると思ったけどやっぱり見れなかったよ」という意味わからん言い訳を言って立ち去ろうとした。
怪しい雰囲気になり、少し速足で歩きだすと、
男はすぐにまた声をかけてきた。
「どこに泊まっているんだ、送っていくよ」
やさしさかどうかわからないが、、。
とっさに「ドラゴン、ドラゴンホテル」と適当なホテル名を言って必死に断ってその場を後にした。
帰りは野犬に吠えられることなくスムーズに帰ることができた。
宿に帰ってベッドの中で考えた。
警察がカチンの若者に薬物をあげているからどうなんだ。
あげている現場を見たわけでもないし、事実かもわからないが、誰かが薬物を使っていることはわかった。
実際にその現場(事後)を見いに行ったから、なんなんだと考えた。
もはや、この事実をどこかに知らせてやる、とかそういうのではなくって、
単純に自分の好奇心だけで動いているなとわかった。
その好奇心を抑えきれずに、
また明日の朝、鉄道に乗る前に見に行くことを決めて眠りについた。
朝の水シャワーはかなりこたえた。
そして昨日の川へ一人で出かける。
川岸に降り、昨日のポイントへ行き、さらに奥へ行ってみたり逆方向へ行ってみたりした。
明るいからか、特に怪しい雰囲気は感じられなかった。
が、!!!
昨日のポイント以外にもぽつぽつと少し草むらのわきに落ちているのを発見した!
注射器の近くにはこの袋が落ちている。
川沿いへ降りれば簡単に見つけられ、特に注射器を隠そうというのは感じられなかった。
だからなんなんだって話。
なんとなくな好奇心だった。
これもミャンマーの闇であろう。
昨日に食べて気に入った「にんじん」へ行く。
今日もお客さんは多い。
かなり手際はよくって出てくるのも早い。
10歳くらいの子供も働く。
注目して見てみると、
10歳にしてはかなり仕事はできるが、直接食べ物を触る手で体をかきむしり、頭を触り、指をくわえたりしているのを見るとぞっとする。
そして作り終えた少年は大声で「持っていけ」と言っているように、年上にも物おじせずに叫ぶ。
少し空き時間があれば掃除をする。
ぼろぼろの汚い雑巾で調理台をふいたりして、また仕事に取り掛かる。
もちろんその手で現金を触るのはいうまでもない。
旅をしていると感覚がバグってきて、、普通に感じるが、よくよく考えると、日本基準で、
衛生面に関して、
というよりも
夏休みかどうかは知らないが、
10歳くらいの子が働いているという事実
もしかしたら、ここの家の子かもしれないし、事情を知らないので何とも言えない。
いや、むしろ、「日本ってなんで働いたらあかんの?」だ。
食事を終えて、
電車に備えて買い出しをする。
お土産屋があったが外人価格がないのか激安だった。
荷物を増やしたくないので買っていないが。
YMCAをチェックアウトして、
ビンサンと鉄道へ。
アッパークラスの座席はきれいではないが、座席が柔らかいってだけでいい。
リクライニングもできて少し足下も広い。
地元民もアッパークラスから予約が埋まるらしくやっぱり前日には予約しないと難しいかもしれない。
そして聞こえてくる、物売りの呪文。
どうか夜は黙ってほしいと思ったけど、願望に終わった。
オーディナリークラスは地べたで寝るから人も歩きにくいし、アッパークラスの方がお金持っているので売り子や、レストランの食堂の営業が多い。
電車に乗る前にパンをたくさん買ったので食べ物を買う必要はないが、
少し長く停車した駅で電車を降りて、焼き飯をかった。
はじめ目玉焼き2つ入れてきて1000といってきたので、じゃあ要らないというと、目玉焼きを一つ戻して500チャットになったので買った。
窓から見える夕日はとても赤く染まりきれいだったが、空は焼けなかった。
日が暮れてもミッチーナ行き程は寒くなかった。
翌朝7時ごろに電車は2時間遅れてマンダレーの駅に到着した。
ビンサンと握手をして別れた。
マンダレー駅から、歩いて前回泊まったマンダレーの安宿である、FOUR RIVERSへ向かう。
ホテルの横の食堂の子も覚えてくれていたし、ホテルの人も覚えてくれていたのでうれしかった。
でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。