チッタゴンからコックスバザールへ行くと、バングラデシュの連休とぶち当たって宿が皆無だったため、首都のダッカへやってきた。
ダッカは前評判では「インド以上にインドらしく、カオスだ」と聞いていた。いやいや、何で本家を越えるねん!(笑)
果たして、それは本当なのだろうか。
ダッカと一括りに言っても大きい。
ぼくが滞在していたところはダッカ北部のバス停House BuildingとAbdullahpurの間にある日本人宿あじさいだった。オールドダッカなどはダッカ南部にあり20キロほど離れている。
しかし、街中はバスがひっきりなしに走っており移動は便利だ。鉄道もある。
昔、サッカーをしていた時の先輩がダッカ(グルシャン)に住んでいて会いに行ったのだが、駐在の人たちは公共交通機関は使わないと言っていた。だから、ぼくがローカルバスに乗っていることを言うと驚いていた!
ぼくも「何年かバングラデシュに住んでいるのにローカルの乗り物に乗ったことがない」ということには驚いたけどね。
バングラデシュの首都ダッカをテキトーにカメラ散歩。
ぼくは普段ガイドブックなどを持ち歩いていないし、特に何をするわけでもなく街を気ままに歩くことが多い。今回もテキトーに散策をしたので、ぼくの見たダッカを主に写真で紹介しようと思う。
ダッカで観光したのはこちら
- バングラデシュ名物の鉄道
- オールドダッカとその周辺
- なんとなくトンギまで散歩
バングラデシュ名物の鉄道@エアポート駅
バングラデシュ名物?なにそれ美味しいの!?とお思いかもしれませんが、面白いんです!
他の国ではもう見ることはなくなったかと思いますが、バングラデシュではいまだに人々(男性)が鉄道車両の屋根の上に乗っています。
みんな平然と乗っています。
まあ、鉄道のスピードもそんなに速くはないんですが、それでも落ちたらケガどころでは済みません。
これって国として合法なのかと思っていたのですが、警察?警備員?の人たちが来て棒を持って降りろ~!と注意をしていました。彼らはいったんは降りる(逃げる)のですが、またすぐ這い上がります。
ぼくはちゃんとチケットを買って車内に乗りました。人が屋根に乗らないといけないくらいだから、さぞ満員電車なのかと思いきや・・・そうでもなかった。
時間帯もあるのかもしれませんが、確かに座ることはできないけれど、日本のラッシュ時よりは全然マシでした。
単純に屋根の上のほうが気持ちいのでしょうか。ちょっとその気持ちはわかります(笑)
ぼくは一応上空からの写真も撮りたいこともあって歩道橋を渡って、対向のホームへ移動していましたが、バングラデシュでは歩道橋を渡る人のほうが少ない。
まあ、どうせ鉄道はあまり来ないし、このほうが距離も近いし合理的っちゃ合理的だけど、日本ではダメだな。
この人たちは線路を椅子代わりにしてましたし、くつろぎすぎ(笑)
ちなみにこれはダッカのKamalapur駅
オールドダッカとその周辺
鉄道に乗ってダッカの中心地Kamalapur駅へきました。
高い建物もあるし、道も意外ときれいでした。サイクルリキシャはどこでも健在。
ここからオールドダッカ方面へ歩いていきます。
道に新聞が張り出されていて誰でも読めるようになっていました。
コックスバザール郊外の難民キャンプでドイツ人ジャーナリストが暴行された記事があった。コックスバザールで安宿があれば向かっていただろう。
オールドダッカのチョークバザールで火災があった。これから向かうところの近くだ。
オールドダッカ方面へ歩いていけば、どんどん雰囲気が出てくる。
小さな通りに部品や鉄製品のバザール。両サイドには同じような店が並ぶ。
川沿いの通りに出た。
そこには船乗り場がたくさんあり、大きな船も並んでいる。そのわきには小舟の運ちゃんたちが客引きをしていた。
特にエンジンなど付いているわけではなく、手漕ぎボートだった。
トラックの陰でお休み中
この通りの隙間からピンクの建物が見えた!博物館らしい。
博物館には入らず、バザール方面へ歩く。(というか、もう既に)
だんだんと混雑してきた。
わりとカオスかもしれない。
そして、ある場所に行き当たった!
ここは先ほどの新聞に載っていたチョークバザールだ。やき焦げたにおいがした。
外国人だからか、カメラを持っていたからか、ジャーナリストと間違われて先へ進むことができた。
見たこともない光景に息をのんだ。
店舗が密集し、ガスボンベ・化学薬品など可燃物が多くあり爆発的に火が広がったそうで、この火災で80人以上の人々が亡くなった。
みんな日本のメディアは全然来ないと言っていた。
そこには火災で息子さんを亡くしたお父さんがいて、ぜひ記事に書いてくれと言われたが、ぼくは一旅行者で何もできなかった。それはとても悔しかった。
なんとなくトンギまで散歩
トンギといってもほとんどの人がわからないだろう。
ぼくも全然知らなかった。
ただ、どこかおもしろそうなところはないのかな~とグーグルマップを見ていて、宿泊していたところから徒歩圏内で行けそうだと偶然目に入った。
このトンギに何があるのだろうか、おもしろいことがあるのだろうか、そういった期待を膨らませて歩いた。
ここバングラデシュはもともとイギリス植民地のインド(パキスタン含む)だった。それから印パが分離し、飛び地の東パキスタンとしてパキスタンに属していた。
また、後から知ったのだが、パトキはバングラデシュ独立戦争のときに虐殺があった場所としても知られるらしい。
イギリスの影響もあって、2階建てバスも街中に走っている。
まず、さっそく発見したのはバスを改造した移動式の図書館だった!
地元の小さい子からお年寄りまで見かけました。地域の人々に本が届けられるこういったサービスは素敵だ。
ヒンドゥー教の寺がありイベントを見学!
路上の散髪屋
ゴミ山
トンギの線路沿いにはマーケットがあった。
ときどき鉄道は走る。
みんな鉄道が来る方向を向いて歩くという。轢かれるから。
市場付近を散策して、線路沿いを歩いて帰った。
散歩がてらにはトンギを訪れるのはよかった。
トンギだけでなく、オールドダッカ、チッタゴンも含めカメラ散歩好きな人にはオススメできる!
以上、「バングラデシュの首都ダッカをテキトーにカメラ散歩」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。