こんにちは!
これからアフガニスタン旅行編がはじまります。どうも、あつし(@jamesiete)です。
前回の続きで、パキスタンの首都イスラマバードからカーム航空でアフガニスタンの首都カブールへやってきました。
アフガニスタン旅行はじまる
今まで訪れたかった念願のアフガニスタンに上陸した。
乗客はほとんどアフガニスタン人に違いない。勝手にこの地には厳格な雰囲気があるのではないかと思い込んでいたのだが、あるお金持ちそうな服装をしていた女性は何も頭に被っていなかったり、空港内には和気あいあいとした空気が流れていた。飛行機を使うある程度の属性の人たちだったからだろうか。
しかしながら、このご時世、アフガニスタンへの入国はどうなのだろうかそういったこともやや気にしていた。まずは目の前のイミグレーションが心配だった。
「なぜ日本人がアフガニスタンを旅行するのかなど」イミグレでいろいろ問い詰められたりするのだろうか・・・。
それは杞憂に終わった。
入国審査官はアフガニスタンのビザを一瞥し、すんなり薄い入国スタンプを押してくれた。
やはり、ビザを取っていれば入国は問題がないのだった。別に密入国するわけでもなく、正式にアフガニスタンの観光ビザを取得している。
もう旅は終盤で、パスポートは増補しておりSページに入っている。パキスタンビザ3つ(延長含む)、アフガニスタンビザ、スーダンビザ(滞在登録もあるので結構目立つ)もあるので、これからの中国の新疆あたりを旅行することがあれば支障をきたしそうな気がする。
もちろんスーダンに入国しているので、アメリカへはESTAは無効で、新たに取得するのが面倒でやや高額なビザが必要になる。
カブール国際空港の建物を出たところにATMがある。手数料が5ドルもした。※敷地から出たところに両替屋もある
敷地内を少し歩いた小さなモールでにシムカードが買える。
シムカードのキャリアの会社名を忘れたけど、店員にゲームされながら接客された。※100アフガニが140円くらいだったはず(2019年5月)
- シムカードは100アフガニ
- 1GB:300アフガニ
- 4GB:600アフガニ
さあ、このカブール国際空港から市内へはどうやって行こうか。目星を付けているホテルは約6キロ離れたShahr-e Now Park(シャリナウパーク)の近くにある。
空港から市内中心部へ向かうバスが出ているはずだと探すがどうやらないらしい。タクシーを使えとのことだった。
空港から市内へ数百メートル歩いたところにチョーク(ロータリー)があって、シムカード買ったり、バスがあるかウロチョロしていたこともあって、完璧に日が暮れた。
若干腑に落ちないがタクシーを使おう!公共交通機関を使いたい主義ではあったが、ここでの安全はお金で買おう。
アフガニスタンでは後にも先にも安全をお金で買うことが重要なのだが貧乏旅行をずーっとしてきたぼくには時折難しかったのだ。それに、できれば市民が使うようなローカルバスを使ってみんなと同じように移動したかったから。
空港を出てすぐに気が付いていたのだが、アフガニスタンの首都カブールですら英語は全然通じない。
金持ちそうな服を着たおっさんに通訳してもらいタクシーに乗った。なぜならシャリナウパークが通じなかった。
どうやらカブール国際空港から市内(シャリナウパーク)は200アフガニ、ぼくが乗った空港から少し歩いたチョークからは150アフガニだった。金額にして200円ちょっとと安い。
はじめてのアフガニスタンという地にワクワクしながら窓から暗くなった外の世界を眺めた。
警察か軍人かわからないけれどとても多かった。いたるところで検問をしていた。何度か窓から車内を覗きこまれたがとくにチェックはなかった。多少不安になったが。
信号待ちをしていると、なんと、青いブルカ被った女性が近くの車の窓拭きをはじめたのだ!ペシャワールやカラチでもブルカを被った女性がバザールで買い物をしていたり、路上で物乞いをしていたりしていたのは見かけていたが、路上で働いているのははじめて見た!!!
事前に旅友から大まかな位置を教えてもらっていたカブールの安宿「Salsal Guest House」に到着した。
シングルルームでトイレバス共同(1つしかない)が700アフガニだった。(連泊したから2泊3泊目は600アフガニにしてくれた)
ここのゲストハウス、入口開けっ放しでセキュリティーは皆無だった・・・。通りにある他のゲストハウスにも聞き込みをしたがどこもセキュリティーはここよりはしっかりしていた。
どうやら、Wi-Fiはあるらしかったが連休だから使えないらしい。
はじめはオーナーの態度が大きくて良くなかった。ぼくが到着したときにスタッフが「1泊600アフガニ」と言った後に、ニヤリとして「700アフガニだ」と言ってきた。※人によって金額を変えている
さっき600アフガニって聞いたんだけどと言うと、「俺はオーナー、こいつはワーカーな」と。まあ、次の日から600アフガニで案外オーナーはいいやつだった。
名前はゲストハウスだが、むしろ安宿だ。英語は通じるし聞けばいろいろ教えてくれる。
※ゲストハウスというと外国人観光客やバックパッカーが集うイメージがあるが、言ってしまえばここはただの安宿だ。そもそも観光客はよほどの物好きではないとアフガニスタンを訪れないと思う
とりあえずチェックインができたので、遅くならないうちに夜ご飯を探しながら散歩した。
宿を出て少し歩くとゲストハウスがあった。
B・Aria Restaurant Guest House、英語が通じた。何よりもセキュリティーがあった。
近くの他のゲストハウスも見たけど、どこもSalsal Guest Houseよりはもちろんセキュリティーはしっかりしていた。※オートロックでインターホン越しで話すなど
なんならSalsal Guest Houseのように入口を開放しているようなところは1軒もなかった。
大体1泊の値段は1500アフガニくらいだ。2000アフガニあれば、大抵の部屋にトイレとシャワールームが付いた安宿には泊まれるのだろう。※1アフガニは1.4円くらい(2019年5月)
のどが渇いたので路上のお店でコーラの缶を買う。なぜかペットボトルはなかった。
ペットボトルの水や自国の飲み物はあるが、ペットボトルのコカ・コーラなど見かけていない。ペットボトルだと液体を入れ替えられるし、テロ防止なのかな?
翌日以降に気が付いたのだけど、場所によってブロックごとに検問がよくあるので疑われるからかカバンを持って歩いている人はほぼいない。みんな手ぶらだ。
また、売られていた飲み物の大半がエナジードリンクだった!
ノンアルコールビールだってあった。
宿を出てすぐのところにシャウルマ屋が並んでいた。物価もわからないので、いくつかのお店を見ながら歩きまわった。
どれにしようかなーなんて店員と話していると、白く汚れたシャルワールカミースを着た少年がやってきた。店員がお前と似たやつがいるんだぞみたいな感じで言ってきた。あー、ハザラ人かとわかった。
結局、はじめに見かけた宿近くのシャウルマ屋でポテトバーガー?を50アフガニで買った。
ソフトクリームも20アフガニで買った!ペシャワールで食べたのと同じ種類だ。(アフガニスタンはこの種類が多い)
買って外で食べていると人がたかってきたので、宿に退散した。このあたりは物乞いやジャンキーも多くいたし。
アフガニスタン旅行、首都カブールの初夜は爆睡だった。
ついに、アフガニスタン旅行編がはじまる!
最後まで読んでいただきありがとうございます。