海外旅行保険の期間はまだ3か月残っているし、まだ旅を続けることはできるが、もう今は旅に満足した。旅のやめ時だ。
お金や時間がなくなったから終わりじゃなくて、満足したから終わる!この気持ちになれてよかった。

I LOVE TERMEZ
テルメズでサマルカンド行きの鉄道も予約し帰国の航空券(ウズベキスタン航空タシュケントー成田)も買った。チケットは約10日後だ。
帰国までなんとしてでもソフトクリームを食いまくるのだ!!!
帰国までのモラトリアムをのんびりといろんなことを思いながらウズベキスタンを旅することにした。
最後の国ウズベキスタン旅行をざっくりと振り返る。
テルメズからサマルカンドへ向かう。
シベリア鉄道はなかなか味のある色できれいだった。

シベリア鉄道、テルメズ~サマルカンド
乗務員のおっちゃんもフレンドリーだった。「ミスターヨシダ」と呼ばれる。

乗務員のおっちゃん
鉄道の中はとても暑かった。動けば風が少しだけ入ってくるのだが、日が暮れるまでは汗をかいた。カップラーメンを食べてから眠りについた。
早朝にサマルカンドの駅に到着した。6時ごろまで待合室にいた。
駅前から3番バスに乗りサマルカンド中心部のレギスタン広場へ。

サマルカンドのレギスタン広場
チェックインをしてから市場とかいろいろ散策だ。
油満載のプロフを食う。牛丼のツユダクではなく、プロフの油ダクもできるらしいがもちろんそんなことはしない。
サマルカンドはどこもかしこも観光客がたくさんいて想像以上に観光地化が進んでいた。
アフガニスタンで旅をやり切った自分がいて観光をそんなに楽しめない自分もいた。
数日間ぼちぼち歩いた。

夜のレギスタン広場
サマルカンドからヒヴァへ向かう。
夜まで宿に居座らせてもらい20時頃のバスに乗って駅へ向かう。鉄道は24時半発だったので寝台を整えてからすぐに爆睡した。
翌朝ヒヴァに到着して、何故かウズベキスタン人のおばちゃんに荷物を持たされた。歩いて宿に向かう。
ヒヴァは城壁に囲まれたディズニーランドのようなところが主には観光名所だ。

ヒヴァの城壁
横から無料で入れるのだが、チケットを買って中を散策したが5分ほどでもういいやとなった。

ヒヴァ、城壁の中
おすすめされていたシュビトオシュだけ食べた。香草のディルを練りこんだものだ。これとお茶で3万スムだった。もう食べないかな。

Shuvit oshi
翌日、朝ご飯を食べてからブハラへ向かうためにまずはウルゲンチへ向かう。トロリバスで1200スム、マルシュートカーで3000スムだ。
進んでは停まって進んでは停まってで、お年寄りのみなさまがたくさんで席を譲った。なんと2時間もかかったのでマルシュートカーをおすすめする。
ウルゲンチのバザールに着いたのだが、聞き込みをして19番バスで駅へ向かった。夕方前発の鉄道のチケットを買い荷物を2500スムで預かってもらう。
ウルゲンチで暇なので19番バスでウルゲンチのバザールへ向かう。
シャシリク3000スムだった。うまい!

ウルゲンチのバザールで食べたシャシリク
クルクルソフトクリームを食べた。1000スム(13円)
ネジネジ〜 pic.twitter.com/KM1BR634sL
— あつし (@axyzworld) May 14, 2019
鉄道でウルゲンチからブハラへ向かう。
予想はしていたが日中は予想通り暑くて外の風景は砂漠が続いた。
約1時間遅れの23時半にブハラに到着した。市内まで15キロ。バスも終わっているはず。
この場合、今までならよし駅のどこかで寝ようといった節約志向だったのだが、もう旅も終わるのでタクシーに乗ってみた。こういった感じでタクシーに乗ったのはナイロビ以来かもしれない。一人では最初で最後か。
でもね、タクシー代は約260円(20000スム)だった・・・。
安宿になんなりと到着した。
宿代が税金込みで6.41ドルで、60000スムと言われる。当時のレートで6000スムほど損をすることになる。多分、以前のぼくならそのレートおかしくない?というところだが気にしない。まあ、6000スムあれば安いところだとソフトクリーム6個食べられるけど。
多くの人たちがウズベキスタンが良い!と言っていたが、ぼくにはまだ早かったようだ。旅の序盤か、勉強してから老後にでも行こう。
もっともぼくの旅を終える心境や、今回は観光地にしか行っていないからそういった感想だと思う。

ブハラの町並み
このブハラでおもしろい出会いがあった。なんと約5年前にブダペストの日本人宿アンダンテで出会った旅人と再会したのだ!
連絡先も交換していなかったしなんの約束もしていないし、本当に偶然だった!
はじめは2人とも気が付かずに2時間くらい話していて、途中であれ?と気が付いたのだ。また、バイクで旅をしている合田さんとも出会った。

左:合田さん、真ん中:おじき、右:あつし
世界一周最後の都市タシュケント

タシュケント
ウズベキスタン航空タシュケントー成田便を予約していたので、ここタシュケントが最後の地になる。
ここでもそんなに気張って観光はしていないがおもしろい出会いはあった。
数か月前にパキスタンのラホールで出会った旅好きのゆう君。彼は150か国くらい旅している。ぼくの出会ってきた中ではトップクラスに旅に詳しく旅の話では毎回盛り上がる。
チャリダーの大坪さん(世界自転車旅行記~限界への挑戦~)、自衛隊を退職されてからチャリンコでいろんなところを旅するハードな旅人。

チャリダーの大坪さん
タシュケントに着いて、あと数日で旅が終わるという実感がわかなかった。
アフガニスタンを陸路で出国して、ゆるゆるウズベキスタン旅行だからか。
しかし、旅の満足感はある。もう旅が終わるというのになんだか清々しい気持ちもする。
今回の帰国は今までの一時帰国とは違い、本帰国だというのに。今の時代、飛行機に乗ればすぐにでも長い旅も終わらせることができる。
空港まで路線バスで向かった。
ぼくは帰国する、旅を終えるという覚悟ができていた。

TASHKENT INTERNATIONAL AIRPORT
最後まで読んでいただきありがとうございます。