残雪期の阿弥陀岳と赤岳【↑中岳沢~文三郎尾根↓地蔵尾根】

登山
スポンサーリンク

阿弥陀岳、八ヶ岳連峰の中でも異色の名前で堂々にそびえ立つ。

阿弥陀岳は標高2805mと、赤岳と横岳についで3番めの高さだ。急登で足場も悪いこともあって、八ヶ岳連峰のなかでは難易度も高い方らしい。

これまで硫黄岳・根石岳・硫黄岳・横岳・赤岳と登ってきたけれど阿弥陀岳はまだ未踏だったので、今回は阿弥陀岳目当てで八ヶ岳へやってきた。

※2022年4月16-17日の登山記録です

 

残雪期の阿弥陀岳と赤岳登山のコースタイム

1日目のコース
美濃戸(10時12分)~南沢~行者小屋(13時27分)※テン泊

2日目のコース
行者小屋(5時)~中岳沢~阿弥陀岳(6時13分)~文三郎尾根~赤岳(7時42分)~地蔵尾根~行者小屋(8時45分、10時15分)~赤岳鉱泉(10時38分)~北沢~美濃戸(12時26分)

 

残雪期の阿弥陀岳と赤岳登山の様子

茅野駅のそば屋

鈍行列車で茅野駅へ向かう。鈍行列車の良いところは、安いしいい感じの時間帯にちの駅へ到着することだ。

恒例になりつつある、茅野駅の駅そば「信州榑木川」でそばをすする。出発前には松屋で牛丼も食べている。出発前のカロリー補給が重要なのだ。

トイレに行ったり美濃戸までのバスのチケットを買って列に並ぶ。

バスで八ケ岳山荘(美濃戸)まで揺られ、登山準備をしていざ出発!雪はない。

美濃戸から出発

特に面白みのない道を歩いてやまのこ村を通り過ぎ美濃戸山荘で一休み。マイカー組はやまのこ村からスタートできるので羨ましい。

美濃戸山荘

南沢から行者小屋へ向かう。

美濃戸山荘前

残雪期ということもあり、雪はまばらにある。

南沢ルート

凍結した雪だ。

南沢

行者小屋に近づくと、標高も高くなるので積雪がある。時々、踏み抜いて膝上までハマってしまうので注意が必要。

南沢

行者小屋に到着。

行者小屋

本日の目的地、行者小屋に着いたけど、時間が余っているのでテントを立てる前に整備することにした。

1時間くらい格闘して、いい感じにテントを設営できたと思う。

行者小屋にてテント設営

テント周辺を少し低く整地した。

行者小屋でテント泊

頑張りすぎて、中古の登山ショップで2000円で購入したスコップを破損。プラスチックの場所を足で踏んでしまい欠けたのと、シャフトが歪んでしまい短く戻すことができなくなってしまった。どうするかは来シーズンに持ち越し。

破損したスコップ

写真右側の青のテントが私のです。

行者小屋でテント泊

行者小屋の水場が凍っていたため、テキトーな雪をかき集めて火にかけて溶かして水を作る。とりあえずは1.5Lほど。細かいゴミも混じるためコーヒーのフィルターを持ってくればと思った。細かいことは気にしない。

雪を溶かす

他のテン泊登山者とおしゃべりしたり、インスタントのコーヒー飲んだりしながら時間をつぶす。

行者小屋でテント泊

夜ご飯はインスタントにお湯を注いで混ぜながら食べた。味よりもカロリー摂取できれば良し。

夜ご飯@行者小屋でテント泊

夜の行者小屋

朝4時前に起きて、いつものお湯を注ぐだけのわかめごはんを食べる。

準備など諸々して、5時前に出発!

行者小屋~阿弥陀岳

前日、登山者たちと話していて、中岳沢は雪崩の巣窟だよと聞いていた。でも、すぐに標識が出てきたのでその方面へ行ってしまった。

この日はいつもよりも気温はグンと低く、雪の路面も固くしまっていた。これなら雪崩もなく行けそうだと判断し、中岳沢から登った。

中岳沢、行者小屋~阿弥陀岳

赤岳の向こう側に朝日がちらりと見えていて、もう少し早く出発するべきだったと感じた。少しガスっていたため朝焼けはそんなに広がらなかった。

朝日がちらり

中岳沢から振り返る

中岳沢を登る

コルへ到着。

中岳、赤岳方面

阿弥陀岳へ向かう。

阿弥陀岳方面

残雪期ということもありはしごやガレ場が露出していた。これが残雪期の難しさなんだろうか。

残雪期の阿弥陀岳へ

振り返ると、だんだんとガスってきた。

阿弥陀岳から見る赤岳方面

阿弥陀岳から見る赤岳方面

意外にも阿弥陀岳にサクッと登頂!

残雪期の阿弥陀岳を登頂

残雪期の阿弥陀岳を登頂

残雪期の阿弥陀岳を登頂

文三郎尾根に合流して赤岳を目指す。

残雪期の阿弥陀岳頂上付近の路面

中岳もガス

慰霊碑もある尾根を歩いていく。雪、土、岩のミックスが残雪期。

阿弥陀岳~赤岳

文三郎尾根

文三郎尾根

文三郎尾根

残雪期の赤岳登頂!

残雪期の赤岳登頂

残雪期の赤岳登頂

赤岳からは地蔵尾根から下山。

赤岳~地蔵尾根

赤岳頂上山荘

赤岳展望荘

赤岳~地蔵尾根

地蔵の頭

地蔵の頭

地蔵尾根から行者小屋へ

地蔵尾根から行者小屋へ

行者小屋に到着し、のんびりとコーヒーを飲んでテントを撤収。

テント設営跡地

赤岳鉱泉へ行き、テント代を支払い八ケ岳山荘(美濃戸)へ北沢から下山。

行者小屋~赤岳鉱泉

赤岳鉱泉~美濃戸、北沢ルート

赤岳鉱泉~美濃戸、北沢ルート

赤岳鉱泉~美濃戸、北沢ルート

八ケ岳山荘(美濃戸)へ下山

温泉に入って、いつも通り山賊焼き定食をいただく!うまい!!!

八ケ岳山荘の山賊焼き定食

友人から「阿弥陀岳は危なかったやろ?」と聞かれたが、想定していたよりは普通だった。

もしかしたら私が高所耐性があるからかもしれない。それでも用心するに越したことはないのは間違いない。

これにて今シーズンの冬山は登り納めかな。

 

以上「残雪期の阿弥陀岳と赤岳【↑中岳沢~文三郎尾根↓地蔵尾根】」でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!