Te Araroa Day 47 Tokomaru Shelter〜Te Matawai Hut
※2023年12月の情報です
※1NZD=約90円
【テアラロア47日目】Tokomaru Shelter〜Te Matawai Hut
夜明け前の寒くて暗い中、トコマルシェルターの隣のベッドで眠っていたオランダ人のおじさんの目覚ましが鳴り響き、5時に目を覚ました。
ヘッドランプをつけると、ハットの中でも冷え込む朝の空気が一層冷たく感じられた。
6時に出発するつもりだったが、実際に出発できたのは6時5分ごろだった。まあ、ほとんど予定通りだ。
今日の目的地はTe Matawai Hut。みんなはアウトドアセンターまで行く予定らしいが、昨日同様に道は険しいに違いない。
6時40分、分岐点に到着し、服を着替えた。
トレイルの状態はやはり悪く、川を越える際に岩の上で滑り、右足が完全に濡れ、右腕も若干負傷したが、大きな問題はない。
道はマッディーで非常に滑りやすいトレイルが続いた。
レビンの町が見えるビューポイントに着いたとき、空は一方向だけ晴れていて、他は曇っているという不思議な光景が広がっていた。
滑りやすい泥道で再び盛大に転び、バックパックとポテトチップスで着地。ポテトチップスの袋が破裂したが、思ったよりこぼれなかったのは幸いだった。
標高が低くなるにつれ、川を渡る回数が増えた。慎重に歩かないと滑りやすい石が危険だ。
グループ登山の団体とすれ違い、彼らから天気情報を得た。今日と明日は天気が良く、明後日は悪天候とのこと。できるだけ遠くまで歩こうと決心した。
10時17分、噂のトイレキャンプ場に到着。シェルターのない机と椅子、トイレ、そして川だけがあるシンプルなキャンプ場だ。
ここからアウトドアセンターまでは川渡りが何度かあるが、アウトドアセンターに近づくと道はグラベルになり歩きやすくなった。
アウトドアセンターを素通りして、11時45分頃駐車場に到着し12時まで休憩した。
その後、TAマークのあるLowerルートを通ってTe Matawai Hutへ向かった。
登りはじめは緩やかで歩きやすかった。序盤の小川で水を補給したのは賢明な判断だったと思う。
次第に急登でマッディーな道が続き、稜線に出るとさらに泥だらけだった。膝下までの泥に足を取られ、脱出するのに苦労した。トレッキングポールも泥に深く刺さった。
途中の小ピークに到達したが、ここも泥だらけで苦労した。疲れが溜まり、足が止まることが多くなり、穀物バーを食べてエネルギー補給した。
17時45分、ようやくTe Matawai Hutに到着。疲れ果てた体を引きずるようにしてハットの階段を登ると入口にはみんなのドロドロの靴や靴下が並んでいた。
明日もビッグデイにする予定だ。先生が連れてきた学生たちがキャッチしたラジオ情報によると、明日の午後から風速60m、夜は90~105m、明後日は大雨とのこと。早めの行動が良さそうだ。
夜は暖炉に火が灯され、心地よい温かさが広がる。
翌日のWaitewaewae Hutまでの道のりを考えながら、深い眠りに落ちた。
歩行距離約34キロ