都内から公共交通機関を使ってサクッと行けて、楽しめる山はやっぱり「丹沢」。今回は2026年2月14日に、表尾根(ヤビツ峠)から塔ノ岳へ登り、大倉へ下山する王道コースを歩いてきました!
2月中旬の丹沢は、日当たりや標高によって雪が残っていたり、融けた雪で足元がぬかるんでいたりと、冬から春へ移り変わる時期ならではの表情を見せてくれます。都内からのアクセス手順や残雪状況、コースタイムと合わせて「なぜこのルートがおすすめなのか」も解説していきます!
今回の山行サマリー

歩き始めの私
- 日程:2026年2月14日(日帰り)
- コース:ヤビツ峠 ~ 富士見橋登山口 ~ 三ノ塔 ~ 行者岳 ~ 塔ノ岳 ~ 花立山荘 ~ 堀山の家 ~ 大倉バス停
- 歩行距離:約13.9 km
- 獲得標高(累積標高):上り 約1,230 m / 下り 約1,700 m
- 標準コースタイム目安:約5時間30分〜6時間
- アクセス難易度:小田急線+路線バス
- おすすめ装備:チェーンスパイク、ポーラテックアルファダイレクトのフリース、ダウンジャケット(朝は寒い)
今回のタイムスケジュール(コースタイム)
- 6:37 秦野駅着(マクドナルドで朝食・トイレ準備)
- 7:20 秦野駅発(神奈中バス始発・秦21系統)
- 7:55 ヤビツ峠着
- 8:00 ヤビツ峠 出発
- 8:17 表尾根登山口
- 9:09 三ノ塔(避難小屋チェック・残雪あり)
- 9:46 行者岳(足元ぬかるみ・ドロドロ注意)
- 10:38 塔ノ岳山頂着(気温3.5℃ / 休憩・撮影)
- 11:22 花立山荘通過(下りだしでチェンスパ装着)
- 11:42 堀山の家通過
- 12:36 大倉バス停下山
【ルート解説】なぜ「ヤビツ峠登り・大倉下山」がおすすめなのか?
塔ノ岳に登るルートはいくつかありますが、個人的には断然「ヤビツ峠から登り、大倉へ下りる」コースがおすすめです。
登りは景色と変化を楽しめる「表尾根(ヤビツ峠発)」
大倉から登る「大倉尾根」は、ハイカーの間で「バカ尾根」と呼ばれるほどの登り一辺倒。ほとんどが樹林帯の中で景色の変化が少なく、体力作りやトレラン目的以外だと少し退屈に感じてしまうこともあります。
一方、ヤビツ峠からの「表尾根」ルートは、適度なアップダウンがあり、視界がパッと開ける絶景ポイントも多数!登っていて圧倒的に楽しく、ちょっとした稜線歩きの醍醐味を味わえます。
下りは安心感と利便性が抜群な「大倉尾根(大倉着)」
下山に大倉尾根を使う最大のメリットは、安心感とアクセスの良さ。
- 山小屋が多くて安心:花立山荘など、途中に山小屋が多く設置されているため、万が一の休憩やトラブル時にも安心感があります。
- 整備されていて歩きやすい:登山者が多く道もしっかり整備されているため、迷う心配がほぼありません。
- バスの便数が圧倒的に多い:大倉バス停から渋沢駅行きのバスは本数が非常に多く(頻発)、下山後に長いバス待ちをせずにすぐ帰路につけるのが何よりの魅力です。
【アクセス】秦野駅でのルーティンとバスの並び方

早朝の秦野駅から
登山をするとき、私は基本的に始発バス一択と決めています。朝いちばんの便で動き出すことで山行全体にゆとりが生まれますし、時間を有意義に使えます。また、万が一のトラブルにも対応しやすいためです。
- 神奈川中央交通バスは始発(7時20分発)に乗るのがおすすめ!
秦野駅からヤビツ峠に向かうバス(神奈川中央交通・秦21系統)は、7時20分発が始発(2026年2月現在)。登山で余裕を持ったスケジュールを組むためにも、私はこの始発バスに乗ることをおすすめします。 - 私のルーティン:6時37分秦野駅着 ➔ マックで朝食&準備
今回は小田急線で秦野駅へ到着。秦野駅前には早朝から開いているマクドナルドがあるので、私はいつもここに立ち寄るのをルーティンにしています。朝食を食べてカロリー(エネルギー)補給、お手洗いを事前に済ませておくことで、登山口に到着してからスムーズに歩き出すことができます。 - バス停には遅くとも「7時」までに並ぶ
ヤビツ峠行きのバスは非常に人気が高く、週末になると始発前から長蛇の列ができます。確実に座って移動したい方や予定通り始発便に乗りたい方は、マックで準備を済ませたら遅くとも7時前にはバス停の列に並んでおくことを個人的にはおすすめします。

秦野駅前のバス乗り場
※最新のダイヤや運行状況は 神奈川中央交通公式サイト(秦野駅〜ヤビツ峠 時刻表)で確認しておくと安心です
※混雑状況によっては臨時バス(増便)を出してもらえることも多いですが、早め早めに行動しておくに越したことはありません
表尾根から塔ノ岳へ!実際の山歩きの様子と残雪状況
ヤビツ峠には8:00前に到着。準備を整えて8:00頃に歩き始めました。

ヤビツ峠のバス停(※トイレあり)
ヤビツ峠 〜 表尾根登山口(富士見橋)
ヤビツ峠から表尾根の実際の登山口までは、舗装路を1.7kmほど歩きます。約17分で登山口に到着し、ここから本格的な山道へ。


三ノ塔(残雪の状況と避難小屋)
順調に標高を上げ、9時9分に三ノ塔に到着。避難小屋の中を少し覗いて休憩しました。



※このあたりからかなりの残雪・凍結箇所が見られました。三ノ塔から先の下りや日陰は滑りやすくなっているため、足元に十分注意して進みます。不安な方はチェーンスパイク装着したほうがいいかも
行者岳(雪解けでドロドロのぬかるみ区間
9時46分に行者岳へ到着。この周辺は融けた雪と土が混ざり合ってかなり泥濘(ドロドロ)で滑りやすい状態でした。スリップしないように足の置き方に注意が必要です。

ドロドロ

ちょっとした鎖場も

富士山を望みながらの残雪歩き
塔ノ岳山頂(山頂の様子と気温)
行者岳からの稜線歩きを経て、10時38分に無事塔ノ岳山頂へ到着!山頂の気温は10時56分時点で3.5度ほど。風が吹くと肌寒さを感じますが、達成感は抜群です。写真撮影をしたり、行動食を食べたりして少し休憩を挟みました。

塔ノ岳登頂

塔ノ岳山頂には尊仏山荘もあるので安心

山頂からの景色は絶景!
塔ノ岳から大倉尾根を下る
山頂からの下りはじめは一部凍結があったため、一瞬だけチェーンスパイクを装着。大倉尾根はすれ違う登山者も多いため、自分が滑ってほかの人に迷惑をかけないためにも、早めにチェンスパ装着がマナーとしても大切だと思います。

チェーンスパイクを装着
花立山荘、ここでラーメンとかうどんを食べるのおすすめです。

花立山荘
階段が続く大倉尾根をテンポよく下っていきます。堀山の家は2026年1月11日の火事で焼けてしまっていて更地でした。山火事怖い。

堀山の家の跡地
大倉バス停へ無事下山!お昼頃(12時36分に)の下山となり、身体を動かすのにちょうど良い、気持ちの良い運動となりました。

大倉バス停
今回使った装備と実際の服装(2月中旬のリアルなレイヤリング)
2月中旬の丹沢は早朝の寒さが厳しい反面、登りの最中は少し汗をかき、山頂や下りでは再び冷え込むため、こまめな体温調整と足元対策が重要です。今回は軽量(UL)かつ快適性を重視したアイテムをチョイス。

塔ノ岳山頂での私の服装
登山口までの防寒着
- モンベル アルパインダウンパーカ
早朝は普通に寒いため、自宅を出てからバスでヤビツ峠(登山口)に着いて歩き始めるまでの間、防寒着として大活躍しました。
行動着(レイヤリング&ウエア)
- ベースレイヤー:メリノウールの長袖フーディー(調湿・保温性が高く快適)
- ミドルレイヤー:FarPointe(ファーポイント)のポーラテックアルファダイレクト(暖かさと通気性があっていい)
- パンツ:ユニクロのジョガーパンツ(なんでもいいかなと)
- 小物:キャップ、調光レンズサングラス(日差しと風対策)

シューズ・ザック・周辺ギア
- シューズ:ALTRA(アルトラ)「オリンパス275」(ローカット出歩きやすい)
- ザック:Gossamer Gear(ゴッサマーギア)「Minimalist 19」(軽くて背負いやすい、背面パットは使っていない)
- ショルダーポーチ:PaaGo WORKS(パーゴワークス)「SNAP」(スマホポーチとして)
- 滑り止め:チェーンスパイク(Amazonで購入した安価なモデル)
下山後の着替え
公共交通機関を使ってアクセスする場合、下山後に汗や泥で汚れた服のまま電車に乗らないよう、着替えを持参するのがマナーかと思う。
- シャツ:山と道「ULシャツ」(約90gでコンパクト)
- パンツ:Last Frontier Designs「CORDURA Ultra Light Easy Pants」(約70gと超軽量)
【まとめ】丹沢はやっぱりコスパ・タイパ最高!
お昼過ぎに大倉へ下山できれば、午後の時間を有効活用できます。都内からすぐアクセスできて、ちょっとした稜線歩きと大自然の絶景を味わえる丹沢・表尾根ルート。2月なら残雪期の準備を整えて、ぜひ出かけてみてください!
ちなみに、体力やスケジュールに余裕がある方は、塔ノ岳から先の「丹沢山」や「蛭ヶ岳」へ脚を伸ばしてみるのもおすすめ。表尾根よりもさらに雄大でダイナミックな景色が広がりますし、塔ノ岳から先は登山者の数もグッと減って、静かで落ち着いた稜線歩きが楽しめます。

