おはようございます!
パミールハイウェイ自転車旅行9日目です!

標高4270mの峠
オシュで自転車を買うところから
オシュで100ドルの自転車を買う!~パミールハイウェイ自転車旅行準備編~
10日間の旅と準備の様子をまとめた記事はこちら
パミールハイウェイ自転車旅行9日目

パミールハイウェイ自転車旅行9日目
4270m峠の手前→Vankala村あたり、走行距離66キロ
4170mでキャンプすることになったので、持っている全衣類を重ね着して寝袋に入って、足はそのままバックパックに入れて眠りについた。
夜は風が強くテントを揺らされてなかなか眠れなかった。
そして、まずないとは思うけれど、もしも誰か人間だったり野生動物がきたら逃げられないなという恐怖もあった。
そういった不安があったのだが気が付けば寝ていたのだ。2時間おきに目覚めたけれど。
幸い曇っているせいなのか気温はそんなに下がらなくて、凍えるようなことはなかった。
朝方なにかがテントに当たる音で目覚めた。
雨か・・・
こんなところで雨が降ったらたまったもんじゃない!!!ただでさえ路面は悪いのに本当に自転車に乗れなくなってしまう。
テントから外に出てみて驚いた!!!
雨ではなく、雪だったのだ!!!
さすが、4000mの世界!夏でも雪が降るんだと思った。
寝袋に入ったまま朝ごはんに冷え切ったカッチカチなナンを食べているとまたサラサラと聞こえる。まあ、雨よりはいいか。
キルギス時間8時前(タジク7時)になると、少しだけ太陽か差し込んできた。
雪が溶けて濡らしたくないと思って、寒い中雪を払いのけテントを撤収した。
道路まで戻る間にある小川が凍っていた・・・!
寒すぎて、スマホの充電が落ちた・・・。
道路に自転車をあげて、積載する荷物をあとから運んで出発!!!
今日も未舗装路かーと思い、走り出してすぐに音がして、見上げるとヘリコプターも飛んでいた。
そして、家を見つけた。昨日キャンプじゃなくて泊まらせてもらってもよかったかもと思ったけれど、情報がなかったので仕方がない。
走りだしてすぐは天気がよかったのだが、次第に天気が崩れてきた。
太陽が消えた。
急に寒くなった。体ではなく、手足の指末端が。
また、袋を手袋代わりにした。

昨日の写真
またもや、ムルガブで手袋を買わなかったことに後悔をしたが、悔やんでも仕方がない。
標高が下がれば解決してくれると思った。
逆風の中進むしかない!
どこから来たのか、前に地元の人が2人歩いていたけれど早さはあまり変わらなかった。
そして犬が付いてきた。ぼくは犬よりも遅かった。ときどきぼくがしっかり来ているかと後ろを振り向いて待っていてくれた。なんてかわいいんだ。
前方に羊飼い?が見えた!
こんな過酷な環境の中生きているんだなと思わされた。ぼくも頑張ろうと。
ようやく4270mの峠の頂上に到着した!
頂上の看板の代わりに下り坂注意だよといった標識があった。
未舗装路を下るが、途中から犬はどこかへ行った。ありがとう!
くだりはくだりで大変だった。ブレーキをかけながらゆっくり進むが、手足は冷えてきて痛くなってきた。
時期に舗装路になりすいすいと進めたのだが天気はさらに崩れた。
手足の末端が冷え切った。
凍傷かどうかわからないがなる危険性を感じたので、靴をいったん脱いで靴下のつま先を重点的にトイレットペーパーでグルグル巻き付けて再び靴を履いた。手も限界がきていたので、手にもトイレットペーパーを巻き付けて袋をかぶせた。
しばらく走ると道路整備の人たちが表れてきた。こんな厳しい環境で仕事をするなんて。しかも、自転車で来ていて空気入れ貸した。そしてチョコもあげた。
Jelondyまでは後4キロほどらしい。もっと遠く感じたが。
Jelondyに到着したとき、雪や雹、あられは降った。そして雨に変わった。
濡れる。
温泉を探したいのだが、寒さで電源が入らない。
濡れて凍えながら人に尋ねるが、なかなか通じなかった。
この村よりも先へ進むとあるらしい。
もしなかったらどうしようといった不安で遠く感じた。
標高が3500mまでさがったとき温泉を見つけた!!!道路に車も数台泊まっていた。
その前にカフェと言えるようなところではないが、食堂のような小さなお店でご飯を食べた。
インスタント麺×2、卵ウインナー、コーラ
そして、ついに温泉!!!Mが入口!
温泉は3ソムニ(34円)とかなり安い。
汚いけど良質で、ぼくは蘇った気がした!!!
温泉を出た後も、またインスタント麺を食べてエネルギー補給した。
それからは順調に走ることができた。緑も出てきた。
小さな集落や村も出てきた。
商店も見つけたのでエネルギー補給!
こどもたちが次第に声をかけてくるようになった。
ゴールは近い!ホログの町までもう100キロくらいだ!
今日進んだ分だけ、最終日の明日が楽になる。
もう少し走ろうかなと思ったんだけど、ちょうどこどもが「うちのところへ泊りなよ(有料で)」と言葉は通じないが言ったのでついていった。
もう少し進んでおきたかったけれど、雨が降り出したので教えてもらった宿に交渉して決めた。
キッチンはあったが商店にはなにも売っていなかったので、夜ご飯もインスタント麺、それに目玉焼きをのせたものにした。
ここからゴールのホログまで約90キロほど、しかも下り基調で路面状態も全体的にいいと思うので間違いなくゴールすることができる。
そう、思っていた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。