おはようございます!
パミールハイウェイ自転車旅行6日目です!
オシュで自転車を買うところから
オシュで100ドルの自転車を買う!~パミールハイウェイ自転車旅行準備編~
10日間の旅と準備の様子をまとめた記事はこちら
パミールハイウェイ自転車旅行6日目
4655m峠のふもと→ムルガブ、走行距離86キロ
夜中寒すぎて目覚めた。日中は日差しが強く暖かいけれど、夜の冷え込みに恐怖を覚えた。自分の装備を考えると、もし目的地へたどり着けずキャンプをするようなことがあれば厳しいかもしれない。
朝起きてもやはり寒かった。ユルトの中も冷え込んでいて、寝袋や布団の外のリュックなどの荷物もすべて冷え切っていたのだ。冷蔵庫の中で寝ていたのだろうか。そのせいか日が出てくるまで動く気にならなかった。
ユルトの中で寝袋と布団をかぶって歩いて程度パッキングをしたりナンに噛り付いていた。朝ごはんなしの予定だったが、横の暖かいユルトへ招いてもらって目玉焼きとチャイをくれたのは本当に助かった。やっぱナンだけじゃ無理だ。固くなって食べにくいし何より冷え切っている・・・。
ということで、朝早く出発しようとしていたのだが、寒くて出発が遅くなってしまった。
日も出てきはじめて、キルギス時間の9時過ぎに出発した!
一日寝たからと言って、未舗装には変わりはない。
今日はパミールハイウェイ最高地点である4655mの峠がある。
今いるところが4200mほどあるので高低差はそんなにはないのだが、4655mとは今まで降り立ったこともないし、もしてや自転車で自走してそこまで行くということもコンディション的にどうなのか。そして路面状況もわからないかった。
それでもぼくは自転車を漕ぐしかないのだ。幸い傾斜は大したことはないので未舗装でも気にならずゆっくりと進んだ。
ギアを変えた際にチェーンが外れるようになった。
車とすれ違えば、砂ぼこりがすさまじい!!!風を考えて左右によけた。
足もとに、残雪を見るようになった。
あまり振り返りたくはないが、振り返るとちょうど順光でとても美しかった。自分がここを通ってきたんだと嬉しくなった。
最後は多少急だったが、それまでの傾斜が大したことないこと、まだ午前中といったこともあって、意外にも4655mの峠をさくっと上ることができた。
11時半頃にパミールハイウェイ最高地点標高4655mに到着!
峠は日差しもあってそんなに寒くなかったし、意外にも標高を感じさせなかったので、自転車をとめて散策した。
頂上に看板がないのは残念だったが、景色は抜群に良かった!!!
くだりは未舗装なのでかなりゆっくりとくだった。
すぐにコンクリートになるがぼこぼこなので気を付けながら走る。ここでケガをしても車はほとんど通らないので誰も助けてくれない。電波もない。
くだり基調なので、かなり楽だったのだが、ムルガブ50キロ手前くらいから向かい風に悩まされた。くだりなんだけど、漕がないと進まない。軽い登りみたいだった。
この日すれ違ったチャリダー、基本的に自転車の経験豊富そうなスペシャリストのような人たちが走っている。積載もばっちしで半分以上の人が自国から乗ってきていた。
地道に自転車を漕ぎ続けて、16時半ごろにムルガブに到着した。
ここはぼくが出発したオシュから417キロ離れている。
ムルガブはパミールハイウェイを通ってオシュからホログまで行く旅行者みんなの中継地点のような場所。もしオシュから車に乗っても、ここで1泊することになるだろう。
ムルガブでは休憩もしたいしすることがあったので、宿探しに時間を使いたくなくてバックパッカーでは有名なパミールホテルへ!
ドミトリーが10ドル(朝飯付き)と少し高いけど仕方がない。ほかにもホームステイなどあるので安いところはほかにもあると思う。
ムルガブの町
さっそくバザールへ向かう!その道中でこどもがおいしそうなナンを持っていたので場所を聞いて購入!
また、警察がパスポートチェックしてきた。ビシュケクの腐敗警官のイメージがあったので「アーユーポリス?」とか失礼なことを聞いてしまった。パスポートを保持していたので問題はないのだが、もっていなかったらいくらかお金を取られていたかもしれない。
結局、バザールに到着したころにはほぼ閉まっていた。
ここのバザールはコンテナの中で営業しているところがほとんど!
とりあえず、最低でもタジキスタンのシムカード買おうと思っていて、幸いにも入口にメガフォンがあった。
1ヶ月2ギガ70ソムニ
やや高い気はするが仕方がない。ムルガブでは使えたが、基本的にほかの地域はホログへ行く手前まで使えなかったが、購入が楽なのでここで買っておくのはいいと思う。
結局、バザールでは買い出しできず。
また、夜にがっつり飯が食べたいなと思いバザール付近まで行くが、レストランは空いていなかった。街灯はなくて暗く、犬もいたのでしょうがなく井戸で水を汲んでから宿で食べることにした。
宿の飯は量が少ないのに15ソムニもした。
このパミールハイウェイの旅はエネルギー補給が難しいと感じた。お金を出せばそりゃいいものをたくさん食べれるかもしれないが、ぼくが求めているような旅はそんな旅ではない。お金でできるだけ解決したくない。
夜は早めに寝た。
ホテルのドミトリーだったので熟睡できたのはよかった。誰かの靴のにおいが凄まじかったけど!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
でわでわ。