今までインドのいろんな地域を見てきました。世界の大都市はあまりおもしろみはないと感じてしまうことが多いのですが、インドの場合は別でした。
ムンバイはとても面白かったです。
インド最大の都市ムンバイは大きな建物があったりスーツ姿のインド人も多く見かけたりイギリス植民地時代の面影が残るエリアと、その一方でいたるところにスラム街があります。貧富の差がとても大きい。
インドのAppyフィズが美味しいのですが、商店に行くと「いや~、Appyはないんだよね。これでいいだろ!」ということで買ったhIPPYのリンゴジュース。
味はAppyのフィズではない紙パックのとほぼ同じ味でした。もう何でもありなんですねインド様。
ムンバイには大きな鉄道駅がいくつかあるのですが、ムンバイから先のチケットをアーメダバードで購入していて、その際に「C Shivaji」という駅発だったんです。鉄道のチケット予約窓口の女性がどや顔で「あなたはShivaji駅を見つけることができないわよ」と言っていたので念のため下見へ行きます。
いや、見つけることができない駅ってなんやねん!
宿からメトロの駅へ、この角が後ろ向きに生えたスポーティーな牛はその辺にいるのんびりタイプの牛と種類が違うのだろうか。
メトロ駅のホーム
メトロの開きっぱなしの扉から
個人的に思ったことですが、若者は扉から顔や体を出して風を切るのが流行っているのか。たしかに気持ちよかったです。
結論から言うと、見つけられないShivaji駅はMumbai CST駅直結でした。なんならCST駅とはChhatrapati Shivaji Terminus じゃん!!!
あいつ、、まじでなんだったんだと思い外に出てみると、
イギリスの2階建てバス!!!
そして、駅とその周辺はイギリス植民地時代から栄ておりの歴史的な美しい建物が多い。
ムンバイはこの先端部分がかなり栄えていて、証券取引所などの金融関係の会社も多いのかきっちりしたインドのサラリーマンや観光客をよく見かけました。
スターバックスコーヒーやマクドナルドもありました。
インドのスターバックスコーヒーへ行ってきた→ここはインドじゃない!
このあたりの地域は工事もどんどん行われ、さらに発展していくでしょう。
ムンバイ随一のデートスポット「マリンドライブ」
どこかムンバイの観光地にも言っておこう思いインド門やマリンドライブにも行きました。インド門は割愛します。
インド人の若い男女がいちゃついていたり、女性同士や男性同士も多かったです。僕みたいなボッチはほぼいませんでした(笑)
マリンドライブ付近にあった車道の広告です。
iPhoneXなどの広告ですが、これが意味するのはここの地域にいる人たちはこの10万円以上するiPhoneを買うことができる層がいるということ。
地域単位では、日本が追い抜かれていく日が近々ありそうですね。細かいところを見ればまだまだだと思いますが。
マリンドライブのビーチ、服のまま泳いでいる人はいました。きれいではないです。
マリンドライブ周辺の建物、街並み
ムンバイスラム散歩
ムンバイを歩いて思ったのですが、ムンバイには大きなスラム街と街中に点在するスラム(街中スラム)がありました。
もしかすると、ぼくが歩いていたムンバイの地域がそういった地域だったのかもしれないし、これらの家々がムンバイのスタンダードでありマジョリティーなのかもしれないので何とも言えない。どうしても日本の感覚になってしまう自分がいる。
街中スラムに関しては、他地域にもありました。
アンジャール
マンドビ
今回は宿から歩いていて偶然見つけたスラムっぽいところと、わざわざメトロに乗ってスラムドッグミリオネアの舞台になったダラヴィー地区へ行ってきました。自分勝手ですが、偶然見つけたスラムを「街中スラム」、ダラヴィー地区を「スラム街」と表記を使い分けます。
貧富の差は改善されればいいと思っていますが、ぼくはスラムの社会問題を解決したいと強く切望しているよりは、ただの好奇心で自分の目で見てみたいといった理由です。
ムンバイの街中スラム
前述したとおり、正直な話はどこがスラムかそうでないかと見分けがつかないです。
日本人の感覚的に、あまりにもトタン屋根やブルーシート、二階へ続くはしご、家の前の大きな青いタンクなどの家が多いのでそれらの家々を見るとスラムなのかなと思ってしまします。
スラム(英: Slum)とは、都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、都市の他の地区が受けられる公共サービスが受けられないなど、居住者やコミュニティの健康や安全、道徳が脅かされている荒廃した状況を指す
※Wikipediaより
アンテナがあるし、意外と家の中の設備はあるのかもしれない。
若い青年が英語で話しかけてきてくれた。
ここでも外で水浴びや洗濯をしている人は多く、日本の感覚ではスラムと言えそうだが、インド、ムンバイ感覚だと住宅街ともいえそうな気がする。
家々の間に入ってみた。この先にも広がっていそう。
異臭がすることはないし、トイレとかはどこにあるんだろう。家の中にはなさそうだし聞いておけばよかった。
また、少し離れたところにも同じようなつくりの家々があった。
家の前に立派なバイクが停まっている。
市場のようなところに出た。
マンションの下の家々、プライバシーはほとんどなさそう。後ろには大きなビルが見える。
露店が並ぶ。後ろには高いビル。
そして、よく見る感じのインドの街並みになった。
やはり、こういった建物とは明らかに違うので、ぼくは街中スラムと呼んでいました。
スラムドッグミリオネアの舞台になったダラヴィー地区
ちなみにこの映画を見ていないんですが、クイズ番組でスラム出身の少年が自らの経験から問題に正解していくノンフィクション映画らしいです。
ムンバイにあるダラヴィー地区はアジア最大級のスラム街らしく、Mahim JunctionとSion駅の間にあるので、とりあえずこの区間を歩きます!
Mahim Junctionに到着して、「あぁここか」と上から見てわかりました。
上から観察していると、ダラヴィーの住人たちは鉄道からおりると、駅の出入口などへ行かずに線路を歩いてそのままスラム街へ消えていきます。通常は駅から出て下の写真の歩道橋から越えていくと思います。
ということで、
ぼくも彼らの後を追って線路からすらスラム街にはいっていきました。
若い身なりがきちんとした青年が歩いていたので話しながらスラムを歩きました。彼はこのあたりに住んでいるらしいく会社で仕事をしているという。線路沿いから入ると迷路っぽくなっていたので、少し開けた道まで送ってもらいました。
迷路っぽいところはスラム感がありましたが、開けた道はそうでもなかったです。
ここってスラムなんだろうか・・・と、ふと疑問によぎっておじさんに聞いてみた。
「ここってスラムですか?」
「ここはちがうよ!」
失礼なことを聞いてしまった(笑)
「この先の道路を渡った先がそうだよ」
安全を考えて、基本的に大通りでジグザグに細い道も通りながらSion駅方面へ歩いた。
バラナシの路地のような住宅街
家には檻のような策がある。やはり治安が悪いのか!?
それからは駅方面へ続くであろうバザールを歩いた。
駅に近づくにつれ、スラム感はなくなり普通のバザールになっていった。
Sion駅
メトロに乗って帰りました。
あまりダラヴィーの奥深くには行かなかったので自分で見た範囲でしかわからないが、全体的に活気づいていて街中スラムのほうが我々が想像するスラム街だった。他の国や地域を見ることなしに、日本からやってきたならばスラムと感じるかもしれない。
ダラヴィーのスラム街から会社へ通う若い人もいるのは意外だった。
映画の影響もあると思うし、どうやらダラヴィーの中ではいくつもの産業があって成り立っているらしい。今後少しずつダラヴィーからスラムといったイメージなどはなくなっていくのだろうか。
ダラヴィーに関してはスラムツアーなどもあるので興味がある人は参加してもいいかもしれません。もっと奥深くへ行けると思いますし説明もあると思います。なにより安心かと。
※スラム街へ行こう!と推奨しているわけではございません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。