タシデレ!(チベットのあいさつ)
今日は東チベットのリタンからガンゼへ行く予定でしたが、いろいろ予定がかわり急遽、亜青寺(アチェンガルゴンパ)へ行くことになりました。
通常はガンゼから亜青寺へ往復する人が多いので、不幸中の幸い的な感じで効率よく行けました。結果論ですが。
旅って何があるかわからないですね(笑)
理塘から亜青寺へヒッチハイク!
朝、リタンからガンゼ行きのバスの乗ろうと思ったら・・・
「ネイヨー」
9時半発の公共バスに乗ろうと思っていて、念には念をで9時にバスターミナル的なところへ。
わかりにくいチケット売り場で聞くと、今日は没有(ネイヨー)らしい。
※ネイヨーは、ないよ
なんと、売り切れでした・・・。
出るのわかっていたのなら、予約しておけばよかった。
リタンの町は好きだけど、今日出る気満々だったし、出たい。
乗り合いのタクシーは120元だ。いやだ乗らない。
これはもうガンゼまでヒッチハイクしかない!
一度、宿に戻り、スタッフに事情を説明して紙に書いてもらう。
リタンにくるためにもヒッチハイクしたので、行き方のイメージは付いていた。
リタンから10キロくらいのところに検問があって、そこの幹線道路から分かれ道でヒッチハイクしたら行けそうな気がする。
まずは、検問のとこを目指す!
宿から1キロほど歩いて、町はずれを目指す。門があるところだ。
いいところに公安いたので、国家権力を駆使して止めてもらう。
乗せてくれた人はとてもいい人で、途中いい景色があったので一緒に写真を撮った。
しかも、別れ際に水とお菓子をくれた。ありがとう!
検問のまがったところから標識ではガンゼまで298キロだった。
これは距離があるのでやばい。一発でガンゼまで行く車はあるのだろうか。
工夫しよう。刻んで行くために途中の町、村?の名前も書いてみた。
文字が小さくて、見えないと思う・・・。
10時30分、車通りはかなり少ないけど、まさかの5分ほどで二人組の男性に乗せてもらう!
1人は完全に漢字の読み書きができなかった・・・。
どこかまで乗せてくれるのかわからないまま車に乗り込んだんだけど、もう一人の男の人に書いてもらうと、亜青寺だった!
ということで、ガンゼ行くのをやめて、直接、亜青寺(アチェンガルゴンパ)へ行くことにした。
晴れていることもあって、絶景続いた。
半分くらいは舗装されていた。
検問何回かあったけど、問題はなかった。
途中から舗装されてないところも出てきたり、舗装されてても石が落ちてる。
運転をもう一人の男性に変わったら、ドライバーになると豹変する人で調子乗って3分くらいでパンクした・・・。
それからまた交代して走る。
ドロで空冷のプロペラが、回らなくなるトラブルもあったり、めちゃくちゃ道が悪いところもあった。
彼らはガンゼを経由せずに細い道で突っ切って亜青寺方面へ行きたいらしい。
が、道に迷ったらしい・・・。
数十キロ通り過ぎた検問で道聞いて引き返す。
戻ってる途中にリタンからガンゼ行きのバス見たので、バスはかなり進むのが遅いんだろう。
細い道は途中までかなりガタガタだった。場所によってはドロドロで四駆じゃないと通れなかったかもしれない。
また、一人地元民のヒッチハイク乗せる。
白玉県に入った。
亜青寺手前8キロくらいの検問で、今日は亜青寺行かないらしく降ろされた。
あざす!
8キロを歩いていくには遠いので、公安に車をとめてもらおう。
車通りは少ない。
「何泊するんだ」とか聞かれた。愛想はよかった。
検問のところの警察署のトイレがすごいニーハオトイレだった。
穴だけ!
公安がバスを止めてくれた。
中国人観光客しか乗ってなくて、もちろんぼくの席はないので運転席の横のちょっとしたスペースに座った。
話しかけてくれるけど言葉は通じない。みんな嫌な顔はしていなかったし、飴もくれた。
町の入口で降ろされた。
どこからか、公安登場!(笑)
言葉は通じない。
「何泊するんだ?」
「とりあえず2泊くらいかな」
と、公安の翻訳アプリとジェスチャーで話した。
去り際に「さよなら」と言ってくれた。
17時30分に亜青寺に到着。
亜青寺(アチェンガルゴンパ)
歩いて中心地に向かうけど、、道がまったくわからない。
そういや、今日はガンゼに行くはずだったので、まったく調べていなかった。
「どこが安宿なんだ?」と、歩きながらいろんな人に聞いたけど言葉は通じない。
どうせ、英語は通じないし、ぼくは中国語やチベットの言葉はまったくわからない。
だから、日本語で「すみません、どこか安い宿ないですかー?」と話しかける。こっちのほうが伝わる気がする。
歩き続けると、橋のところで対岸にスラム街みたいなのを見つけた!
絶対この中は安い!と思い、橋を渡りながらまた女僧侶に話しかけてみた。
※後から知ったのだが、このエリアは男子禁制の女僧侶の町だった。
すると、、、
なぜか、急に日本語で返事が返ってきた!!!
これがメトちゃんとの出会いだった。
日本に10年くらい住んでいたらしく、日本語ペラペラで安宿を教えてもらった。
仕事は亜青寺の広報で写真を撮るがかりらしくって、いいカメラをぶら下げていた。
翌日、案内してもらう約束をして、安宿まで送ってもらった。
二人部屋(ドミ)をシェアする感じで40元。
トイレの鍵は壊れているので、モップ!???
外国人が泊まれるところかわからなかったが、登録とかはせずお金払うだけ。他の町でも外国人は泊まれないところはあるんだけど、なんだかゆるくなってる気がする。トイレ事情もね。
もう時間は遅いんだけど、町は明るい。
亜青寺を一望できる丘の上に行ってみた。
上海からのおいちゃんとなぜか知り合って、お互い写真を撮った。
んーーー微妙だーーー。
まあ、ありがとうおっちゃん!
丘の上ではお祈りをしている人もいるし、ぼくみたいに写真を撮りに来ている人も多い。
丘の上には坊さんがいて、撮影の的になるが、彼らもフレンドリーだし慣れている。
坊さんたちはみんないいスマホや最新のiPhoneを持っている。こんな僻地なのに。
そして、撮った写真を送ってもらっていた。
撮影の裏側
中国人はみんないいカメラ持っている。
食堂でご飯を食べて、宿の横のスーパーへ行って、宿に戻る。
同部屋にはラサ出身の若者がいた。若干英語話せる。
ぼくは「いいなー、ラサ。行ってみたいけど、高くて面倒なパーミッション必要だしいけないんだよね」と言った。
しかし、彼の事情を知って軽はずみな発言だと思った。
彼は海外に行ってみたくて英語を勉強しているらしいが、海外には行くことができないらしいのだ・・・。
ここにお参りに来たらしい。
まあ、せっかくなので、ニーハオトイレについて聞いてみた!
ニーハオトイレは彼らにとっては普通のことで恥ずかしくないらしい。
そういえば、日本語を話すことができるメトちゃんにも聞いた。
メトちゃん曰く、みんな適当でその辺でやったりしているらしいから普通だよって。
寺にはお金がないからだというが、、僧侶はいいスマホとか持っているし、よくわからなかった。
また、メトちゃんに聞いてみよう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。