タシデレー!(チベットのあいさつ)
どうも、チベット文化圏に飽きてトレッキングへ行きました。どうも。
郎木寺に着いて、メールを確認すると、楽山や康定、リタンで会った井上さんもいるらしいので少し散策して晩御飯を食べた。
郎木寺には寺が2つありどちらも入場料30元もする・・・。
井上さんは、寺の先にトレッキングルート的なのを見つけたらしく、1人では危ないかもしれないので、翌日一緒に行くことになった。
郎木寺はかなり田舎だと思っていたが、ネオンの街並みだった。
この街はチベット、ムスリム、中国人が共存する町だが、中国化されていた。
郎木寺トレッキング
井上さんと朝の7時半集合!
水を買って、昼飯のパンを買って、朝ごはんに牛肉面10元を食べた。
ゾルゲあたりから、コップにおちゃっぱを入れてお湯をかけるようになった。
山に行くには、入場料が30元する寺を通り抜けなくてはならなかった。
別に入口に誰がいるわけではないが、入山料だと自分を言い聞かせて払った。
Lhamo Monasteryへ続く、風景区にもなっている。
実は、前日に試しにちょろっと入ってみたんだけど、こどもが寄ってきて「票」と言ってくる。密告制度があるのか、それとも黙っておいてやるからちょっと金をよこせと言っているのかはわからなかった。
寺は素通りして、先へ進む。
この先は川沿いの道を歩かなくてはならない。
道もぬかるんでいて悪い。
どうやら馬に乗って、少し先にあるお茶屋さんまで行くことができるらしい。
が、馬になんか乗りたくないので歩いた。
岩の上や、ぬかるんだ道をひたすら歩いた。ビーサンで。
でも、急に道がなくなって、川を歩く必要が何か所かあった。
郎木寺は標高3000mを超えている。
もちろん川の水もめちゃくちゃ冷たくって、長い区間だと足の感覚がなくなりそうになった。
そして、開けたところに出た!
ふもとにお茶屋さんがあるので、帰りに寄ることにする。
カルスト地形だ。
前方の分かれ道を右に行くか、左に行くか迷った末、少しだけ左へ進んみた。
昨日は天気がよかったらしいけど、今日は曇り空!
晴れていれば、絶景だっただろうな。
開けたところにもどってきて、今度は右方向へ進んだ。
なんと、そこには地元の人がいたので驚いた!!!
「タシデレー」とあいさつをして、さらに進んだ。
少し高いところへのぼり振り返り、通ってきた道を一望した。
そして、また前方にゲルのような家々が数軒見えた!
なんとなく歩いてきた道で、突然の本物のチベットの遊牧民に会えるかもしれない!そう思い、歩き続けた。
その中で、一軒のゲルを訪ねてみた。
お母さんと、娘さん2人がいた。
ぼくよりも、井上さんが少し中国語を話せるので会話を試みる。結局筆談になるんだけど。
夏だけここに住んでいるそうで、娘さんは学校にも行っているらしい。お母さんは漢字は読めない。
ゲルの中を見せてもらった。
もちろん、このゲルで寝泊まりしているそうだ。
ベッドは布の下に木の枝を敷いただけ。
そして、チベット人、彼ら主食であるツァンパをごちそうしてくれた。
小麦粉?に砂糖やバター、お湯などを入れてかき混ぜて作る。
味は、完全にきな粉だったけど、その時のぼくはツァンパのことも知らなくて、未知の食べ物を食べている感じだった。
名前もしらないけど、ありがとう!!!
ちなみに、スマホを持っていて、充電は太陽光!電波届くのか未確認。
彼女たちのお父さんは、このもっと先で羊か何かを遊牧しているらしいので、ぼくたちもさらに奥へ行ってみることにした。
ここからは完全にトレッキングになる。
傾斜も急になり、歩くのもきつくなった。
ここまで来たら、どこで引き返すか決めることが難しい・・・。
ところどころにヤクや馬がいて、この子ヤクがぼくたちの前を歩いてガイドしてくれた。逃げていただけかもしれないけれど。
そして、突然!
「フォーーー!!!」
どこかからか奇声が聞こえてきた!
誰かがいるということがわかり、とりあえずそこまで行くことにした。
ぼくたちも「やっほー」だとか適当に叫びながら、誰かわからない人たちと交信をしながら歩いた。
だいぶ歩いて標高も上がってきて、酸素も薄いので正直しんどかった。
ある程度歩いて、彼らがどこにいるのかわかった!
丘の上・・・。
そして、ついにゼェゼェ言いながら、彼らに出会えた!
こんな山奥で遊牧民と出会えるなんて、、、!
Mapsmeによると、ここは標高4000m!!!
疲れた、しんどい。
でも、こんな美しい景色と彼らに出会えた。
旅って、いいねえー!!!
ありがとー!!!!
※ちなみに、ゲルで暮らす彼女たちのお父さんではないが、知り合いだそう。
ビーサンで下るのは危ないので、靴に履き替えて下った。
また行きに訪れたゲルとはほかのゲルを訪ねてみた。
彼女はどうやら去年からここに嫁いきたそうだ。
彼ら、彼女たちの素朴さが感じられる一方で、ぼくらからするとかなり過酷な環境で生活していることも知った。
帰りに、お茶屋さんで休憩。
お母さんと娘で茶屋を切り盛りする。
なんと、ゆっくり寄り道したり散策しながら歩いたので往復8時間もかかりました。
郎木寺でこんないいトレッキングができるとは思ってもいませんでした。誘ってくれた井上さんありがとうございます。
コンサートという名の実演販売!
夜に、スタッフの人から郎木寺でコンサートがあるから行ってみたらいいよと教えてもらったので行ってみた。
誰かが歌ったりするのかあ~と思いながら言ってみると、よく日本でも見る通販番組のような実演販売をしていた・・・。
多分、コンサートと言って、人を集めたんだろうな。
売っているのものが、めっちゃくだらない。
鍋や水筒、包丁などの日用品から、無駄に頑丈なベルトや暗いところでも読書ができるライト付きの眼鏡など。
はじめはサクラがすごいな~と思ってみていたんだけど・・・
どうやらサクラではなくって、チベタンたちが本当に買っている。
もう笑えるくらいにバンバン売れていた。
チベットの人たち大丈夫か・・・と、心配になりました。
最後に、郎木寺で見つけた乾燥ヤクのち〇こです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。