ラホールも満喫したので、そろそろ南下していこう。
ムルタンへ行く。
ラホールからムルタンへ
ラホールのバスターミナルは滞在していたリーガルチョークからは離れている。そして、バスターミナルというよりはバス会社がたくさん並ぶ通りがあると認識している。
歩いていこうとは思えないので歩きつつミニバンを拾う作戦で行く。なおリキシャで200ルピーほどあれば行けると思う。
朝8時過ぎに宿を出て、バスターミナル方面の目印である「ヤティンハナ」へ行くバンを歩きながら探した。しかし、言葉もそんなに通じないしやや苦戦した。
最悪Lower mallという通りへ行けば見つかるはずである。荷物少なくてよかった。
宿からまあまあ歩いて、Lower mall手前の空き地でバンに乗り込めた!
ヤティンハナで下車
ここの通り沿いにいくつかバス会社があるはずだ!
日雇いの人たちがスコップや電気ノコギリ、木の棒などを置いて客を待つ。
この直線もシェアリキシャが通っているので10ルピーでバス会社まで行けるはず。ただ、ぼくはどこのバス会社にするのか決めていなかったので歩いて聞きながら向かうことにした。
バスターミナルらしきところに着くと、「あつし争奪戦」がはじまった。いくつかのバス会社が入っているそうで、客引きたちの争いがこれまでで一番すごい(笑)
飛びかかり、、押しのけ、、抱きつかれ身動きが取れない。
誰かを選ばなくてはならない。
ムルタンまでのバス700ルピー(560円)と、少し高いなと思いつつそれに決めた。
ACのビップバス
一旦Thokarというラホールのバスターミナルには停まる。ここまでは遠いので、やはりバス会社が並ぶ通りから乗ったほうが良い。
ムルタンで宿難民
ムルタンまでは何事もなくスムーズに到着した。
安宿がありそうなDera Addaへ向かう。
Vehari Chowkのバス停がバスターミナルから出て少し進んだところにある。赤いバスが走る。
「Dera Adda行き」バスの上に書いてある。20ルピー。
いくつも宿を聞きまくるが泊まれない。
インド同様、外国人を泊めるためにはそのためのパーミッションが必要なのだ。ペシャワールへ行ったときに再認識するのだが、これまで泊まれていた宿にも泊まれなくなったのでここ2年ほどで厳格化されている。
いろいろ聞き込みをした結果、ムルタンには外国人が泊まれるホテルは3つある。最安が5000ルピーで「The First Hotel」「Hotel Chancery One」「Ramada Multan」だそうだ。
5000ルピーは日本円で約4000円だ。ラホールで宿泊していた宿は500ルピーと安かったこともあってとても高く感じる。
残念ながらぼくは1泊だけだから5000ルピー出して泊まろうとか、せっかく来たんだから泊まるという考えには至らなかった。これまでも安宿がなければスキップするようなことはしてきた。
誰に何と言われようがどう思われようが、1泊4000円は自分のポリシーに反するのだ。
ぼくの旅はそういうものなのだ。無理や値引きをさせようとかそういうのではなく、嫌なら進めばいい、去ればいいのだ。サッカル周辺も安宿はないし護衛を付けないといけない可能性があるのでやめだ。
ムルタンからカラチへ
カラチへ行くことにした。
再びバス会社があつまるVehari Chowkへ戻る。カラチまでは各社バス会社が運航している。
ムルタンまで乗ってきたAli express真ん中くらいのクラスが1800ルピー、FaisalのVIPが2350ルピーと高かった。
バス会社の裏手にバスターミナルがあり、自社専用のターミナルを持てない小さなローカルな会社がちらほらあった。
ここでムルタンからカラチまでのチケットを1200ルピーで購入。
お世辞にもきれいとも言えない、変な光を発する歪なバスだった。
しかも、なんかわからないがめっちゃうるさい。
19時発で実際には半ごろに出発した。
しかし、なんだかぼくは満たされていた、この異国感に。
度々ビデオカメラ持って乗客の顔を撮影する。
シンド州に入る1時には検問でIDチェック。
パスポートに「JAPAN」と書いてるのに「ネパールか?」と聞かれる。
ということは、クエッタに入るときもバレるだろう。
トイレ休憩では男2、女2室しかなく、男が圧倒的に多いから行けない人もいた。なぜかバスに乗っているパキスタンの乗務員たちはとてもせっかちで「チョロチョロ(行け)」言っていた。
昼前の11時にカラチへ到着した。思ったよりも長かった。
カラチで宿探しに苦戦
このバスターミナル的なところは市内中心部から約15キロ離れている。バスターミナルを出て左へしばらく行くとデコバスが集まるところから中心部サダルへ行くことができる。
ちなみにすぐ側にはスラムがある。
デコバスで安宿があるかもしれないサダルまで20ルピー
渋滞の中、サダル到着!
少し前の情報ではYMCAに宿泊できるとあったが現在は泊まれませんでした。
昼飯休憩
サダルで安宿探しをしたがどこも泊まれなかった・・・。
もう一度、希望を持って、ユースホステルへ向かう!ここは泊まれるはずだ。ここも市内から15キロほど離れているがバスで安く行ける。渋滞で時間はかかるが。
ユースホステルはスラムの近くにあった。
あたりはゴミだらけだ。
ユースホステルらしきところへ行くと、工事中でまだオープンしていなかった。
「お前がはじめて来たよ」と言われた。
そりゃそうだ、まだ開いていないんだから・・・。
かなりやるせない気持ちになったが再びサダルへ向かう。たった15キロの距離だが渋滞で結構時間がかかる。
ほぼ移動だけど、約4時間以上のホテル探しの末に、序盤に見かけていた高そうだったので聞かなかったところにした。
Hotel.Gulf、1泊2000ルピー(1600円)
【宿情報】カラチで泊まったホテルは2000ルピーで快適(朝食Wi-Fi付き)
とりあえず一件落着。
カラチでそんなに長く滞在をする予定はなかったのだが、街歩きが思ったよりもおもしろかったり出会いもあり、また食中毒にもなって10日ほど滞在した思いで深い土地になった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。