おはようございます!
ついにはじまります!!!
イキトスからエクアドルを目指して!!!
ナポ川北上編です!
※ナポ川はアマゾン川の支流でイキトスからエクアドルまで続いている。
イキトスからエクアドルに行きたい!
イキトスの町の人に「エクアドルに行きたい」「国境の町カボ・パントハに行きたい」と隙あらば聞きまくっていたが、なかなか情報は得られなかった。
客引きのおじさんは「多分マサンから出ている、でもよくわからない」と言っていた。
情報収取もかねて、ツアー会社にも聞きまくった結果、1件だけ旅行会社は行き方を知っていた。
ぼくは旅行会社がアレンジするツアーなども飛行機同様あまり好きではないので、情報だけを聞いた。
- イキトスからマサンは乗り合いの船が出ている。
- マサンから毎日サンタ・クロティルデ行きの船が出ている。
- サンタ・クロティルデからカボ・パントハまでは週に2便ほど船が出ている。
- ハンモック船で行くならば、かなりの日数がかかる。次いつ貨物船が来るかは知らない。
このとき聞き逃したのは、何曜日にサンタ・クロティルデから国境の町カボ・パントハへ船が出ているかだ。これ重要。
ペルー側の国境カボ・パントハから先は何とかなるだろうと思っていた。カボ・パントハからヌエボ・ロカフエルテの行き方はわからなかったが、現地着いて、聞けば何とかなる。
エクアドル側の国境ヌエボ・ロカフエルテからプエルト・フランシスコ・デ・オレリャナ(通称コカ)までは、船が出ているのは知っていて、そこからエクアドルの首都キトまではバスがたくさんある。
イキトスへ行ったことある人が聞いても、わからない地名だと思う。
アマゾンの地図(ぼくのルート)
イキトスからマサンへ
イキトスからマサンの行き方
- イキトスから船でインディアナへ15ソル
- インディアナからマサンへトゥクトゥクで1人3ソル(1台3ソルではなく)
イキトスからマサン(インディアナ)へ行く船が出るところは事前に調べておいた。
マサン方面行き船乗り場(イキトスの地図)
イキトスの中心地からマサン行きの船乗り場までは2キロもないくらいだ。歩けないことはないがトゥクトゥクで2.5ソルなので乗った。バスでも1ソルかかるので手頃で楽。
もしかしたらこの先、生絞りのジュースが飲めなくなるかもと思いジュースを飲んだ。
そのときいた地元民に「釣り竿はいらないのか?」と言われたので、思い出したかのように釣り道具を買いに行った。
釣り道具といっても、糸と針3つ、ハサミだ。計6.5ソルのお買い物。
ぼくは釣りが好きだ!
魚食べれないけど、アマゾンで釣りをしたいと思っていたし、ちょうどよかった。
船乗り場は階段を下りて、木の板を渡った先にある。
イキトスからマサン(インディアナ)行きの乗り合いのボートは15ソル。
朝5時から夕方5時まで、人が集まり次第出発しているそうだ。
船内
これまで乗ってきたハンモック船とは違い、スピードが速い!!!
乗り心地は波がなく、ほとんど揺れないので、風が気持ちがよかった。
ほかの船とすれ違う時は揺れる。
足もとに、ワンちゃんもいた。
1時間もせずにインディアナに到着!
そこには何台もトゥクトゥクがいて、客引きが来る。
1台の値段ではなく、人数関係なしに1人3ソルだそうだ。
インディアナからマサンは数キロしか離れていないので歩いていけなくもないが、乗った方が無難だと思う。
マサン
マサンに到着したものの情報がないので、まずは情報を集める。
みんな英語を話せないので、つたないスペイン語でいろんな人に話しかけた。
どうやら、毎朝9時ごろにサンタ・クロティルデ行きの船は出ているらしい。予約とかはなくて、に船に行けばいいらしい。
国境のカボ・パントハ行きもあるらしいが、週に何便かだそうだ。詳しくはわからない。
ハンモック船だとここから国境までは5日かかるらしい。
次にいつハンモック船がくるのかよくわからなかったし、もうハンモック船は2回乗って満足しているので普通のボートでいいや!
マサンの安宿
とりあえず今日はマサンに泊まらないといけないので、宿探しだ。
立地重視(お金も)で港まで一番近いところにした。
HOSPEDAJE EL VIAHERO
直訳すると「ホステル 旅行者」だ。
一泊10ソル(約340円)
久々にパンチのある宿に泊まった!
部屋の入口のドア狭すぎ!!!
そして、宿の中をピンクで塗るのやめて!(笑)
部屋は意外と普通の安宿
ただ、、上部に大きな隙間があり、虫がかなり多い。
虫よけベープが大いに役立ったのは言うまでもない。
これはアマゾンでは必需品。
地元民は蚊帳を買えと言っていた。
トイレとシャワー?
夜はここに電気がないので真っ暗。
と、まあこんな感じ。
価格を考えると、許容範囲。
マサンで釣りをする!
まじでマサンの町は何もない。
外国人がいたので話しかけた。
こんなところにいるのはよほどのもの好きか、蝶々とか野鳥好きな人か、何かを追求している人に違いないと思った。
そしたら、アメリカ人の宣教師だった。
これからガイドと船をチャーターして、小さな集落をまわって教会の手伝いをするそうだ。
宗教はすごいと改めて思った。
とりあえずお昼を食べにメルカドへ
食べるとこはいくつかある。
5ソル。
偶然横に座ってきた、地元民と話した。
名前は、ジョン。
ジョンは小学生低学年以下レベルの英語を話すことができるので、必然的にスペイン語。
そういや、なんとなくスペイン語がわかるようになってきた。ジェスチャーのおかげか、だいぶ予測とか考えたりしているからか。
それとも、もしかしたら、大学時代第二外国語でスペイン語を専攻していたのが役に立ったのか・・・。それはないな。
おれはジョンに「釣りがしたいんだ!!!」と目を輝かせて言った。
続けて、「この辺釣れるの?」と言うと、
ジョンは自信満々に「もちろん! 釣れるさ!」と言った。
流れでジョンの家ではなく、仕事場へ行くことになった。
※知らない人には付いて行ったらだめですよ。小学生でもわかります。
ジョンはお土産を作る仕事をしていて、たびたびイキトスへも行っているらしい。そして、この秘密基地みたいな仕事場を拡張していっているらしい。
ジョンは、俺が釣り道具を作ってやるぜ!と作ってくれる。
ジョン「名前のスペルも教えろ!俺が刻んでやるぜ!!!」
せっかくなので記念にジョンの名前も刻んでもらった!
そして、ジョンは一緒に釣りに連れて行ってくれた。ジョンのこどもも。
アマゾン川の支流ナポ川で釣りをする。エサはミミズか鳥の生肉だ。(ニワトリ)
ついに、旅中にやってみたかった、「アマゾンで釣り」をすることができた!!!
この先、アマゾンでさんざん釣りをすることになるが、この時は知らない。
・・・・・
あまり釣れないんだけど・・・(笑)
それでも、あきらめずに炎天下の中、釣りを続けて、小魚を一匹だけ釣ったw
でも、釣れて嬉しかった。
後から知るが、この魚は「ピカ」と言う魚で毒はないが、背びれと腹びれが針のようになっている。
危ないので釣ったら、すぐに折る作業が必要。
ぼくは釣りは好きだけど、魚を食べることは嫌いなので、ジョンのこどもにあげた。こいつは美味いらしい。晩御飯のおかずが一品増えてよかった。
マサンの漁師
関係ないのに、少年は決めポーズw
この丸木舟みたいな、エンジンもない手漕ぎの船でまあまあ釣ってた。
彼らからすると、この量は少ないらしい、漁師としては。
本当にここマサンで予想もしなかったいいアマゾンの思い出ができた。
ありがとう!!!ジョン!!!
荷物増やすのが嫌いなぼくだけど、南米を終えた今でもジョンに作ってもらった釣り道具を持ち運んでいる。
それからは、港でいろんな人と話したり、こどもが遊ぶのを見たりして、ゆっくりと過ごした。
夜ごはんは、まさかの食べるところがあまりなくって、閉まりかけのメルカドで昼ごはんの残り弁当を買って食べた。
多分、釣りにはまりそうで、この先の村で釣り針を買うことができるのかわからないので補給しといた。
マサンはパン屋もあるし食料や、ちょっとした日用品なども売っている。Wi-Fiはないけれど、シムの電波は遅いけど使える。
夜、港近くのバー(ジュース屋)へ行った。
そこで何をするでもなく、しんみりと1人でぬるいコーラを飲んだ。
ここナポ川を北上して、エクアドルに行けるかな。
宿に戻ると、入口の門を鍵で閉められていた。
明日はカボ・パントハの途中の村サンタ・クロティルデへ行く。
そして、あの汚く、暑い部屋で長袖長ズボンで寝た。
虫に数回起こされて、熟睡はできなかった。
さすがに、ベッドの上に足の細長いクモや、うねうね毛が生えた虫がいたのは気持ちが悪かった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
でわでわ。