【アマゾン ナポ川北上編 ペルーからエクアドル】カボ・パントハからヌエボ・ロカフエルテは小舟で4時間のアマゾン川国境越え。

エクアドル・コロンビア・メキシコ
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おはようございます!

 

約13時間ほどかけてサンタ・クロティルデからペルー側国境の村カボ・パントハにやってきた。

スコールの後に見た虹が最高に美しかった。

前回の続き:【ナポ川北上編】サンタ・クロティルデからカボ・パントハへ!虹のはじまりとおわりを見て感動した。

 

アマゾンの地図(ぼくのルート)

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ペルー国境カボ・パントハからエクアドル国境ヌエボ・ロカフエルテへ

サンタ・クロティルデからの船は16時45分頃にペルー側国境の町カボ・パントハに到着した。

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カボ・パントハ

 

まずはイミグレに行かなくてはならない。

丘の上にあるらしい。

どっちの方向か聞いてイミグレに向かう。

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道中に見つけた船

 

どう行ってもイミグレへ繋がっているので、右からでも左からでも行けると思う。

丘をのぼったところからのナポ川

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はじめは、これがイミグレの建物かと思った。

警察署のようだ。

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え・・・

 

イミグレはまさかのこれ!?(笑)

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ただの建物やし、ドア閉まっているしわかりにくい。

ノックして開けてもらった。

以前レティシアの国境にいたらしく、少しだけ英語を話すことができる女の人が対応してくれた。

そこは外国人の行き来はあるが、ここはやはり外国人は珍しいそうだ。

無事に出国のスタンプをもらう。

 

帰りはイミグレを出て右方向に歩いてみた。

この軍事施設の入口で曲がり、丘を下る。

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このあたりは国境付近でセンシティブなエリアなのか軍人多く見かけた。

 

少し離れたところからイミグレの写真!

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白い建物がイミグレ

地味すぎる!

緑の建物と勘違いしてもおかしくないよね、これは!

 

カボ・パントハの割とメインストリート

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船着き場まで戻った。

そういえば、船が一緒だった親子?もエクアドルに行くって言ってたな、しかも今日。

とりあえず、両替をしたい。

近くにいるおいちゃんにヌエボ・ロカフエルテまでの船のこと聞いでも、あまり知らないのか、よくわからんかった。彼が言うにはドルでも払うことができるらしい。そして、ここから船が出ているという。

そして、このあたりの商店や宿で両替をすることができるらしい。おいちゃんは一緒に両替に付いてきてくれた。ちなみにエクアドル人だ。

ペルーの通貨はほかのところで両替できるか不安なので、ここでやっておきたい。意外とドルがないらしく、何件かまわった。

両替149ソルが45ドルになった。まあ、許容範囲だ。

エクアドルに行く家族が帰ってきた。でかいおばちゃんも増えてる?

よし、彼女たちに便乗して、エクアドルに行ってしまおう。この機会を逃せば難しそうだ。しかし、どの船でエクアドルまで行くのだろうか。

 

何食わぬ顔で彼女たちに付いて行く。

 

・・・・・

 

え、ちょw

 

嘘やん!!!

 

さっきまで一緒にいたおっちゃん、船の運転手やったの!?

 

ぼくは、なんで教えてくれないの!?と思ったが、

 

おいちゃんも、「お前、俺の船に乗ってくるんだ・・・」と、心の中で思っていたはずだ。顔に表れてるよ(笑)

 

それもそのはず船が小さい。

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「待て!この小舟に5人も乗るの危なくない!?」なんて言い出せなかった。

 

なぜなら、この中で降りるとしたら、俺だから(笑)

 

エクアドル側の国境ヌエボ・ロカフエルテまでは30キロ以上離れている。

おばちゃんが言うには2時間半かかり8時には着くよと言っている。

 

もしかしたら、これ個人の船かも?と思ったがそこは触れない(笑)

料金もわからない。怖くて聞けない。4人で割ればそんなに高くないはず!着いてしまったらこっちのもんだ。

一番前におばちゃん、バックパックの上に俺座って、その後ろに家族2人で座って、最後尾に運転手のおいちゃんだ。

 

17:30発

一番前のおばちゃん

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俺より後ろの人たち

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俺の座席(バックパック)

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走り出し気づいたことがある。

船は想像以上に進むの遅いのだ。

明らかの過積載で沈没も怖い。

ぼくの座席は前から2番目の席で、ぼくの席だけいい感じに水が飛んでくる。バックパックが濡れる・・・。

でも、そんな不満を言う余裕はない。乗せてもらっているんだから。

 

走り出して、すぐに日が沈んできた。

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ナポ川で、このシチュエーションで見る夕日は本当に美しかった。

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しばらく走ると、暗くなる。

星がきれいだ。

そして、月明りで進む。三日月だけど。

一応、一番前のおばちゃんが懐中電灯を持つ係だが、基本的に照らさない。ときどき、大きな丸太などがあって危ない。

木のかげに隠れると、本当に何も見えなくなるので、かげには入らないように走る。しかし、川の端を走る。

このナポ川、場所によるけれど川幅が数キロある。沈没したら死ぬだろうなと考えると怖くなる。真っ暗で全然見えないし。

 

このペルーとエクアドルの緩衝地帯に村ほどの大きさはないけれど、家族単位くらい家が見える。太陽光発電か発電機か、家明かりが見えた。アマゾンの彼らにとっては国境はないんだろうな。どうやって、生きているんだ。

 

肌寒くなってきた。一枚だけ羽織ることができる服を持ってきておいてよかった。それでも寒かったけれど。

 

森の方から、たびたびピカっと光る虫がいることに気が付いた!

よく見ると、ピカピカ何匹も光っている。一匹だと本当に一瞬なんだけど、いくつもの虫が光った。

なんだ、この幻想的な世界は!と、1人でながめていたが、ほかの乗客は無関心だった。

 

わざと浅瀬に行き、船を座礁させて、おばちゃんのおしっこタイムをとったのは、そんな技術があるんだと驚いた!

ガス欠にも何回もなる。

川に流されながら、オイルを継ぎ足す。

 

小舟は本当にゆっくりゆっくりと走る。

出発して少し経ったときから8時に到着は絶対に無理だと思っていた。

そして、思ったよりも時間がかかるし、ガソリンを何回も補充するし、かなり燃料代かかっているのだろうか、いくらなんだと料金のことが浮かんだ。ここまで来て金を考えるのか、自分らしいとも思った。

 

前方に明かりが見えてきた。

なぜか、少し遠まわりをして、9時過ぎにヌエボロカフエルテに到着!!!

約4時間かかった、寒かったけれど、船から降りるとそうでもない。

 

エクアドルに入ったら、イミグレに行かなくてはならない。

まったくどこにあるのか見当もつかないし、そもそも空いているのだろうかと思ったが、親子の娘さんは自信満々に開いている!と言う。彼女たちに付いて行く。一番前に乗っていたおばちゃんはイミグレに行かないらしい。

メインザックは船乗り場というか、その辺の岸において、運転手に見といてもらう。そういや荷物チェックとかないんだ。

徒歩10分ほどでイミグレへ到着。

ドンドンとノックをして、イミグレを閉まってるけどあけてもらう。

別に嫌な顔をされなかった。

スタンプを無事にもらう。

 

船着き場に戻る。

カボ・パントハからここヌエボ・ロカフエルテまでで、船代10ドルだった。思ったより安かった。良心的な金額でよかった。

運転手は明日の船の出発場所を教えてくれて、宿探しも手伝ってくれた。

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ドミを値切って一泊10ドル(貸し切り)、WiFiあり、水シャワーだ。

こんなところでもWi-Fiあるのは驚いた!しかも地味にはやい。

 

飯は宿のすぐそばで、ちょっと高いなと思いながら3ドルで食べた。

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もう一度船の場所と時間をほかの人に確認した。

宿の前から出発なので楽だ。

しかしながら、明日5時半発だ。起きれるかな・・・。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

でわでわ。