【初冬の南八ヶ岳縦走後半】本沢温泉~硫黄岳~横岳~赤岳~美濃戸

登山
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登山にハマってます!

どうも、あつしでーす。

「はじめての八ヶ岳」「はじめてのテン泊装備」1泊2日で初冬の南八ヶ岳を縦走してきましたのでご紹介します。

「初冬の南八ヶ岳縦走」の前半と後半に分かれておりまして、今記事は後半です。

前半はこちら↓

【初冬の南八ヶ岳縦走前半】渋の湯から本沢温泉へ!日本最高処にある混浴野天風呂に浸かってみた。

※2021年11月20日-21日の情報です

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【初冬の南八ヶ岳縦走後半】本沢温泉~硫黄岳~横岳~赤岳~美濃戸

南八ヶ岳@地蔵の頭付近から

初冬の南八ヶ岳縦走のルート

前半(1日目)、渋の湯→黒百合ヒュッテ→中山峠→東天狗→西天狗→東天狗→(白砂新道)→本沢温泉(キャンプ場泊)

後半(2日目)、本沢温泉→(夏沢峠)→硫黄岳→横岳→赤岳→(地蔵尾根)→行者小屋→(南沢)→やまのこ村→美濃戸バス停(八ヶ岳山荘)

 

初冬の南八ヶ岳縦走【後半】本沢温泉から美濃戸までのコースタイム

  • 本沢温泉(6時)
  • 夏沢峠・山彦山荘(6時41分)
  • 硫黄岳(7時35分)
  • 横岳(8時24分)
  • 地蔵の頭(9時8分)
  • 赤岳山頂(9時41分)
  • 地蔵の頭(10時17分)
  • 行者小屋(10時43分)
  • 美濃戸山荘・赤岳山荘・やまのこ村(12時10ー15分)
  • 八ヶ岳山荘・美濃戸バス停(12時48分)

※約14.4キロ
※美濃戸バス停から茅野駅までのバスは14時45分発

 

【初冬の南八ヶ岳縦走後半】本沢温泉~硫黄岳~横岳~赤岳~美濃戸までの様子

2日目の朝ごはん@本沢温泉キャンプ場(5時頃)

南八ヶ岳縦走2日目のコースは14.4キロ。標準タイムは休憩無しで9時間6分。

標準タイム9時間6分ということは、5時30分に本沢温泉を出発し美濃戸バス停に14時36分に到着予定ということなのだ。美濃戸から茅野駅までのバスは14時45分発で、絶対に遅れるわけにはいかない!!!

ということで、朝5時半出発を目標にしていたのだが、寒すぎて朝ごはんを作りはじめたのが5時頃でした。

ちなみに上の写真はこれからも山朝ごはんの定番になる「わかめご飯」を保温している。次回からは寝袋の中で保温。

この「わかめご飯」がなかなか良い。お粥にもすることができて身体が温まるし水分も得られる。意外と量も多いのでおすすめで塩をプラスするといいかも。モンベルで買える。

テントを畳んでパッキングしてトイレにも行って、出発したのはちょうど6時。

本沢温泉を出発!

夜が明けだしてきているが、一応ヘッドライトを照らす。

本沢温泉

本沢温泉から夏沢峠までの登山道は緩やかな上り坂ですいすい登れてします反面、スピードを出しすぎて結構汗をかいてしまった。

本沢温泉~夏沢峠

夏沢峠に山彦山荘があり、ここで服を脱いだ。

夏沢峠・山彦山荘

少しずつ路面に雪や凍結が出てきた。

夏沢峠~硫黄岳

夏沢峠~硫黄岳

安全のためチェーンスパイクを装着。

チェーンスパイク

稜線に出ると、急に爆風になり一気に体感気温が下がった。汗もかいているので余計に寒く感じる。

夏沢峠~硫黄岳

岩の陰で少し風の弱いところを見つけたので急遽ズボンを履いてフリースとアウターも羽織った。

さすがに稜線は寒いので着込む

上着は羽織るだけなので楽だが、パンツは靴を脱ぐ必要があり面倒だ。しかし、トレラン用のローカットだったためすぐに脱ぎ着ができた。

一応完全防備。写真は硫黄岳~横岳の道中

風に苦しめられながらも硫黄岳登頂!

硫黄岳頂上

硫黄岳の頂上は風が強い。それもそのはずで遮るものがなく広く平たい。

硫黄岳山頂から

硫黄岳はかつて火山だった。

硫黄岳の火口

硫黄岳の火口

先はまだ長いので横岳方面へ進む。稜線を歩く。

硫黄岳山荘

横岳を登るにつれて、再び雪が出てきた。

再びチェーンスパイクを装着

硫黄岳方面を振り返ると、物凄い勢いでガスってきていた!!!

硫黄岳~横岳

横岳付近はやや危ないと聞いていたが、たしかに足を滑らせてしまうと…命を失うなと思った。風も強いので慎重に歩く。

硫黄岳~横岳

前を歩いていた外国人に追いついて横岳登頂!硫黄岳方面は完全にガスっていて展望はなかった。

横岳登頂

横岳から赤岳方面の景色

風は強い。外国人はそのまま引き返し、また他の登山者も風と硫黄岳方面からガスってきているので引き返していった。

頂上に着いたときにペットボトルの水が凍りはじめてシャリシャリになってきていることに気が付いた。

赤岳展望荘にて撮影

私は美濃戸からバスに乗る必要があるので先を急ぐ。

三叉峰(さんじやほう)

横岳~赤岳は傾斜が急だったり、少し難易度の高そうなルートでもある。

横岳~赤岳

幸運にも、ブロッケン現象を見ることができた。

ブロッケン現象@八ヶ岳

二十三夜峰

地蔵の頭に到着し、時間に余裕がありそうだったので赤岳までピストン。時間がなければそのまま下山する予定だった。

地蔵の頭

物凄い強風で、一気に天候が悪化した。

地蔵の頭~赤岳

地蔵の頭~赤岳

ピッケルもトレッキングポールも持っていなかったので登るのが少し大変。

距離的には短いので、サクッと赤岳登頂!

赤岳山頂

赤岳山頂からの展望はほとんどなく、赤岳頂上山荘ですら霞んで見えた。

赤岳頂上山荘

地蔵の頭へ向けて下る。

赤岳からくだる

風が強く、赤岳展望荘の陰で先へ進むか迷っている人が何人かいたので、混じって休憩し行動食を食べた。

赤岳展望荘で風を凌ぐ

地蔵の頭までくると、下から登ってきた人にとっては世界が一変するので、ここで引き返す人もいた。

地蔵の頭

この地蔵の頭付近に戻った頃には少しガスも晴れて景色が良かった。

地蔵の頭付近から見た赤岳

地蔵の頭付近から見る横岳・硫黄岳方面

地蔵尾根は他の登山道と比べると少し雪が多いが下りやすかった。

地蔵尾根

行者小屋に到着。エネルギー補給しながら、他の登山者とおしゃべり。

行者小屋、飲水とトイレあり

赤岳鉱泉経由の北沢ルートか、南沢ルートで下るか迷ったけれど、まだ南沢ルートのほうが良いとのことで南沢から美濃戸まで下ることにした。南沢と北沢は美濃戸山荘で合流する。

後日、北沢も歩いた感想としては、どうせ歩くなら南沢。北沢は車も通れる林道歩きも途中から出てくる。

南沢ルート

北沢、南沢合流地点

美濃戸山荘、飲水とトイレあり

美濃戸山荘からは完全に電波も入るし車も通れる(やまのこ村~赤岳山荘は駐車場)林道歩きで、公共交通機関組にとっては本当の消化試合。しかも、まあまあ距離がある。

やまのこ村

消化試合をやりきり、美濃戸バス停に到着。※八ヶ岳山荘でバスのきっぷも購入可能

茅野駅行きの美濃戸バス停

バスまで2時間程あるので、目の前の八ヶ岳山荘を訪れる。

八ヶ岳山荘

八ヶ岳山荘は温泉ではないけれど日帰り入浴もある。温度は少し熱めで最高!

八ヶ岳山荘のお風呂

入浴後は絶品でボリューム満点の山賊焼定食をいただく。山賊焼定食は注文して少し時間がかかるけれど美味しい。次回訪れたときもリピートしている。

山賊焼定食、1200円

八ヶ岳山荘には他にも美味しそうなメニューがある。

八ヶ岳山荘の食事メニュー

14時45分のバスに乗って茅野駅へ。

茅野駅

もちろん鈍行で帰るので、次の電車が来るのは、、16時45分。

電車まで頑張って時間を潰した(笑)

 

【初冬の南八ヶ岳縦走後半】本沢温泉~硫黄岳~横岳~赤岳~美濃戸

硫黄岳山頂での熊目撃情報は恐怖…

硫黄岳~横岳~赤岳の縦走コースは非常に面白い。達成感があり、1日で南八ヶ岳を堪能することができる。

でも、危険箇所もいくつかあるので、厳冬期になればかなり難易度は上がりそうだ。

本沢温泉からの美濃戸までの距離として14キロ以上あり、公共交通機関組はタイムリミットがあるので、早起きや体力に自身のある人にのみおすすめできる。

次回は、阿弥陀岳まで縦走したいところだ。

 

以上「【初冬の南八ヶ岳縦走後半】本沢温泉~硫黄岳~横岳~赤岳~美濃戸」でした。

前半はこちら↓

【初冬の南八ヶ岳縦走前半】渋の湯から本沢温泉へ!日本最高処にある混浴野天風呂に浸かってみた。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。