【ツァータンを探しに】ムルンからロシア製のバンでサガヌールへ。

モンゴル
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おはようございます!

 

前回の続きです。

 

モンゴルの朝は極寒

昨夜ゲルの中はサウナ状態で暑かったけれど、朝方には暖炉の火も消えており極寒だった。

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空が明るくなりはじめた頃、撮影の間にマッチやライターを持っていなかったので、暖炉の中にわずかに残る小さな赤い隅にうちわとティッシュで火を起こそうと試行錯誤を繰り返した。

20分ほど経って「ボッ」と音とともに火が付いたのは感動した。

上の写真を見てもらえばわかるだろうが、月が大きく出ており、空にはあまり星は出ていなかった。

写真も他人からすればまだまだだし、暖炉もティッシュか木屑どちらに火が付いたのかさえ分からない。

でも、両方とも「自分でやった」という達成感のようなものがゲルの中には満ち溢れていたのだ。

気が付けば空も明るくなっていた。

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ハトガルからムルン

朝食を食べてハトガルの町からエフエムラヂオバリバリにも出たし、シャワーも浴びたし出発しようか。

これからモンゴル北部、ロシアとの国境付近にいるトナカイを飼う遊牧民のツァータンを探しに行ってくるのだ。

本当に行けるかわからないけれど、やることに意味がある。

晴天の中バスターミナルまで歩いていく。

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新学期初日なのか幼稚園?の前には人だかり

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ムルン行きミニバスは簡単に見つかった。

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出発時間はよくわからなかったが、20000トゥグルクの言い値を少し負けてもらって15000トゥグルク(750円)

いい感じに荷物をはめこむなと感心して乗りこんだ。

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ハトガルのガッタガタ道をいくつも家をまわりながらピックアップしていく

10時過ぎに向かったはずなのに、ピックアップが終わったのは11時半だった。

もう疲れたよ。

出発できると思いきや、あと三人増えた。

前から一列に3人3人5人5人のって変な音楽と一緒に12時頃に出発した。

ハトガルからムルンの動画


景色は終始絶景!!!

言い換えると何もない草原だ。時々ゲルがあったり羊や馬などがいる。

 

 

ムルンの町

ムルンの町に到着してサガヌール行きのバンを探した。

ジープでも通れない道を通ることができるらしいロシア製のバン

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価格は40000トゥグルク(2000円)から下げてくれなかった。

17時出発なのでそれまでムルンの町で暇を潰した。

ご飯を食べて、

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散策!

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15分ほど歩くと草原に出た!!!IMG_5037

音を発しながら飛ぶバッタも発見!

こちらも動画撮ってみました。

タイトル「YOUTUBERぶってみた」


それでも暇なのでカフェに行って充電させてもらいながらダラーっとしていた。

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ロシア製のバンでムルンからサガヌール

17時に出発するはずが、、

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何故かずーっと修理をしていて、出発したのが20時だった。

事前に修理しておけよな。

17時までずーっと暇そうに座ってたんだから。

修理の間、俺はこのかわいい女の子と遊んでいた。

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服にムラカミと書かれている。

カメラを渡すと写真を撮ってくれた。

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逆光!

これも女の子が撮った。こういう写真はなかなか俺には撮れないだろう。

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誰かの家の敷地の中で修理作業をしていて、

犬が獰猛でこわかった(笑)

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モンゴルの田舎の一般的なトイレはこんな感じ

敷地内に小屋がある、それがトイレだ。夜は電気はないだろう。

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木の板の間に隙間があるだけ。日本で言うぼっとん式IMG_5040

 

 

ロシア版はようやく20時に出発したんだけど、

すぐに故障した。

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直して走り、直して走った。

ぼっこぼこの草原を駆け抜けていくバンは思いのほか揺れるのだが、俺の列には5人もぎゅうぎゅうで座っていて逆に楽だったのかもしれない。

丘の斜面を走っているとき「車が横転するから」と言われ、運転手を除く12人は暗闇の中歩いた。

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車内は人間の熱で暑いが、外は寒い。

がたがた道を通って、というかもはや道ではなく、車の痕の上を走っている。

2時40分に民家か食堂かわからないが休憩。ここがちょうど真ん中だという。

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外に出てみれば、タイヤを外したりして修理をしていたのは笑った。

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翌朝目覚めると、小川を車のまま横断したり、ぼっこぼこの草原を駆け抜けていた。

 

遊牧民の家に荷物を宅配しながら進んでいくので全然進まない。

このあたりの遊牧民はベンチコートのような民族衣装を着て馬ではなくバイクに乗っている。

こんな何もないところにゲルが点在しているのだからもう、、すごいとしか言いようがない。さすが遊牧民だ。

固形のチーズをもらったのだが酸っぱかった。

 

タイガと呼ばれる森を三本あるギアのシフトレバーを駆使して進んでいき、昼の12時にようやくサガヌールに到着した。

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なんのあてもなくサガヌールに来てしまったけれど、同じバンに偶然乗っていた英語を話すことができる地元の人の家にお邪魔させてもらった。

テントも借りて庭張らせてもらった上に、食事を出してくれたり、馬やガイドの手配もしてくれた。

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テントの中にはふとんを敷いてくれた。

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12歳の子の運転するバイクの後ろに乗って丘の上にいく。

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サガヌールの町IMG_5059

 

 

さてさて明日からは馬で6時間ほどのツァータンのところへ2泊3日で行ってくる。
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続きはこちら:【ツァータンを探しに】モンゴル北部ロシアとの国境付近にいるトナカイを飼う遊牧民ツァータンの集落を訪れる。

 

 

でわでわ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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