【インド】カシミール地方シュリーナガルへマリファナドライブ。

インド
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おはようございます!!!

 

 

ダラムシャーラーのオーナーの夫と一緒にシュリーナガルまで一緒に行くことになった。

 

彼はシュリーナガル出身で家族に会いに行くそうだ。

 

シュリーナガルは地球の歩き方には載っていないところ。

 

カシミール帰属の問題ってかつて歴史かなんかの授業で聞いたことあるところ、インドとパキスタンの領土争いのところだ。

 

この地域は宗教的にはイスラム教だが藩主がヒンドゥー教だったらしく、今インドの領土になっているが緊張が続いているところらしい。

 

俺はレーに行くついでに通る感じだ。

 

シュリーナガルからカルギルを通ってゴンパを巡りながらレーまで目指す。

マナリーレー間は雪の影響で6月にならないとあかないらしい。

まあ俺の情報収取不足でこの計画は失敗に終わるんだけど、それはまた後日。

 

 

夜中は雷も鳴り響き、豪雨だった。

 

俺は朝が早かったので早めに眠りについた。

 

6時出発予定だったので、5時45分くらいに起きて身支度をする。

 

オーナーの夫がヒュンダイのコンパクトカーを宿に横づけした。

 

オーナーの(多分)子供も乗りこみ3人で出発した。

 

俺はなんとなく助手席に座った。

 

出発してすぐに言われた。

 

「もし誰かに何か言われても、俺たちは友達で一緒にカシミールの結婚式に行くと言えよ」と。

 

高圧的な態度ではあるが、彼の運転は思ったよりも安全運転だった。

 

ダラムシャーラー、宿があったマクロードガンジーは標高が少しあるのではじめはグネグネ道の下り坂だ。

 

坂を下りる途中でガソリンを入れて、やっとスタートかと思った数分後に、、

 

吐いた!!!

 

後ろの席の青年が車を停めてもらって、道端でかがんで苦しそうにしている。

 

え、、早くない??(笑)

 

まだダラムシャーラーも脱出していない、、。

 

また吐かれても嫌なので日本の酔い止めをあげた。

 

インド人には日本の薬は効かないのか、、

 

結局シュリーナガルに到着するまでの間5回くらいは吐いていた。

 

ほっそいした道を走ると羊の群れに遭遇したりもする!

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おっさん(オーナの夫)はときどき町の名前とかぼそりと俺に言う。

 

「ここは魚が有名なんだ。」

 

OK,,,

 

みたいな感じだ。

 

彼は眠くなるような音楽をかけて「これがインディアンミュージックだ」と言っていた。

 

音楽のおかげで、沈黙というか無言でも気まずい感じはなくって楽だ。

 

気になるのはおっさんのたばこの吸うペース、、。

 

めっちゃ吸う。

 

しかも数回に一回はおそらくマリファナだ、におい的に。

 

大丈夫かい!!!

 

チャイ休憩もはさんで再び走り出す!!!

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まじインド人はチャイ好きだな!

 

俺はあんまし好きじゃないけれど、断り切れずに一回だけ飲んだがやっぱり好きには慣れない甘さだった。

 

金を払おうとすると、

「いいよ、ここは俺が払っとくよ」

 

機嫌いいのかなーと思いながら、サンキュー

 

空気も入れて再び出発だー

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天気はかなり不安定で豪雨ー曇りー晴れを繰り返す。

 

日本では考えられない早さのサイクルだ。

 

そして2サイクルを終えてからは晴れが続いた。

 

急にインド軍が多くなってきた。

 

おっさん曰くここから右側は当分、軍の基地だという。

 

見回りをしているのか徒歩の軍人や、バスやトラックに詰められた軍人が多数いた。

 

やっぱりここはインドで、、牛が一番自由だ!

 

牛がのろのろと道路を横断すると、クラクションは鳴らしまくるがきちんと待つ、一応。

 

タイヤが小さいからなのか、揺れるからなのか、走ったり止まったりしているからなのかはわからないけれど、まあまあしんどいぞこれ。

 

やたらショートカットなのか小道を走りたがるし、、。

 

崖の細い道で渋滞になる。

 

隙間を見せればインド人たちは前に出てくる。

 

チケット取るときと同じような感覚でインド人たちは詰め寄ってくる、車で。

 

我先にと隙間を見つけて割り込む。

 

前とはべた詰めしてスペースを空けないように走る。

 

それでも対向車線は来ていないので横から抜こうとしてくる。

 

片側一車線ずつの道なのになぜかこちらサイドだけで3列になっていたりする。

 

それはおそらく対向車もそうなので渋滞は深刻化する。

 

これまではバス、電車等の移動だったので、あまり見えていなかったところが、今回は普通の乗用車ということでよく見えて発見もできた!

 

渋滞は完璧に動かなくなった。

 

もちろんエアコンもついていない、くそ暑い車内でひたすら待つ。

 

1時間ほど待って動き出す。

 

動き出すや否や、また自己中な奴らが突っ込んでいく!!!

 

それに続いてまけるものかと他も続く、、。

 

窓を開けないとくそ暑いけれど、、

 

開けると、砂埃や排気ガスが半端ないので、手動の窓を開けたり閉めたりする。

 

いつのころか、おれは後部座席に座っていた。

 

止まったり、進んだりだ。

 

交通警察も一応いたけど意味はない。

 

 

13時の時点でシュリーナガルまで221キロという標識をみた。。

 

たばこやマリファナは相変わらず吸い続ける。

 

親子そろって、、子供とか吐いた後にも吸ったりしてるけど大丈夫か、、。

 

おっさんは運転しながらだし、、。

 

俺が気づいていないとでも思っているのか、、。

 

 

渋滞を無事に突破してすいすい進む!

 

渋滞時に左のサイドミラー閉じたんだけど気づかずに走る。

 

俺は後ろを振り返らない、そういうことか。

 

 

インドの好き勝手な運転と渋滞をみていてなんか思ったりもした。

 

好き勝手運転の割にはあまり渋滞は起こらない。

 

市場と同じように感じた。

 

ドライバーそれぞれがぐいぐい前へ前へ進むけれど、どこかで妥協点(譲る)を見つけている。

 

好き勝手に走っていてある程度成り立っている。

 

それぞれが好きかってにしまくるのが度が過ぎると、、渋滞になる。

 

これは神の見えざる手の劣化版ではないか、、とか意味不明なことを考えた。

 

暑さで頭がおかしくなったようだ。

 

 

さすがインドだ!!!

 

9キロのくそ長いトンネルだってある。

 

そのトンネルを過ぎて少しした後、

 

ムスリムの食堂で少し遅めなお昼ごはん。

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そう、彼らはムスリムである。

 

おれはいまだに素手でカレーを食べれないのでスプーンをもらい、

 

青年はまたアホみたいにご飯を食っていた。

 

そして少し走って、吐いたけどね、、。

 

おっさんはほれみろとの表情だ!!!

 

「ここは俺が払っておく」

サンキューと言ったが、

あとから金は請求される、くそ見栄張りが、、

 

そして、

「実は今マリファナ、ハシを吸っている、お前はするのか?酒は飲むのか」と今更ながらのカミングアウトと同時に質問をしてきた。

 

「お前らが吸ってんのははじめから知っている、俺はたばこもマリファナもやらない。酒はときどきだ、あんまり強くはない」と、俺はそういった。

 

「俺はウイスキーをちょこちょこ飲むくらいだ、ムスリムだけどさっ」だそうだ。

 

 

山と山の間に川が流れていて谷になっている。

 

少しフンザに似た雰囲気はあるけれど、どこか違う。

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川の水は濁っているし、緑は多い。

 

このカラコルムハイウェイもどきな道は土砂崩れ注意だそうだ。

 

標高があがったのかどうかはわからないが、、気温が下がったと思ったと同時に、

 

大雨だ!!!

 

そして青年はまた吐いた!(笑)

 

 

そして空は雪山も見えるくらいに急に晴れてきた!!!

 

標高はいくらかわからないが、日当たりが悪いところでは雪もちょこちょこ残っている。

 

 

「シャンティーシャンティー」

 

意味はよくわからないが、おっさんの口癖である。

 

って言っていたにも関わらず!!!

 

ジャンムーとカシミールの間のトンネルの直前で、

 

「伏せろーーー!!!」

 

と、急に言い出す。

 

さらに、

 

「お前は外国人だ、見つかったってどうってことないが、パスポートチェックとかあるからめんどくさい、ここらへんはクレイジーだからな」と、そんな感じで言っていた。

 

トンネルには写真禁止の標識もあった。

 

 

トンネルを抜けると「カシミール」と出身地なので、上機嫌になった。

 

景色のいいところで停まってくれて写真も撮らせてくれた。

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とんだ気分屋だ。

 

わかりにくいが雪山もドカンと見えて、畑も広がっている!!!

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緑も豊かで、日本の、北海道の、美瑛みたいなところだ!!!

 

どっか開けたところで停まり、立ちション休憩だ。

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この辺りまで来ると少し寒くて一枚羽織る。

 

標識ではここからレーまで約500キロ、カルギルまで270キロだそうだ。

 

 

急に、

「アザード、みんなからはバーバと呼ばれている」

 

出会って結構経つけれど、

 

今更ながらの自己紹介だ。

 

俺はおっさんをアザードと呼ぶ。

 

菜の花?マスタードアイ?よくわからないが花が広がる。

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写真もよくわからない写真になってしまったが。

 

コンパクトカーはいいねー、景色も見れるし。

 

外がだいぶ暗くなって雨が少し降り出したころに、シュリーナガルの中心であるダル湖に到着した。

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19時半だ、とりあえず無事についてよかった。

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ダル湖名物のハウスボート

 

 

でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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