【落合から登る黒川鶏冠山】幻想的な苔の世界をのんびり登山

登山
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山梨百名山の最恐らしい鶏冠山(とさかやま)とは違う、こちらも山梨百名山ですが少しマイナーな鶏冠山(けいかんざん)、別名黒川山(以下、黒川鶏冠山)に落合から登ってきました。下山は大菩薩峠登山口へ。

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落合~黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口をのんびり登山

歩く筆者、苔ゾーンが素晴らしい ※友人撮影

【コースタイム】落合~黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口

今回のルートの累積標高は約970m、標準的なコースタイムは約7時間

JR塩山駅8時半発のバスで落合へ。落合から黒川鶏冠山を登り、下山ルートは大菩薩峠登山口バス停へ。

  • 落合、神金第二小・中学校入口バス停(9時31分着、9時44分発)
  • 黒川鶏冠山山頂(11時5分着、11時48分発)
  • 展望ポイント(12時)
  • 横手山峠(12時25分)
  • 林道(12時41分)
  • 六本木峠(12時55分)
  • 寺尾峠(14時6分)
  • 丸川峠(14時27分)
  • 大菩薩峠登山口バス停(15時47分、16時3分発塩山行)

※2022年9月3日の登山情報です
※休憩たくさん、写真撮影しながらのんびり歩きました

 

落合~黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口は苔の世界が広がる

苔の写真撮影に勤しむ友人

やはり2,3週間に1度くらいは登山へ行きたくなるもので、友人が目星を付けていたらしい黒川鶏冠山へ。

黒川鶏冠山は大菩薩嶺のざっくり隣の山だけど、ぼくは聞いたことがない山だった。初めての人は100名山の大菩薩嶺(地味に未踏)へ行っちゃうよね。

黒川鶏冠山へ登る登山口は、大菩薩峠登山口、柳沢峠、落合、そして丹波山。今回は落合から登ることにした。

落合までのアクセスはJR塩山駅からの8時半のバス。この時間帯の塩山駅周辺はなにもない。※駅のコンビニは土日は8時30分から

JR塩山駅発、落合方面行きのバス

JR塩山駅発、落合方面行きのバス

乗客の少なさもそうだが、このバスが古いのにIC対応しているのに驚いた!バスの雰囲気も良い、旅を感じてしまう。

大菩薩峠登山口バス停で数名下車。

残り4人、バスはどんどん標高を上げていく。

JR塩山駅発、落合方面行きのバス

この日の天気はお世辞にも良いとは言えず良くて曇りかなといった感じ。前回の反省をいかして、このような天気のときにはヒルが活発になるので生息していないか事前に調べておいた。この山域にヒルはいなかった。

柳沢峠で2名下車して、友人と2人だけの貸切になった。

落合の少し手前(神金第二小・中学校入口バス停)で、友人がバスの運転手に伝えてくれて、無事にジャストの位置でバスから降りることができた。地図上は神金第二小・中学校入口バス停だが登山口の案内もバス停もないので位置の確認は必要だ。

この看板が目印。終点まで行ってしまってもそんなに歩かないと思うが。

神金第二小・中学校入口バス停?

隠れた標識、@神金第二小・中学校入口バス停

登山口に到着したのは家を出て3時間以上経過しているので既にお腹が空いた。おにぎりなど食べて出発!

落合から登る黒川鶏冠山

登りはじめてすぐからいい感じの登山道が続く。

落合~黒川鶏冠山の登山道

落合~黒川鶏冠山の登山道

雨上がりなので木の橋はちょっと滑る。この先も木の橋や苔岩、木の根など滑るところは多い。

落合~黒川鶏冠山の登山道

多分、名もなき分岐だが超重要。巡視道が気になる。

落合~黒川鶏冠山の登山道

こちらの標識の反対側になにやら引っ掻き傷が・・・!!!熊??

落合~黒川鶏冠山の登山道

5分ほど歩くと苔の世界に。周囲がモスグリーンで埋め尽くされている。

落合~黒川鶏冠山の登山道、苔の世界

少しそれた(登山道だと思ったけど違った)ところには蜘蛛の巣ロードができていた。これはこれで美しい。

落合~黒川鶏冠山の登山道、蜘蛛の巣ロード

蜘蛛の巣ロード方面は登山道ではないので引き返し、苔の世界を歩んでいく。

落合~黒川鶏冠山の登山道

再びの分岐、黒川鶏冠山までもう少しだ。

落合~黒川鶏冠山の登山道

ガスっているので、頂上からの展望はないのはわかっていることだけど向かう。

落合~黒川鶏冠山の登山道

ちょっとした足場の悪い箇所もある。

登る友人、落合~黒川鶏冠山の登山道

木の根や岩が滑るので危ない。

落合~黒川鶏冠山の登山道

山梨百名山の黒川鶏冠山登頂!

山梨百名山黒川鶏冠山

展望は皆無だが、ここで小休憩。黒川鶏冠山の山頂は岩場で数人が快適に休憩できるほどのスペースだ。

覗くまで分かりづらいけれど、山頂はなかなかの絶壁で端に行くのは危険。

黒川鶏冠山山頂

頂上から再び分岐に戻り、地図に載っている展望ポイントへ行ってみた。一瞬少しだけ霧が晴れた。晴れていれば、黒川鶏冠山とこの展望ポイントからの景色は絶景なはず。

展望ポイントより

空も少し日差しが見えた。これだけで少しテンションが上った!

展望ポイントより

大菩薩峠登山口バス停方面へ向かう。登山道は非常に歩きやすい。

横手山峠、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

時折、小雨が降るが樹林帯なので木々で守られ傘は出さなくても大丈夫だった。

一度、林道を渡る。

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

標識がある柳沢峠方面へ。

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

六本木峠の分岐で丸川峠、大菩薩峠登山口方面へ。

六本木峠、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

六本木峠から15-20分ほど歩くと、苔の世界に突入する。

苔の世界、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

苔の世界、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

振り返っても苔の世界、360度モスグリーンに癒やされる。

苔の世界、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道


苔の世界を抜けると突然、紫色のきのこを発見した!「ムラサキアブラシメジモドキ」というらしい。

ムラサキアブラシメジモドキ

ツヤツヤしていたので触ってみると表面がヌルヌルしてナメコみたいだった。グーグルレンズで調べてみると、食用可で調理もナメコと同様にするらしい。

ムラサキアブラシメジモドキ

天庭峠、寺尾峠を越える。

寺尾峠、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

定期的に苔の世界も訪れる。

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

また、木の橋もいくつか出てくる。滑りやすいが。

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

これらの木の橋が新しいなと話していたら、この木の橋を作った残骸たちを発見!ということは、かなり新しいし整備もされている。

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

数分歩くと、少し開けた丸川峠に着く。

丸川峠、黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

基本的に下山路は消化試合感が出るのだが、このルートは樹林帯や苔の世界が美しく歩いていて楽しかった。おそらく秋の紅葉もきれいに違いない。

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

黒川鶏冠山~大菩薩峠登山口への登山道

沢沿いを歩いて、大菩薩峠登山口バス停に到着。お約束の下山は晴れ。

大菩薩峠登山口バス停

塩山駅まではバスで戻り、電車との接続が悪かったので武田信玄像を見て、側の広場のベンチで寝た。

塩山駅前の武田信玄像

駅前広場のベンチより

いや〜なんせ登山口まで遠いよね。

 

以上「【落合から登る黒川鶏冠山】幻想的な苔の世界をのんびり登山」でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。