現在、世界を旅しているあつし(@jamesiete)です。
日本では狂犬病という言葉は聞いたことあっても、なんとなくヤバい病気だくらいしか思わなくて、身近に感じることはありませんでした。
しかし、バックパッカー旅をしていると、何度も犬に吠えられたり襲われたりする経験はあります。
旅において、狂犬病、つまり犬に噛まれるということは他人事ではない。
気を付けていても噛まれる可能性はあります。
実際に僕はインドで野犬に噛まれてしまいました。
今記事ではその経験をシェアしていきたいと思います。
- 世界の狂犬病事情
- 実際のケース(もしも噛まれたら?)
- 予防や対策について
1.世界の狂犬病事情
狂犬病とは
狂犬病のウイルスは、狂犬病に感染した動物の唾液中に含まれていて、その動物にかまれて感染する。この病気はほとんどすべての哺乳類に感染し、恐水発作などの様々な神経症状を引き起こします。
感染すると、ほぼ100%死にます。
海外では今でも多くの国で狂犬病が流行し、たくさんの人が命を落としています。
※日本では狂犬病の発生はないらしい。
狂犬病=犬ではない!
狂犬病は、犬以外の動物(哺乳類)に噛まれても発症することがあります。
バックパッカーや旅行者に多いのは、もちろん犬ですが、サルやコウモリなどの哺乳類から感染することもあるそうです。
例えば、サルに噛まれたから大丈夫ではなく、サルに噛まれたとしても、犬に噛まれたと際と同じような狂犬病の注射が必要になります。
それでは世界の狂犬病発生状況はどうでしょうか。
日本やオーストラリア、ニュージーランド、北欧以外の国々において、狂犬病が発生する可能性があります。
特にインド、ネパール、パキスタン、バングラデシュなどの南アジアとアフリカ全般に多く見られます。
インドが世界一の狂犬病大国です。
僕の経験上、都市部ではなく田舎、国で言えばインドやタイが特に野犬遭遇率が高かったです。
2.実際のケース(もしも噛まれたら?)
冒頭にも書いてありますが、僕はインドで野犬に噛まれてしまい、その後注射を5回も打ちました。
インド西部、グジャラート州の主要都市アフダマーバードにて事件は起こりました。
夜の移動時になど犬に吠えられることはよくありましたが、今回は日が明るくなってからということで油断していたかもしれません。
朝7時半頃、アフダマーバードの路上を歩いていた。道路わきには路上生活者も多く、道幅は広くなかった。
前方に寝ている犬が見えた。
地元の人は、その寝ている犬の横を何事もないように歩いているので、僕も同じように歩いているときに不意打ちで左ひざを噛まれました。
今回噛まれたのは、犬が吠えてきたり襲ってきて噛まれたのではないこと。不意打ちだった。
詳しくは、【アフダマーバード】狂犬病インドの犬に噛まれておっぱい。
狂犬病に噛まれたら、まずは噛まれた箇所を水やせっけんで洗うことが必要です。
そして5回の注射が必要になります。
24時間以内、3日後、7日後、14日後、28日後の5回です。
僕は犬に噛まれてしまいましたが、不幸なのか幸いなのかわかりませんがインドでよかったと思いました。
インドなら旅を続けながら注射を受けることが可能です。
1回目の注射はアフダマーバード、2回目はジャイプール、3回目はアムリトサル、4回目はコルカタ、5回目はイーターナガルで打ちました。
インドではかなり僻地に行かない限り犬に噛まれた後の狂犬病の注射を打つことができます。
インドで狂犬病の注射を打つことができる場所は2つ。
病院または、薬局で狂犬病の注射を打つことができます。
政府系の病院だと無料で打つことができますが、待ち時間がかかります。
薬局などの場合は250ルピー前後(400円)で打つことができます。
3.予防や対策について
狂犬病の予防接種は値段も高いし、期間をあけて3回も打たないといけないのでめんどくさい。
それでも、長期で旅行する人や、辺鄙なところへ行く人は打っておくべきものだと思います。
日本だと狂犬病の予防注射は1回約1万円します。それを3回打たなければなりません。計3万円。
バンコクのスネークファームだと1回1200円程です。計3600円。
予防接種は海外で受けた方がかなり安上がりです。特にタイで受ける人が多い。
狂犬病の予防接種を受けていて噛まれてしまった場合は、24時間以内と3日後の計2回の注射ですみます。
予防接種を受けていないと5回注射が必要。
僕が思う犬に噛まれないようにするための対策
- 早朝や夜暗いうちに、人気の少ない道を歩かない。
- 犬の近くを歩かない。できるだけ離れて歩く。細い道で前方に吠えそうな犬がいたら迂回する。
- 半ズボンではなく、長ズボンを履く。
- 吠えてくる場合は適度に距離を取り、地元の人に助けを求める。助けてくれる人がいなければ、持っているものを頭上にあげて(投げる振り)距離を取りながら歩いて逃げる。
- 最悪の場合、石やペットボトルの水などをかける。当てないように。
それでは野犬等に気を付けて、旅を楽しんでいきましょう!!!
でわでわ。