はーい、おっぱっぴー。
さてさて不幸なのか、幸運なのかはわからないけれど、雪と雨のせいで先へ進むも戻ることができなくなってシュリーナガルに閉じ込められていたわけですが、、本当は明日から道路が開くっていうのは知っているんですが、、なんとなく今日行ける気がするので行ってみることにする。
早朝のアザーン
例のカラオケ式のアザーンがよく聞こえてくる。
もはやアザーンは気にならないのだが、あの下手くそなカラオケアザーンだけは耳に障る。
そのあとに朝の6時前からインド人数人がアザーンの拡声器で10分ほど歌いはじめた、、。
どこか「翼をください」に似たメロディーをひたすら繰り返す。
(アザーンもだけど)耳に残るメロディーで少し不快だが、これも経験ということにしておいた。
もしもこれが日本ならば、
「うるさいんじゃぼけー!!!何時だと思ってるんだー!!!」ときれる人が続出すると思う。
まあ、ここはインドだ。
そういえば日本でアザーン聞いたことないな、、
みなさんありますか?
という、
いい目覚ましで朝早くには起きることができたのでパッキングをして6時半過ぎにバスターミナルへ歩いて向かう。
正式には7時からチケット販売開始で7時半出発らしい。
グッバイ、ダル湖!!!そう思いたい。
バススタンドにすぐ到着したが、、昨日と変わらずクローズ。
ちなみにこれがシュリーナガルからのバス料金
まあまあするんですよ。
明日は絶対開くそうだ。
バスターミナルの前にはこの機会に荒が瀬木をしようと数台のジープっぽい車が停まっていて「ジャンムージャンムー」とドライバーが呼び込みしている。
だいたい1000ルピー(1800円)くらいからだ。
足元を見られていてまあまあ高い。
一人やたら威勢のいい若いドライバーが一瞬最安値の600ルピー(1000円)にしてくれたが、、また客の入り具合で700ルピー(1200円)にあげられた。
まあ彼らが言うにはバスはでかくて通れないけど乗用車ならすり抜けて通れるそうだ。
電車で途中まで行ってjeepに乗り換える方法もあるがちょっとリスクが高いのでそれはやめる。
おそらく人が集まらなくて出発できない車もありそうなので見極めなくてはいけない。
明日にしようかな、、
その方が、確実だ。
そう思って宿の方に歩いていきながら考えた。
いやいやなんか今日行くのもおもしろそうだなとも思いはじめて気が付くと引き返していた。
引き返すと、
あの威勢のいい若い運ちゃんの車にインド出身シンガポール在住のパッカーが一人ちょこんと座っていた。
威勢のいい若い運ちゃんは「友達がいるぞー」と嬉しそうに俺に言う。
シンガポール在住のジェーンと話してここに乗ることにした。
シュリーナガルからジャンムーまで700ルピー(1200円)
若い運ちゃんは頑張ってある程度の人数を集めて一番初めに出発した。
9時に出発したのでここに来て2時間以上。
彼は他の人よりも少しでかい車を借りてきて、他の車よりも少し安い値段で提供し人を集めた。
客は12人
12人×700ルピーで8400ルピー、日本円でも15000円程だ。
インドではかなり大金。
一日にして大金を稼ぐ!
これも彼の行動力なのだろうか。
車をいくらで借りたのか、雇われているのかはわからないが、
ガソスタでオイル代往復2000ルピー(3600円)を入れてと時々乗る高速代数百ルピーくらいが経費だろう。
そういうのを差し引いてもかなりの額が手元に残る。
道がクローズしているのは、ある人にとっては不幸だが、、ある人にとっては稼ぎ時なのである。
少し走って車を停めてタバコを買いに行く!!!
金が手に入ったので吸いたい放題だ!!!
そしてまた何かを買いに行く!
黒い物体を持って嬉しそうに帰ってきた。
それはでかいハシ(マリファナ)の塊だった!!!!!
俺は言いたい。
「ブルータス、お前もか、、」
ということで、
彼もマリファナドライバーだ!!!
ちなみに、名前はハビルっていう。
しばらくして休憩、というか通れないらしく少し待機という名のごはん休憩。
車に戻るときに子供に声をかけられた。
どうやらこの道は通れないらしく、迂回して進むことになった。
民家の隙間を通ったり、裏道を走る。
マリファナドライバーのハビルも道わからないので他の車や地元民に聞きながら走る。
そこにはまだ雪は残っている。
マリファナドライバーのハビルは後ろの乗客にマリファナとタバコを混ぜてもらって、マリファナを吸いながら運転する!
普段彼は一日にタバコを4箱吸うという。
インドのたばこは1箱10本入りで50ルピー(80円)だそうで、、アホだ。
そんなにお金も持っていないだろうし、たばこのために生きているようなものだ。
少し走ると、同じようにシュリーナガルで客引きをしていたjeepが前で故障していた、、。
少し話して見捨てて走り出す。
あれに乗らなくてよかったと思ったが、後々思うに到着時間はそう変わらないだろう、、なぜなら、、。
少しずつ標高をあげていく。
急に深刻そうな顔をして
「ペンはあるのか」と聞いてきた。
そしてメモ帳を渡してきて
スペルを言ってきた。
「H A B I L」
自分の名前だ(笑)
どうやら日本語で書いてほしいらしい。
え??
それ今じゃなきゃだめなのか、、(笑)
書いてあげたけれども、、
ミスったけど(笑)
ぐいぐい上る!!!
スリップする車も現れた。
急に外を指さして写真とか言ってくるし、
彼もぎりぎりを攻めるのでかなり危ない、、。
さらにちょっと踏んどいてって、、(笑)
ちなみに左後ろの後輪がこれだ、、
つるっつる。
死ねる。
インドのトラックにはメッセージが書いている。
大通りに出る手前の道に到着してたくさんの車が停止している。
クローズしていると、、。
おそらくここをすり抜けられると考えていたんだけどそうは甘くはなかった。
昼頃にここに着いたんだけど、、かなり待たされる。
暇つぶしに聞き込み調査をして15時まで待て言われた(適当)
散策の間に外国人ということがばれて、、よくわからん小さい商店で行きはスキップした外国人登録のフォームを書いた。
いつになっても出発しない。
空は少し晴れてきた、、
標高もあって雪も残るくらいだ、、
17時前だ、、寒くなってくる。
腹も減ってきた。
あの小さな商店でまさかのオムレツ食えた。
シンガポール在住のジェーンとこの状況をクレイジーだと二人で言っていた、、
なんドライバーはよくわからない薬も持っているし、鍵はどこだとか意味わからんことを言い出した、、。
本当にジャンムーへ着くのかとかなり不安になってくる。
17時過ぎに道があいた???
鍵をまわしてGOGOとみんなテンション上がって言っていたのだが、、
エンジンきったまま充電とか音楽かけっぱだったからか、バッテリー上がっているようでかからない。
まじなにしてくれてんの、、
ドライバーは慣れたようにボンネットをあけてちょっといじくってアクセルを踏みながら、鍵を回し始める。
そしたらまさかの、、
グオオォォンという音とともにエンジンがかかった!!!
結局道は開いておらず、警察みたいな人にどっか行けって言われて場所を変えただけだった。
暇だからその辺ウロチョロしていたらトラックから声をかけられた。
そこにはマリファナかタバコを吸いながらくつろぐクレイジードライバーのハビルの姿があった、、。
「クレイジーだ」とジェーンと言いながら、
お腹がすいたので商店でクッキーを買って外は激寒だから車に戻った。
19時が過ぎたころに空は暗くなってきて寒さはいっそう増した。
他の車の中のインド人たちは分厚い毛布を持っていて、包まって寝る体制に入っている。
ずーっと流れている耳障りなインドミュージックをきった。
15分後くらいに車内のインド人が音楽を付けてくれと言ってきた。
聞いてたんかい!!!(笑)
諦めて、俺も寝ることにする、、。
荷物はトランクの下の方にあって服は取れないので少し寒かったけど寝た。
夜の21時半ごろに奴は(クレイジードライバーは)戻ってきた。
突然また「ペンを貸してくれ」と言ってきた。
何事かと思ったら、、
俺が書いたひらがなを見ながらペンで自分の名前を書いて嬉しそうに見せてきた。
まじでイラっとしたのでペンは没収したった。
そしたらタバコを吸いながらまたどっかのトラックに戻っていった。
俺はちょくちょくメモをスマホで取るんだがドライバーがまた戻ってきて、顔を近づけて来てスマホの画面を覗き込んでくる。
顔近いし、臭いし、訳せとかいってくる。
おまえには難しすぎると突き放すとまたどっかに行った。
そして、、
夜の2時半ごろに窓をコンコンとたたかれた。
やっと出発できる!
宿で出てからどんだけ時間たってんだよ、、。
でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました