おっはよー!
さてさて、
シュリーナガルからジャンムー経由でデリーを目指す物語?
「マリファナファッキンドライブ!!!!!」の後編っぽい奴です。
シュリーナガルからジャンムーまでの道は明日からバスは運航する予定だが、
今日乗り合いのジープでシュリーナガルからジャンムーへ目指すことにした。
そういえば、もはやアザードは放置です(笑)
前回の続きなので、
ざっくり前回の記事のことを要約っぽくすると、
宿を6時半に出て
乗り合いjeepは9時ごろ出発したにも関わらず、、
夜中の2時半まで足止めをくらって
やっと道が開いたというところまで書きました。
2時半ごろに窓をたたかれ道があいたとわかりまわりが騒がしくなってきた。
まだ車が進んでいないのに我先にと詰め寄りつつクラクションを鳴らしまくるのインド人。
やっと再スタートっす。。
寝ている人もいるけど音楽もガンガンかけていざ出発!!!
まだ道は開いていないけれど、早くも片側3列が出来上がる。
わがままなインド人はぐいぐい前へ詰めてくる。
そして急激に斜め前に食い込んでくる、、。
両サイドのミラーを見てみると10センチ未満の幅。
道は開き少しずつ進むって思うじゃないですか、、。
おそらくぶつけてもいいやって気持ちと、どんなことをしてでも前へ出たい気持ちがあって以外にもすいすい進む(笑)
運転はまあうまい(笑)
2.5キロのトンネルを通って、
山を下る。
この辺りまで来ると車も少なくなってくるし、
もちのろんで街灯もないのでめっちゃ暗い。
車のライトは弱くあまり見えない。
対向車が来れば真っ白になりほぼ視界はなくなる。
それでも彼は猛スピードで飛ばして、前の車を命がけで追い抜いていく!!!!!
突然車を止めたと思いきや、商店に猛ダッシュしてタバコを吸いながら帰ってくる。
またすぐに車をとめて今度はマッチを買ってきた。
タバコとマリファナは彼のガソリンみたいなもんなのでしょうがない気もしてきたが、、
真っ暗の視界が悪い道でマッチでタバコに火を付けながら運転するのは怖かった!(笑)
ぼこぼこくねくね道をときどきブレーキを踏みつつ飛ばしていく!
彼はポケットから薬のようなものを取り出した。
昼間に持っていた青いカプセルだ。
数個を一気に口に含み、シンガポール人の水で流し込む、、。
通行止めで停まったり、進んだりを繰り返しつつ進む。
その間俺は夢の国へ出かけていたが、、
空が少し明るくなってきたころ車が停車していることに気が付いた、、。
トイレついでに様子を見に行く。
するとがけ崩れを直している際中だった!
近づくとこぶしよりも大きな石が上からごろごろと落ちてくる。
そんなに大きな石ではないけれど当たれば大けがもしくは、死ぬ。
野次馬ができていて、ハビルもそこにいた。
何回か崩れてきたけど、
多少おさまったすきにショベルカーとかで一気に土砂を崖の下に落として、
少し落ち着いた間に通り過ぎるというものだ、、。
めっちゃ危ない。
車に乗りこみ再出発!
インド人がぐいぐい2,3台同時に両方向から来るのでがけ崩れのところで動かなくなったときはまじでインド人ありえへん!!!と思った。
落石なんかでケガしたくない、、。
頭おかしすぎる、、。
軍隊もそこにいるんだからなんとかしろと思った。
その横を羊飼いが通ったりする、、。
まさにカオス
それが30分ほどの出来事。
そしてトラックが崖から落ちているのを発見したりもした、、危ない、、。
いったん休憩を挟み、
長いトンネルを抜けると、、
徐々に暑くなってきた。
そして午前10時にジャンムーへ無事到着した。
宿を出てから27時間ちょい、シュリーナガルを出発してから25時間だ!!!
遅れすぎ、、。
まさにファッキンドライブである、、。
んで、
移動という戦いはここで終わりではなかった、、(笑)
ここはジャンムーで俺はデリーまで行く!
地獄の移動、第2章はじまりである。
ジャンムーからニューデリーへ
まあ、こんだけ車が遅れると乗っている人とも仲良くなる。
シンガポール人のジェーンはアムリトサルへ行くのでここでお別れだ。
そして名前忘れたけど乗客の一人がデリーへ行くので一緒に行くことにした。
すぐに来るデリー行きの電車に乗るために急ぐ!!!
彼についていけばインド人なのスムーズに行く。
10ルピーのバスでジャンムーの駅まで移動する。
一人が荷物を見て、ひとりがチケットを買いに行く。
もちろんスリーパーはないのでジェネラルのチケットだ。
ここからデリーまでは10時間くらい(笑)
10時間ジェネラル、、考えただけで吐きそうだ、、(笑)
ジェネラルっていうのはいちばん下のクラスで、なんなら検察もないのでチケットなしで乗ることができる。
彼が言うにはジェネラルに乗るインド人でチケット買う奴なんていない!!!
疑うならその辺の人に聞いてみろとのことだ。
俺たちはTTというチケットチェックする人に電車の中でスリーパーの席を交渉する予定なので一応チケットを購入した。
185ルピー(350円)という安さ。
ホームへ向かう。
駅で30ルピー(50円)でカレーが食べられるくらいなので185ルピーがどのくらいの価値があるかはわかるだろう。
スプーンはくれたけどめっちゃ小さい!!!(笑)
それよりもこいつ!!!
直接手で米よそってきやがった!!!
これできったねー無理っていう人はインド旅行は少しお金がかかる。
きれいかどうか不確かな手、お札とかうんこを触ったりする手でぺたぺた触るし、、
はい、考えるのはやめましょう!(笑)
ジェネラル車両は電車が来て、停まる前から争いがはじまる!!!
電車の停車位置をいち早く見分けて、走り出す!!!
電車と並走する!!!
そして一目散に席を確保しに行くんだが、、
もちろん席なんかあるわけはない!!!!!
強引に、力業でスペースを確保する(地べた)
持っていたデリーで野宿した際に使用したレジャーシート敷いて落ち着いた。
TT(検察官)と交渉してスリーパーの席に替えてもらおうとしたのだが、、
俺は外国人で、彼はインド人でもカシミール出身のだから公式のTTでさえぼってくる。
インド意味わからん。
隣の地元のおばさんに交渉させようともしたけれど、その作戦は失敗に終わった。
俺たちは地べたに座ることができたが、、座ることすらできない人もいる。
ちょっと余裕があるときに撮った写真
かわいい子供
こんな混雑した中で一人で人シート全部使って、寝てるやつもいるので驚くよね、インド!!!
みんな地べたに座ったり1シートに6人くらいで詰めてんのに、、。
はじめは座るので精いっぱいだったけれど、扉を開けていい位置に移動できた!!!
暑いけど、、景色は見れる!
地べたに座っているのでけつがいてえ、、
でも、なかなかのポジショニングで体制を変えることができない、、
後ろにインド人がいるので容赦なくもたれといた。
一緒にデリーまで行くことになっ彼は独身で仕事でデリーに中古のパソコンを仕入れてシュリーナガルに持って帰ってそして、売るそうだ。
英語も話せて、外見も少しインド人の中ではリッチそうに見える彼だけど、
月収はなんと10000ルピー(1万6千円)と言っていた。
日本円で2万円もない、、。
100000ルピーの間違いではないかと思ったけど、テンサウザンドルピーって言っていたので間違いはない。
家は所有しているらしいが、どうやって生きていくんだ、、。
荷物も数時間経ってようやく棚に置くことができ、
少し大きな駅で人が動くときに協力プレーで上のシートをゲットできた!!!
こんな感じ(笑)
前の席で一人で人席使っているシク教徒
席を手に入れたかったので、、
このシク教徒に話しかけてと仲良くなって降りるときに席を譲ってもらう作戦は成功した!!!
こんな風に二人で人席だけどジェネラルでここまでできて十分な気がする!!!
この辺りから彼は少しわがままになってきた。
水をくれ、シートを枕にするから貸せ、腹減ったクッキーくれと、、
変化を感じた俺は少し彼のことを警戒しはじめた。
優しくしといて、去り際にパクるとか、信用させといて、、とかいろいろあるし。
とりあえずインド人はそんなに深く信用しないほうがよさそうだ!
インド人の友達がいたら楽しいかもしれないが変にリスクを取ってまでは作ろうとは思えない。
とりあえず今はその場が楽しくて、無事にすごせればいい。
それからまた向かいの席にも陣地を広げたり、
彼が下で座りに行ったので、
デリーまであと4時間くらいってところで
完全に一席を確保できた!!!
ジェネラルでこれができたのは嬉しい。
個人的にインドに勝った瞬間!(笑)
今となればジェネラルも居心地よく感じてくるが、それは席を勝ち取れたのと、まわりのインド人と仲良くなったからであろう。
なんとなくわかった。
インド人と気持ちよく接するコツは図々しくなること。
郷に入れば郷に従う的な感じだ。
ジェネラル車両に乗ったのは今回がはじめてではないが、
まあ、できればジェネラルには2度と乗りたくないな(笑)
シュリーナガルの宿を出てから約40時間
シュリーナガルを出発してから37時間が経って、
夜22時にニューデリーの駅に到着した。
でわでわ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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